M570のチャタリングを修理する

ここ15年近く、マウスではなくトラックボールを使っている。
ずっとロジクール。いまはM570とM575。
自宅デスクトップのM570の左ボタンがチャタリングを起こすようになった。

チャタリングを起こすと、シングルクリックがダブルクリックになったり、ドラッグ&ドロップや範囲指定がうまくできなかったりする。
以前は、互換スイッチに入れ替えたりしたこともあった。
でも、もっと簡単な方法があった。
これ、接点復活剤を使う方法である。

まずは、M570を分解する。
裏側では1本しか見えないが、フットを外すと隠しねじが3本出てくる。

残る1本の隠しねじは、電池ボックスのシールの裏。

この5本を外すと、基板が見えるようになる。

左クリックボタンは、omronのマイクロスイッチ。

このマイクロスイッチに、接点復活剤を塗布する。
接点復活剤にノズルをつける。
一度ティッシュに接点復活剤をから拭きし、ノズル先端に液を溜める。
その液をマイクロスイッチの白い部分につけると、液がマイクロスイッチの白いパーツを経由して中に浸透する。
余分な液を拭き取り、スイッチを何回か押す。
心配であれば、もう一度液を浸透させる。
くれぐれもスイッチに直接スプレーしないように。
元に戻せば、おしまい。
嘘みたいにチャタリングが治っているはず。
ちなみに再度分解することを考え、電池シールの隠しねじはつけません。(笑)
よい子はまねしないように。
これであと数年、使うことができる。