
ちょっと遅れましたが、航空雑誌と艦船雑誌の二大雑誌「世界の艦船」と「航空ファン」をゲットしてきました。
まぁ航空ファンをゲットしたのは火曜だったんですが、そのあとバタバタ忙しくて袋から出してすらいなかったんですね。
まずは航空ファンです。
今月号の特集は厚木のスーパーホーネットです。
厚木を拠点におく第5空母航空団はこのたび第195戦闘攻撃飛行隊がF/A-18CからF/A-18Eに機種更新を終えたことで4個の戦闘攻撃飛行隊が全てスーパーホーネット化しました。
トムキャット×2個とホーネット×2個だった空母航空団の戦闘/攻撃飛行隊の編成ですが、F-14が用途廃止になってからはスーパーホーネット×2個と従来型ホーネット×2個になりました。
このうち従来型のF/A-18は将来F-35に改編される予定ですが、第5空母航空団は4個すべてがスーパーホーネット化となったわけです。
これは米海軍の空母航空団で初です。
F-35の開発が遅れていることが原因といわれていますが、新型機は初期にトラブルをおこすのがお約束ですから、米本土から遠く離れた極東で安定した作戦能力を維持するためにはF-35ではなく従来ホーネットに統一してしまうのが合理的なのかもしれませんね。
従来型ホーネット比べて高い作戦遂行能力をもつスーパーホーネットを集中配備させることは世界で最も不安定な日本周辺の情勢を考えると大きな意味がありますね。
(ヴェトナムと中国が実弾を用いた衝突寸前の事態になってるのはご存知ですよね)
もうひとつの特集・・・ではないのですがブルーインパルスの訓練再開も大きな意味を持つ記事ですね。
震災で松島基地に甚大な被害をうけ、使用機の1機が水没するほか、機材の多くを失ってしまいました。
アクロ機とメンバーは無事でしたがとてもアクロをする状況ではありませんでした。
ブルーインパルスのメンバーは空路と陸路をつかって松島基地や周辺の復旧作業を行ってきましたが、もちろんアクロバットチームは技量が重要ですから長期間訓練しないことは技量維持にかかわります。
ブルーインパルスの飛行展示にはまだまだ壁がありますが、訓練再開はその第一歩として大きな意味がありそうですね。
復興した美しい東北の青空にブルーインパルスのスモークが映える日を心待ちにしています。
気になる記事はグラビヤの美しいタイガーミートの記念塗装や米海軍航空100周年記念もありますが、やはりYS-11-TAを使っていた海上自衛隊の第205教育航空隊の解隊でしょうか。
日本が生み出した傑作機YS-11もいよいよ終焉に近づいてるのかと思うと寂しいですね。
他に神風号の生涯やロシアの航空戦力の近代化も興味深かったです。
精密誘導兵器の運用やUAVの運用をロシアもまた勧めているんですね。
日本にとって潜在的な脅威ですからジリ賓になってくれたほうがいいんですが(笑)
次「世界の艦船」
こちらはずばり世界の空母です。
現代海軍の象徴としても作戦能力の規模としても空母は別格なものがありますね。
先日はジェラルド・R・フォード級の2番艦の名前が「ジョン・F・ケネディ」にきまったこともあって空母は注目されていますね。
そのフォード級のCG想像図やロシヤのA.クズネツォフの近影、リヴィアでの航空作戦に参加している”シャルル・ド・ゴール”や”カブ-ル”、本来なら日本国民の大部分が関心をもたなければならない中国の練習空母”施琅”の近影がとりあげられているなど興味深いですね。
米海軍は”ニミッツ”級の後を継ぐ新世代原子力空母としてフォード級を建造していますが、現在のニミッツ級と何が違うのかを判りやすく解説しています。
見た目はニミッツ級とたいしてかわりませんが、省力化(同程度の規模の超大型空母なのにニミッツより乗員が1000人少ない!)やカタパルトの電磁化など興味深いです。
カタパルトを電磁化すると、射出させる対象物の重さによって射出速度を変えることが出来ますから、艦載機への負担を小さくさせる効果もあるんですね。
ちょっと余談。
空母って舌かみそうな名前があります。
スペインの軽空母は「プリンシペ・デ・アストゥリアス」
イタリアの軽空母は「ジュゼッペ・ガリバルディ」
インドが就役させようとしている空母は「ヴィクラマディチャ」
タイの軽空母ハチャクリ・ナルエベト」
今はもうありませんが、かってアルzネンチンが1960年代に就役させた空母は「ベインテシンコ・デ・マーヨ」
3回づつ噛まずに読めたらほめてあげよう(笑)
さて空母がらみで気になる記事ですが、英国の空母でしょうか。
英国はシーハリヤー戦闘機を3隻の空母に搭載していましたが、財政悪化で空母2隻を退役、戦闘機のハリアーも退役させちゃいました。
今は残った1隻をヘリコプター空母として使っています。
その後継として大型空母のクイーン・エリザヴェス級2隻を建造するのですが、これも予算削減のためにせっかく2隻作っても2隻目が完成した時点で1隻目を予備役にまわすんだそうです。
海外に売るなんて話もありますが、英海軍の空母運用はどうもブレブレのようです。
ハリヤーを退役させて現在艦載戦闘機はないのですが、リヴィアへの航空作戦でイタリヤやフランスが空母を派遣してるのに英国は空母を出せないことがよほどショックなのか、退役させたハリアーを復活させる可能性もあるとかないとか・・・・(てっきり既にスクラップになったのかとおもったら作戦可能な状態で保管されてるんだそうです)
そういえばインドが現在調達を目指している新空母”ヴィクラント”ですが、そこに描かれた
予想CGがど~もきになります。
MiG-29と紹介されていましたがこれ・・・F-15Eなんでは・・・・(^^;
さて他に気になるものとしては震災時に津波を避けるために港から脱出して巨大津波と遭遇・突破したフェリーとタンカーの
写真は息を飲みました。