日本テレビ系で昨年10月クールに放送された、連続ドラマ「セクシー田中さん」。原作は同名の漫画で、私はマンガも読んでいないし、ドラマも視ていませんが、連日報道されているニュースによると、この漫画をドラマ化にしたところ、原作者である芦原妃名子さんの意向に反し何度もプロットや脚本が改変されていたため、芦原さんが9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至るまでの事態になったこと。そのことが芦原さんの心を苦しめることになってしまったのか、今月末に芦原さんは自ら人生を終える形をとってしまいました。
このことで、ドラマの脚本を書いていた人や、制作した日本テレビへの批判が殺到することになり、連日このことが報じられるようになりました。
このニュースを知って、漫画の実写化は難しいなということ。そして場合によっては描いている漫画家さんの執筆にも影響を与え、結果原作となった漫画自体がおかしくなるということでした。こういうことは、古くは「いいひと」や「ソムリエ」でもありました。
そして実写化の大失敗でよく取り上げられるのが、この「おせん」。この漫画は、コンビニで特集本が売られていたのを見て購入し、その内容が面白かったので、古本屋で15巻まで揃えました。実写版を見たけど、原作の形など微塵もない内容でした。その結果、原作者のきくち正太先生が大激怒して、連載を一時中断する事態に。のちに連載を再開し、この漫画をキチンとした形で終えることが出来ましたが、あの内容じゃあ、先生も激怒するわなあと思いました。
ひどいといえば、この「最上の命医」もそうでした。ドラマを見たけど、原作要素完全無視でした。途中で視聴をやめてしまったほどです。特に主人公である西條命ってそんなキャラじゃないだろうと思いました。
「Q.E.D.証明終了」も実写ドラマ化されました。こちらはNHKが制作したという点で驚きですが、内容は良くできていた方だと思います。ただし、主人公の燈馬想役に中村蒼さんを起用したため、水原可奈を演じた高橋愛さんより、身長が高いということになってしまいましたが(原作では燈馬想が水原可奈よりちょっと低い設定でしたが、現在では同じくらいの身長になっていますね)。
「鹿楓堂よついろ日和」はアニメ化とドラマ化がされた漫画です。ドラマは視ていませんが、ジャニーズタレントを起用したにしては概ね好評だったようです。
「銀の匙 Silverspoon」もアニメ化と実写映画化されましたが、こちらも好評のようです。
今年の3月にテレビドラマが放映される「からかい上手の高木さん」。
↑見る限りはまあまあかなという感じです。これは視てみようかなと思いました。そして10年後の世界が描かれた実写劇場版の「からかい上手の高木さん」↓。
原作は連載が昨年終わっていますが、どうかそれを壊すことがないようにしてもらいたいですね。
最近、「推しの子」が実写化されるというニュースがありましたが、漫画とアニメでヒットすれば、そういうこともあるなと思いつつ、大丈夫かなとも思いました。この実写版が原作者の心を折るようなことがないようにと祈るばかりです。
Posted at 2024/02/01 02:25:46 | |
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