1週間遅れですが、3月28日の土曜に神奈川県綾瀬市にある在日米海軍厚木航空施設へ桜祭りに行ってきました。
一言で言えば基地開放です。
厚木には飛行展示がなくなった航空ショーの次の年に1回行ったきりなのでずいぶん久しぶりでした。
朝早いうちの新幹線で新横浜駅へ。
そこで
GREAT☆ONEさんと合流して厚木航空施設へGO。
曇天で今にでも降りそうですが、そこはミスター雨男の私の力で
降らせてやる!是非青空をよみがえらせよう!
というのはさておき、さあオープンです。
開門したのでゲートへ。
ゲートでは簡単な持ち物検査と・・・え?本人確認?
私は運転免許証と保険証は肌身離さず持ってるのですが、持ち歩かない人きっと多いですよ?
「運転免許証がない人は住基カードやパスポートでも結構です」
・・・そんなの持ち歩いてる人もっと少ないよ。
やはりあちこちでトラブルがあったようです。
事前に身分証明書をもってこいという情報流してないから当然だよなぁ。

ゲートをくぐるとA-4E攻撃機の用廃機がゲートガーディアンとしてたたずんでいました。
A-4攻撃機は軽量小型の攻撃機で米海兵隊と海軍を中心に世界の多くの国で使われていました。
最近では映画「トップガン」で教官が乗る戦闘機として銀幕に登場していますが既に米軍からは全機が退役、今ではシンガポールやブラジル、アルゼンチン、イスラエルで少数機が使われているのみのようです。

同じくゲートガードになっていたF-4J戦闘機です。
日本のF-4EJ/EJ改と比べると機首の形が大きく違うことがわかります。

厚木航空施設消防局のハイエースと4ランナーです。
赤くないと消防車両って感じしないなぁ。

ゲートから延々と歩くこと20分。
ようやく会場に近づいてきました。
日章旗と星条旗がならべられて開放日をお祝いしています。
国旗を吊るしてある紐の基部に注目。
はしご消防車を使ってます。

そのはしご消防車。
どこから見てもアメリカンです。
やはり左ハンドルなんですね。

こちらも消防車。
色が黄色だとかなり凄みがあります。

劇場版TRANSFORMERSでトランスフォームしそうなぐらい存在感のある消防車ですね。
え?飛行機や艦船などと比べてやたら説明がいい加減なのは何も知らないからだろうって?
正解!(笑)

いよいよ会場に到着しました。
ずらりと並ぶ航空機に気分も高まります。
が、ちょっとここで目に入ったものを。
山積みの超大型の爆弾!
・・・ではなく増槽(空中で投棄できる燃料タンク)です。
F/A-18戦闘攻撃機に搭載して機体スペース上、機内に搭載できない燃料を機外にぶらさげて航続距離をのばすためのものです。

会場の奥側には米海軍第5空母航空団のF/A-18戦闘攻撃機がズラリと翼を休めていました。
では地上展示機、いってみよ~!

第30艦隊兵站支援飛行隊第5分遣隊のC-2A輸送機です。

何かに似てますね。
そう、E-2早期警戒機をベースに輸送機にしたのがこのC-2です。
乗員なら39名、貨物なら8トン弱を搭載することが可能とされています。
もちろん空母での離発艦が可能で、C-2は作戦行動中の空母への乗員や貨物の輸送任務を行う輸送機です。

第136電子戦攻撃飛行隊 通称”籠手部隊”のEA-6B電子戦機です。
EA-6はA-6攻撃機をベースに開発された電子作戦機で、敵部隊に対する電子妨害(強力な妨害電波を出して通信妨害やレーダーを麻痺させたり指揮管制システムを混乱させたりする)するための航空機です。

EA-6Bを後ろから。
垂直尾翼の先端がもっこりしてますが、この中にはAN/ALQ-99電子戦システムの通信妨害装置が入っています。
その形から「フットボール」と呼ばれてるそうな・・・

EA-6BのAN/ALQ-99電子戦システムの電子妨害装置です。
赤いカバーがついていますが、この中にはなんと風車(!)が入ってます。
この風車によって発電して電子妨害装置の電力を供給するそうな。

これは怖いw
第136電子戦攻撃飛行隊のこけし人形です。
なぜこけし人形・・・

第14対潜ヘリコプター飛行隊 通称”軍馬部隊”のSH-60F対潜ヘリコプターです。
この後で紹介するSH-60B対潜ヘリコプターと比べると各所が異なっています。

SH-60F対潜ヘリコプターを後ろから。
「Chargers(軍馬部隊)」とそんなに自己主張しなくてもよろしい(笑)
機体左側面には鷲とFUJI-YAMAが描かれてます。

なぜか操縦席上側のフェアリングに仁王立ちするクルー。
機体右側にウインチが見えますが、これは空母に搭載しての運用のため艦載機が事故を起こした場合の救難活動等にも用いることができるためのようです。

SH-60F対潜ヘリコプターの操縦席です(もちろん撮影OKとったよ)。
2つの大型ディスプレイが象徴しているようにデジタル化されていることがわかります。

SH-60Fを右側面から。
こちらにはFUJI-YAMAと葛飾北斎風の高波が描かれてます。
SH-60F対潜ヘリコプターはSH-60Bから発展したもので航空母艦に搭載して空母戦闘群周辺の対潜活動を行います。
いわば「内線防衛」を担当する対潜哨戒機で、機外に吊り下げ式の水中ソナー(ディッピングソナー)を装備して対潜監視を行うほか、対潜魚雷を装備します。
また対潜以外に警備や救難活動に用いられていて写真のように機内にキャリバー.50機関銃を搭載することもできるようです。
ではここでちょっと休憩。
展示機を一通り見たお昼頃、
藤原りなさんと合流してお昼の休憩や2度目の地上展示の見学をしました。
お昼ですがさすがにアメリカンですね。
パサパサのパンにソーセージが1本だけ(ケチャップは自分で塗れというタイプ)の大変シンプルなホットドッグを2つ食べました。
あんまり美味でないのはお約束です(笑)
その2へ/
その3へ/