朝起きたらなぜか急に「浜名湖に遊びに行こう」
なんて思っちゃいました。
あ、競艇じゃないよ。
土曜に気持ちよく晴れるのは久しぶり?なこともあってドライブにいきたかったですしね。
ということでちょっと遠出して静岡県の浜名湖に行ってきました。
ちなみになぜ浜名湖なのかは特に意味はありません(笑)

まずは湖西市の新居にある新居関所跡です。

新居には江戸時代につくられた関所跡が残っています。
関所は軍事政権である江戸幕府の秩序維持システムとして欠かせないもので、新居関所(正式には今切り関所といいます)もそのひとつです。
交通の要所の東海道に今の豊橋と浜松の間に1600年に設置されました。

この物々しい入り口をみよ!
400円という金子を払うと非常に厳しい取り調べもなく簡単に入らせてもらえるぞ。
ちなみに右側に見える建物は資料館です。
資料館の中は撮影禁止です。
では中にはいってみましょう。

非常に物々しい形相でお役人様がにらんでいます。
ここで関所破りなんかしたら磔なんでしょうね(^^;
今切関所は1600年に設置されましたが地震や津波でたびたび破壊され、場所も移動し、1855年に今の場所にうつってきました。
1869年(明治2年)に関所は廃止され、日本各地の関所は取り壊されましたが新居関所は地元の人が取り壊さずに小学校や庁舎として利用するようにすすめられたために建物は平成になった今も現存しています。
建物が現存する関所はここ新居関所だけです。

面番です。
通行する旅人を取り調べて通行手形を発行するところですね。
背部に弓や槍(別の部屋には銃もあり)などの装備が置かれていますが、関所の役人の武器として秩序維持の機能と、こうやって見せ付けることで関所破りを防ぐ抑止効果をねらった機能を目的にしたようです。

こちらはあらため女。
「入鉄炮出女」という言葉があるように、首都の江戸の秩序維持や内乱防止のため、首都に入る武器は厳しく制限されていました。
また、参勤交代で大名の妻や子が事実上の人質にとられていたため、江戸から逃げてこないかを確認するため、江戸から出る女性を取り調べしていました。
「関所」といえば旅ですが、旅といえば旅籠はかかせません。
新居関所跡のすぐ横に当時繁盛した旅籠が公開されています。

旅籠「紀伊国屋」です。
本屋じゃないよ。

中はこんな感じ。
資料館でもあるので当時の宿泊客がどんなものを食べ、どんな感じですごしたかがわかるようになってます。
紀伊国屋がいつ頃営業を始めたのかははっきりしませんが、紀州藩の御用宿になっていたので少なくとも元禄時代頃には営業をはじめていたようです。
部屋数12、総畳数62と比較的大きな旅籠だったようです。
残念ながら明治7年に消失してしまいましたが、立て替えられ昭和30年代まで営業が続けられていました。

こちらは2階の寝室。
どこか落ち着きがあるといいますか、懐かしいような・・・・・
というか、広さは狭いですが在所の雰囲気がこれに近いものがあります(笑)
箪笥などがないことが面白いですね。

台所です。
食事が豪華になると名物のうなぎなどが食べられたようです。
宿泊料は平均で200文~300文ということなので、だいたい1泊2食付で今のお値段にして4000~6000円と、意外にリーズナブル?

お・ふ・ろ♪
由美かおるのサインがありますが・・・・(笑)
やはり日本で一番お風呂が似合うといえば由美かおるなんでしょうね。
お約束のシーンですし。
はい、こんな感じで新居関所跡を見学してきました。
私もミリタリー関係の史跡以外でも見に行くんですよ(笑)
Posted at 2010/06/06 15:08:49 | |
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