
発売日も近いですからね。
ゲットしてきました。
航空ファンの表紙はF-2戦闘機!
特集はずばり「日本のマルチロール戦闘機F-2」
ストレートでいいですね(^^)
F-2好きな私にはたまりません。
航空写真って撮る人が少ないので写真を見ると「あ、○○さんだ」ってなんとなくわかりますし、個性が出るのも面白いですね。
グラビヤでは
AAM-3×4+AIM-7×4+増槽×1という空対空フル装備機
AAM-3×2+ASM-2×4+増槽×2という対艦ミッションフル装備機、
AAM-3×2+JDAM×4+増槽×2+FLIRという精密攻撃形態機
という全く異なる装備を搭載しての編隊です。
いやあ、F-2がマルチロール機なんだなと感じます(^^)
それにしてもよくよく考えればすごいですよ?
重たい対艦ミサイルを4発もかかえる上に自衛用の空対空ミサイルと巨大な増槽搭載してるわけですからね。
ベースとなるF-16と比べると主翼が大きくなったことで機外搭載ステーションが増えましたから日本の運用思想に合った形なんでしょうね。
これが外国機をポンと買うだけだと必ずしも運用思想とマッチしないんでしょうね。
もちろん記事にはF-2の開発や機体データについての記載もありましたよん。
面白いのはキャメラマンの記事にある機体特性のところでしょうか。
AOAをあげていってもバフェットが発生しないんだそうですが、逆に言えば限界を知る兆候をつかみづらいので計器や警告音によく注意しなければならないんだそうです。
その他にはベルギー空軍のタイガーミート参加予定だった機体の空撮なんかがありました。
F-16AMを装備するベルギー空軍第31飛行隊は戦術核攻撃任務を与えられている唯一の核攻撃飛行隊なんだそうです。
欧州では核兵器を保有しておらず有事に米軍の核兵器を攻撃に使うことになっていますが、ドイツのトルネードなどがそうだとは聞いてましたがベルギーもその一端を担ってたんですね。
またロシア航空戦力の組織変更なども興味深いです。
気になる記事はF-22全機が飛行停止になったことでしょうか。
去年秋にF-22がアラスカで事故を起こしましたが機上酸素発生装置の故障があげられたそうです。
致命的な問題点と判断されて飛行停止なんだとか・・・
また航空自衛隊のC-130輸送機ですが気象レーダの部品が枯渇したために改修するんだそうです。
補給部品の安定供給って重要ですものね。
世界の艦船のほうは特集は「高速軍艦」。
表紙はUSSインディペンデンスですが、速力はなんと40ノット!
恐ろしく速いですね・・・
と思ったら同時に採用された沿岸海域戦闘艦”フリーダム”級は45ノットなんだとか。
沿岸海域戦闘艦として比較検討のうえ、どちらかを採用する形を予定してつくられたインディペンデンスとフリーダムですが、結局両タイプを併用採用することになりました。
それにしても外観は従来の艦船の正常進化という感じがしたフリーダムに対して、ギョっとするぐらい未来的なインディペンデンスですが、全く違うように見えて同じ目的のために開発されたのが面白いですね。
ただ、高速を得るためにどうも航続距離は短いようで排水量が同じフリゲイトで比較すると1/4~1/2ぐらいになるんじゃないかとあります。
モジュール交換で装備をガラっとかえることができる沿岸海域戦闘艦ですが、どういう運用をしていくのか気になりますね。
気になるといえば特集の「放射能汚染下の海上作戦」です。
もちろんまだ全部は読めていませんが、非常に興味深いですね。
ちなみに

海上自衛隊の護衛艦ではこんな感じで対生物化学兵器・放射能防禦の洗浄を行います。
誌面ではTOMODACHI作戦に参加したUSSロナルド・レーガンの飛行甲板洗浄作業の様子の写真もありました。
洗剤でデッキブラシをもって総員でこすって、上の写真のようにシャワーで洗い流します。
気になる記事というか心を打たれる記事ですが、やはり震災関係ですね。
海上自衛隊の掃海母艦”ぶんご”同乗ルポですが、掃海部隊では潜水士が行方不明者の捜索を行っています。
もちろん震災から何日も何十日もたっていますから遺体の収容になるのですが、大量の水を含んだ遺体は腐敗して肉片が崩れ落ちてしまいます。
そのために毛布やシートをつかって遺体をくるんでいます。
隊員には想像できないほど精神的に過酷な負荷がかかってると思いますが、ある潜水士はこう口にしたそうです。
「遺体を発見したときには”収容”ではなく”お迎えにきた”と思うようにしています」
こういう方々がいらっしゃることを知ると私は日本に生まれてきて本当によかったなと思います。
そういえば国家公務員の給料削減は自衛官も含まれますが、どう思いますか?