タイムアライメントを調整してみる。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
タイムアライメントの概念
近い方のスピーカーから出る音を遅らせ、左右のスピーカーの中心で音を聴いているのと同じ状態にする。
図に書いて有る通りです。
2
カロッツェリアのDEH-970のPOSITIONでその機能が働きます。
運転席のFrontRightのポジションで設定します。
付属のマイクを使う事でタイムアライメントやイコライジングも全て自動でやってくれるのですが、
何でそんな音になるの?とデタラメ過ぎて使い物に成りません。
今回、タイムアライメントの調整にあたりwebサイトでタイムアライメントを調整と検索し情報を集めました。
共通しているのは、やはりオート調整ではまともな音には成らない様です。
3
実はDEH-970を購入当初に一度設定はしているのですがONで音質変化してしまうため使っていませんでした。
再度1から設定をし直しです。
メジャーを用意し試聴位置の距離を測ります。
ここで問題が!試聴位置の何処を基準にするかです。
説明書には何も詳しく書いていません。
オートで調整時はヘッドレスト中央とあります。
ネットで設定方法を掲載している方を見てみると
右スピーカーは右耳、左スピーカーは左耳
左耳の後(理由は書いておられません)等
左耳の後と記載されていた方のページは興味深くDEH-970の調整が詳しく書かれて有りました。
ユニークなのは、計った距離をそのまま入力するのでなく右スピーカーの距離を0基準として入力する所です。
TWとMIDの位置は同じものとして考えるほうが良いそうでその意味が私にはよく分かりません。位相が合わず酷い音になるそうです。
私はそれを参考にほろごん式調整で進めて行きます。
スピーカーはタイムアライメント以外全てセッティング完了してからの調整です。
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私の場合はヘッドレストに頭を付け耳の高さの目と目の中央としました。
実際の運転ではヘッドレストから頭を少し離すので丁度頭の中央を基準としました。
測定距離
High 左100cm 右65cm
MID 左130cm 右110cm
LOW 左127.5cm 右127.5cm
数回計り直して一番数値が重なる物を採用
LOW サブウーハーは1台の為数値は同じです。
右ツイーターの65cmが一番近いのでそれを0基準にします。
High 左36.25cm 右0cm
MID 左65cm 右45cm
LOW 左62.5cm 右62.5cm
Highの左36.25cmは35cmの数値が無く一番近い36.5cmとしています。
右MID・ドアスピーカーも右ツイーターの距離を引く事でツイーターと同じタイミングで音が出ている理想の点音源と考えました。
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早速試聴です。
夏場は屋根の有る駐車場で無いとやってられません。
以前の調整よりも良くなっています。ぼやけた感じが減りくっきりとしました。
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音はこの様な配置で聞こえます。
右スピーカーは仮想的に右に有る様に遅れて音が出ているだけで実際に右スピーカーから音が出ているのは同じで遠くから聞える訳では無い様です。
よくよく考えると当たり前ですね。ホームシアターのサラウンド音場とごっちゃにしていました(汗。
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一応、左右のバランスでタイムアライメントの違いを確認してみました。
左の音量を上げて右と同じ音量に合わせましたがタイムアライメントの方が全然聞きやすいですね。
バランスをセンターから少しでも動かくとバランスのスイッチが入り音の劣化するのが分かります。
残念ながらタイムアライメントも機能させる事で音が劣化するのが分かるので、音の鮮度と癖の無い音から普段はやはりタイムアライメントはOFFで使う事に成りそうです。
8
それ理想です。
スピーカーは Sonus faberで・・・。
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