引退

先日、「釣りキチ三平」の作者である矢口高雄さんがお亡くなりになったというニュースがあり、「ああこの方も逝かれてしまったかあ」とその時思いました。矢口先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そして火曜日、Yahoo!検索の項目で「水島新司」という名前があったのを見て、「えっ、まさか！」と一瞬思ったのですが、そうではなく漫画家業を引退するということでした。

水島先生といえば「ドカベン」、「あぶさん」、「野球狂の詩」等の野球漫画で知られているのは勿論のこと、日本のプロ野球ファンであり、パ・リーグの南海ホークスファン（当時）でもありましたねえ。尚、この方について調べたところ、メジャーリーグに対してはいい印象をお持ちでないようですね。

水島先生の代表作である「ドカベン」が、清原和博選手（当時）の一言で「ドカベン プロ野球編」へと動き出し、その後「ドカベン スーパースターズ編」→ドカベン ドリームトーナメント編」という風に続いて、キチンと完結させたのはお見事だと思いました。「プロ野球編」第１巻で、ドラフト会議で山田太郎を指名した10球団の監督の心の中のコメントが当時のチーム事情を表しているのもあって、中々面白かったですね。

長きにわたる漫画家生活本当にご苦労さまでした。これからはゆっくりしてください。でも、今の漫画界を見ていると、こういう大作を長きにわたって描き続け、キチンと完結させている漫画家さんって、どれだけいるのかあ？と思ったりしますね。長期連載もいいけど、それをキチンと終わらせることも大事なんですよねえ。