
米国での同時多発テロからはじまったアフガニスタンでの対テロ戦争ですが、海上自衛隊は実に8年にも及ぶ献身的な補給活動を行ってきました。
テロリストの封じ込めや根絶は世界の安定化・平和にはなくてはならない闘いです。
新政権が補給活動を中止するという方針をとったため、15日をもって作戦が終了、撤収へとなったわけですが、産経新聞の記事
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100114/plc1001142104012-n1.htm
あの脱税宇宙人、補給活動は「意味がなかった」なんて平気で言っています。
自衛隊の最高指揮官の内閣総理大臣の言葉とは思えません。
例えば会社の社長が献身的に会社のために働いている社員に対して「キミの仕事は意味がないよ」と言うでしょうか?
少なくともまともな会社では言葉を選ぶはずです。
数ヶ月にわたる命がけで過酷な任務を何年も続けていって、確実に世界から高く評価をされていることに対して、首相本人が「意味がなかった」と言ったわけですから。
補給活動については政権の思想(中華思想じゃないの?)で不要と判断したのですからそれについて言うつもりはないですが、政権が違えど自分たちが命令して過酷な任務に送り出してるわけです。
少ない予算と限られた人手、艦船をやりくりして、日の丸を背負ってインド洋に行ってるわけです。
海上自衛隊に対して失礼にもほどがあります。
海上自衛隊の補給活動は米国はもちろん、欧州諸国、特にパキスタンから非常に高く評価されています。
パキスタン海軍は海上自衛隊の補給に評価されているのは数字からも現れています。
http://www.mod.go.jp/j/news/hokyushien/jisseki.html
防衛省のサイトをみるとパキスタン海軍への補給が群を抜いていることがわかります。
パキスタン海軍が洋上補給ができなくなると対テロ作戦全体に影響が出てくると思います。
時事通信の記事
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010011500847&rel=j9
ちなみに意味不明な宇宙人の言葉でたった一つだけ正論だなと思ったのはこれ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100115/plc1001151005003-n1.htm
「金に問題あるのが判っているのに、あんたら国民が俺たちを選んだんだよ」
本当にそうなんだよね。
写真は今まさにインド洋に行ってる補給艦”ましゅう”(満載排水量25000トン)の横須賀での姿です。
海上自衛隊の皆さん、本当にお疲れ様でした。
Posted at 2010/01/15 22:38:17 | |
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