侍ジャパンの一員として

ＷＢＣで侍ジャパンは２次リーグを１位通過し、日本時間の22日午前中に行われる準決勝に出るために、アメリカに行きました。もう、ここまできたら準決勝を勝って決勝までいってほしいですね。

２次リーグＦ組は、現時点でアメリカとプエルトリコが１勝、ドミニカ共和国が１勝１敗、ベネズエラが２敗となっています。もうベネズエラは厳しいかな。アメリカは勝抜けそうな気がします。残るは．．．プエルトリコだったら面白いかな。

話は変わって、侍ジャパンのメンバーに選ばれている阪神の藤浪投手について、ネット上や関西の阪神ファンからこんな声が上がっています。

藤浪を使わないんだったら、阪神に返して。

現時点で、藤浪投手はＷＢＣ開催前の強化試合と１次リーグの中国戦の２回投げています。中国戦では２回を投げて２四死球の無失点でした。ＷＢＣ出場のために、早いうちからコンディションを整え、大会に臨んでいるのに、たった２回しか出ていないことに、阪神ファンはブーイングのようで。もっとも、２日前に聞いたラジオ番組でも関西のお笑いタレントが「藤浪返せ」と言っていましたが。

２次リーグのイスラエル戦で、９回表は牧田投手じゃなく藤浪投手でもよかったのではという声があります。確かに大量リードの時、無理に牧田投手を使うよりは、藤浪投手でもよかったかもしれません。でも、ここで使われなかったのは、侍ジャパンの首脳陣が手堅くいこうとしたからだと思います（あるいはそこまでの余裕を持てなかったかもしれません）。

チームはアメリカに行きましたが、準決勝の試合前に現地で練習試合があり、そこで藤浪投手が投げるとも言われています。ひょっとしたらそれでもう投げないんじゃないかという心配もありますが、準決勝及び決勝では抑え投手に関しておかしなルールがあり、それに対応するために藤浪投手の出番があるかもしれません。

それに出番が少なくとも、いろんな球団の選手といることで勉強になることがいっぱいあると思います。そういう時を大事にしてほしいですね。出番がなければ控えの選手とともにチームメイトを応援することもできるはず（あっ、でも投手だからブルペンにいなければならないから無理かな）。試合に出て活躍することも選手の役目だけど、一緒になって応援することも大事だと思います。

それに、キャンプ中に不倫相手と密会するような選手がいる阪神にいるよりは、侍ジャパンの一員としてこの大会に参加出来ることの方がはるかに幸せだと思いますね。