
※この文章は2020年9~10月頃に書いたものです。
投稿時期を逃し「ドラフトと合わせて改変したもの」を以前載せているため、重複する内容があります。
※※敢えてこれを載せるのは、②の前フリのため。
別にファンではないけれど、というかアンチだけれど。
中日同様、好きな選手・気になる選手が多いので、指摘しておく。
北海道民はミーハーだと思ってる。
5年10年のサイクルで、気持ちがうつろう。
あれだけ熱狂的に応援していた前知事の名を、今や誰からも聞くことはない。
参加チーム数増加の一途だったYOSAKOIソーラン祭も、既に減少傾向(まぁ祭に参加しない独自路線のチームもあるけれど)。元々は学生の交流イベントだったものが巨大化しただけで、YOSAKOIが嫌いという人も私を含めて多い。
01年にJ1残留した時は満員御礼だったコンサドーレも、結成(移転)10年後には4〜5千人まで観客が減り、今も戻らないことを見れば『強ければ、面白ければ、ファンは戻る』という視点では見られない。
日本ハムの失敗は『「
札幌ドームから去るという事実」に対して、しっかり向き合っていない』こと、それに尽きると考えている。
まず、去るという事実に対して、ネット上では札幌ドームの施設や運営へのヘイトが渦巻いている。極端な話だと『札幌ドームには行かない・物を買わない、現地観戦は移転後までしない』なんて人も。
そうした声に対して『さもありなん』と思ったとしても。球団として営業はしなきゃダメだし、そうした声を打ち消すようなコメントや行動をしなければいけないのではないかと。
ただ来場者全プレだとか『最後まで全力で』という当たり前すぎるCMを打つ
マンネリ企画だけで観客増えるのかね?
そこと通じる話で、FA選手の引き留めや新戦力に関しても、ファン?の底の浅さを感じる。
『ドームとは奴隷契約』なんて言ってる馬鹿が多いのは以前書いたけれど、逆に「20数億程度の
使用料を支払ってるせいで選手を放出せざるを得ない・獲得出来ない」ってんのなら、そんな親会社は退場しろよって話。
そして、日本ハム本体にはそれを出せるバジェットがある。出さないだけで。
球団は独立採算制の方針でやってるのを、ファンなのに知らんのか?と。
引き止めるべき選手・獲得すべき選手。現編成を見て、一貫性があるとは到底思えない。
森本・新庄・稲葉。
中田・陽・糸井。
一時期よりは持ち返したとは言え、現状の外野布陣を見れば、このチームに足りないもの・失ったものがわかる。
このチームは元来
・大エースを中心に粒ぞろいのピッチングスタッフが
・内外野どこに飛んでもしっかりアウトを取ってくれる守備をバックに
・緻密かつ豪放な打撃で奪ったリードを
・劇場型ストッパーが何とか守って勝つw
そんな野球をしていたハズなのだが…。
この人なら1点あれば勝てる!という投手(あるいは投手陣)。
どこにボールが飛んでも安心、という野手。
この人ならなんとかしてくれる!という打者。
ボヤは起こしつつも火ダルマになる前に抑える救援投手
今、いるか?
内野陣はポロポロ、外野、特にセンターは打球が飛んだら単打が二塁打、中飛から二→三塁タッチアップがデフォルト。
そんな守備をアテに出来ないから投手は常に厳しいコントロールを迫られ、球数増えるわ四球でランナー溜まるわ、でエラーで失点。捕手は見え見えのリード。たまにセーブ機会があれば大爆発炎上、みたいな。
最先端の野球をしていたハズなのに、いまや取り残されてる感も。
アレか?新球場は狭くなるから、守備力より打撃力優先なのか?じゃあ新球場出来るまでこんな感じでチンタラやるのね(嫌味)。
何か、外から見てても縛りプレイすぎませんか?と感じるのです。勝つために試合してないよね、守備にせよ、オーダーにせよ。
結果を出した
松本剛や
杉谷拳士を固定せず、結果の出ない
王・清宮を起用して。何かポリシーがあるなら良いのだけれど。
さて。
文句ばかりではつまらんので、建設的な話を。
まずは、上に書いた王と清宮のこと。
多分、王は契約上ファームに落とせなかったのでは?本人が納得する形で下に落とすには、使い続けるしかなかった。それぐらいしか思いつかない程度には、王の打撃は破綻していた。
今は力の抜き具合が良く4割男の片鱗は見せているけれど、多分大活躍したとしても
田中賢介程度の成績に落ち着くかな、と。
それは、助っ人としてどうなのか?少なくとも
同じケンスケでも、近藤健介レベルになければリリースすべきでは?
清宮は、なんか最近特にヒドい言われっぷり。
栗山の愛人・ハンカチ2世・ニヤニヤすんな・所詮お坊ちゃん・逆面接www・運動神経悪い芸人etc…彼を巡る動きを擁護するならば。
・打撃に関しては二軍に居るのは無意味
・フロントのゴリ押しゆえ、監督にも本人にも権限がない
・彼のエラーは下手なりに投手を助けたい気持ちが見えるものも多い、が、基本がなってない部分も
・何でもかんでもベースに足をつけてキャッチしなくてもいい、という小学生でもわかる一塁手のイロハすら教わっていない可能性(実際、大人になってから初めてファーストをやった私がそうだった)
・ニヤニヤではなく、元々子供の頃から天真爛漫に野球をやってきただけ
・そもそも、大田も数字的には『完成形は小谷野栄一』ゆえ、ホームランを期待できる打者は中田と清宮、あとせいぜいビヤヌエバしかいないチーム事情(清宮?と思うかも知れないが、相手投手から見れば失投が真ん中やや外寄りに行ったら高い確率でスタンドに運ばれる怖さがある、だからこそ四球が多い)。
さて、厳しいこと言うぞ。
私は以前(ドラフトの際)こんなことを書いた。
『清宮が日本ハムに入ったら
中田同様、一軍出場に耐え得る守備力と精神力がつくまで二軍漬けの可能性あり』と。
本来であれば
安田(M)のように、今年は二軍でみっちり守備力を磨くべきだったと思っている。
だが、1年目から一軍帯同をさせてしまい、今季も一度も抹消されず来てしまった
今、それをやるのは無意味(今までの時間が無駄になる)。
野村は先輩連中に何でも聞くから伸びる、清宮は聞かないから伸びない、という評論家の声もあるけれど。
聞きに来なけりゃ教えればいい。プロとしてその姿勢はどうか、とか関係ない。育成するつもりなら、相手の人間性を見極め、なだめすかしも大事。
王貞治は教えを請うて伸びた。では、長嶋茂雄は?人それぞれ、教え方もそれぞれ。
※ただし間違えてはいけないのは、王は努力の人・長嶋は天才、というのはイメージでしかないという事実。王の師匠・荒川氏の言葉『王が長嶋くらい練習に取り組んでくれてたら、もっと打ってた』。長嶋は決して能天気な天才ではなく、見えないところで厳しい練習をしていた、ということ。言われたことには真面目に取り組む王・言われる前に鍛錬を積んだ上で指導を仰いだ長嶋。これが真実。
あの子はダメダメ言ったら潰れるよ、多分。
守備ももうキャンプや本番で鍛えていくしかない。誰も彼に名手レベルなんか望んでないだろうし。
彼に言いたいことはひとつだけ。
『今のままじゃ、
ホフパワー程度の成績しか残せんぞ』と。
※数字上は大差ないように見えて、1年目からすれば成長してはいるけれど。
打席での姿勢が悪すぎる。
ヘッドを投手側に向けてタイミング取っても、狙い球が狙ったコースに来ない限り打てない。
そして、その狙い球はきちんと絞れているのか?素人でもわかる攻められ方で凡退している、ということは、
高橋由伸のように『来た球を反応で打って』るのか?それであれば、打撃フォームと整合性がない。
狙い球の絞り方をコーチや中田らに相談するなら、今のままでも数字は上がる。
反応で打ちたいなら、私の打法を伝授してあげたいところだけれど、それは無理なので、
張本さんに打法を一子相伝して欲しい(完コピではなく、打席での心構えと身構えを)。
恐らく、ヘッドを投手側から捕手側に倒すだけで、ヒッチの間合いが変わるから打撃もだいぶ変わると思う。
松中信彦のように、元々パワーじゃなくボールにスピンをかけて飛ばす打撃だから、ヒッチ少なくても打球は飛ぶ。
内野守備にも疑問。
打撃よりもまずは守備、と考えたら、
渡邉諒のセカンドは『ありえない』。
守備範囲が狭い上に、やらかす。対戦相手は一・二塁間を狙ってるフシもある。肩と捕球能力を考えたら、私なら三塁コンバートしますね。
空いたセカンドは
中島を再コンバート、ショートは
平沼固定。これだけでもだいぶ見映えする守備になると思う。
野村?今いない選手のことを考えてもね。今季を見て分かる通り『一塁はシーズン半分は空きポジション』だし、一塁なり左翼なりにコンバートして打力と肩を活かすってのもアリじゃないのか。
外野…私は
西川の守備が我慢ならないんだ。
「日本シリーズのクロマティ」を見ているようだ。これがパワプロだったら、問答無用でレフトにしてセンターは近藤を置くところ。
地面が硬い札幌ドームでのプレイのキツさは、私も一度体験しただけで分かりました。基本的に『フルメンバーは開幕戦とプレーオフ時しか揃わない』前提で見る必要があると思う。
その意味では、外野は近藤・西川・大田の3人に松本を加えた4人体制で回すべきだと思う。センターは松本・大田併用。レフトは近藤・西川併用、ライトは大田・近藤併用で。
※西川がFA移籍したならば、松本が後釜に入って私のイライラは収まる。
そして。
ここまで話したことに全て繋がる話。
『コーチがダメすぎるだろ、この球団』。
こうした話を私のような素人にされそうもない立案能力があった
白井一幸。
投手を運用面精神面で支えた
吉井理人。
いざという時には自らマスクを被り、留学で英才教育まで施した
中嶋聡。
替えの利かない有能なコーチをダダ漏れさせるよね、ここ。
※まぁ、おかげで我がマリーンズは優勝を狙える位置にあったわけだが。
これは、ひとえにフロントの責任である。栗山長期体制の影響も無くはないが、そもそも栗山人脈で引っ張ってきたコーチは
阿井英二郎と
荒木大輔くらいだろう。有能なコーチが抜けたら、同程度の能力を持つ人を探すべきで、内部昇格ばかりでは徐々に劣化して沈むだけ。それが今。
『栗山後』が稲葉になるか小笠原になるか、と思っていたら、あらぬ方向からとんでもない醜聞があり(もしかして選手がFAで逃げ出してたのは、金やチーム内競争ましてや札幌ドームのせいなんかじゃなく、女ひとりのせい⁈)、多分小笠原一択かと。
「コーチ陣はフロントが決める」ってのは、栗山招聘のためのもの。
小笠原なら、東京ハム・巨人・中日の人脈から、違う血を入れることが出来るだろうし、ぜひそうするべき。すぐに。
それは、栗山監督が好きか嫌いか、という話ではなく。
就任時の写真と今、顔を見比べればわかる。年齢より若々しかったのに、今や老人。
それだけ激務なんだろうね、中畑清が吐露したように。
多分、新球場を新監督で!と、球団は今から「とらタヌ」してるんだろうけど、そもそもヒルマンだって就任したのは東京時代だし。
新庄、ダルビッシュ、そして大谷。
日本ハムの浮沈は『特殊能力』を持った選手に支えられてきた。無論、人気面でも。
現在の閉塞感、このまま放っておくと、大変なことになりますよ。
と、老婆心ながら忠告しておく。
札幌ドームは、ドーム自体の物珍しさから野球やサッカーに興味ない人にも訴求力があった。新球場は、しょせん野球場だから、そうした層には響かない。
チームそのものの魅力がなくファンがソッポを向いてる状態で開業しても、三月四月で閑古鳥が鳴くよ。