30プリウス エアコン徹底洗浄の巻【長文注意】

ちょっと写真撮ってないのでアレなんですが、タイトル通りエアコン徹底洗浄しました。

先日ACオフで乗ってると、やはりそこはかとなく前オーナーの香りが漂ってきます。
ついでにホコリというかカビというか、そんな感じも。
エアコンフィルタを交換した時、エバポ近辺にアクセスしやすそうな予感がしたので、常ならば吹き出し口からシューで済ませるところ、直接エバポを洗ってやるぜ！と奮起してみました。

用意するものは以下。
①園芸用電動噴霧器
②アース製薬 エアコン洗浄スプレー Nextplus
③アース製薬 くるくるバブルーン お風呂まるごと
④家庭用万能洗剤 マイペット
です。

なんでクルマのエアコンにお風呂やねん、という事になるのですが。


これですよこれ。
このノズルが良いでしょう！
こいつを使ってエアコン洗浄スプレーの液剤を、エバポボックス内に噴霧してやろうというわけです。

もちろんそのままではくるくるバブルーンがエバポボックスに充填されてしまうので、ノズルの付け替えが必要です。



そこはそれ、エアコン洗浄スプレーとくるくるバブルーンが同一メーカーなのですよ。
ノズルくらい付け替えれるやろ、と思って買いましたが、普通に付け替えられました。
アース製薬万歳。魔改造魂万歳。
※流用はあくまでも自己責任でお願いします。筆者は一切の責任を負いませんよー

さて本題。

そもそもエバポボックスにアクセスしやすそう、と言いつつ、本当のところはどうなんだ？と、実際にバラしていきました。
まず、エアコンフィルターを抜いただけでは、全然届かないです。
なので次。

グローブボックス下の黒いカバーを外して、ブロワモーターを外します。
ブロワモーターは3本のネジで止まってますが、トルクスっぽいネジです。
っぽい、というのは、ちゃんとマイナス切ってくれてますので、マイナスドライバで外せます（笑
ただ、床とのクリアランスがキツいので、全長の短いドライバか、ビットラチェットで作業するのが吉でしょう。
電源ケーブルコネクタを外せばサクッと取れます。

ここでブロワモータのシロッコファンも58万キロぶりに洗浄してあげる事にします。（実はあんまり汚れてなかった。むしろブラシかすの方が多かった。
ファンはモータと一体化してしまってて外せなかったので、モーターに水がかからないよう注意しつつ、マジックリンスプレーとかでつけ置き洗いして天日干ししました。

さてモーターを取り外した穴を見ると。。。
おぉ、なんとかエバポボックスへのアクセスが出来そうな感じです！

先ほどのくるくるバブルーンのノズルではちょっと奥の方まで届きそうにないですが、バブルーンノズルの先端はくるくる回転するのです！
薬剤をエバポボックスに撒き散らす事なぞ造作もないこと。。。
ヘッド流用作戦、いい感じです。

さて、いきなり本丸に本体戦力をぶつけるのは少し慌てん坊のやる事。
ここは①の電動噴霧器で探りを入れるのがDIY通というもの。
水道水を5リットルほど入れて、先ほどのモーター外し穴から奥に噴霧器をセットアーンドスイッチオン！

おぉ。。先端をくるくる回してみると、何やら網状のものに当たったりボックス壁に当たったりする音が聞こえる。
噴霧器の先っちょは大体30−35センチ入ってるので、バブルーンノズル（おおよそ20センチ）はボックス入り口ちょっと入ったところで回る事になるのか。ふむふむ。

で、どうせならファンが回ってるボックス側も噴霧器で洗ってやれ！と近場を攻めたところ。
継ぎ目から盛大に水が車内に漏れてきました（笑
ファンボックスとエバポボックスの継ぎ目は結構ルーズなので、ここから漏れてるようです。
ファンボックスの方は洗浄できないので、マイペット希釈洗浄液につけたタオルで手洗いですな。

おおよその構造がわかったので、水道水を撒き終わったら次は洗浄作戦その2です。
家庭用万能洗剤、マイペットの出番です。
噴霧器に水道水を入れ、適量のマイペットを希釈します。
そして再びエバポボックス内を洗浄洗浄洗浄ッッッ！

見えないのでよくわからないですが、とにかくノズルをあちこちに向けて手当たり次第に撒き散らします。
ドレンからはジャブジャブと洗浄液が流れ出てきますが、そんなに汚くはないかも？
まぁ臭いが取ればオッケーですし、噴霧してるのは水道水に希釈した洗剤です。
コストなんてかかってないも同然なので、ガンガン噴霧します。
なんなら噴霧器に新品の電池をセットして、出力もMAXです。

最後はお待たせしました、くるくるバブルーンのヘッドを魔移植されたエアコン洗浄スプレーの出番です。
若干缶が斜めの状態でないと奥まで届かないので、薬剤が使い切れるかどうか微妙ですが、残ったら家のエアコンに使うので全く問題はないです。
そして噴霧すると。。。

エバポボックス内でくるくるバブルーンのヘッドが勢いよく回転する音が聞こえてきます（笑
超仕事してるぅぅぅ！
そしてエアコン洗浄液のジュワーーーーっという、炭酸の弾ける音が。
効いてる効いてる！

エバポボックス内の小さいエリアに、家庭用エアコンで使う量の洗浄剤をぶち込むわけですから、結構大きな気持ちになります。
「いくらでも噴霧できちゃうぜ〜！」みたいな。
420㍉㍑入ってますから、カーエアコン用のちっさいスプレーなんかは全然比べ物になりません。
コスパも良いしね。

ただしやはりノズルの長さがもうちょい欲しかった。
あちこち向きを変えてると、たまにファンボックスとの継ぎ目からお漏らししてしまったので、やっぱり方向はある程度制限されますね。
魔改造の限界です。
が、まぁしかし目的は８割がた達成したのでヨシです！

噴霧後、ブロアモーターを取り付けて、フィルタを取り付けて、エアコン試運転です。

おぉ！全く元の香りがしない！（褒め言葉
以前はACオフだとテキメンに前オーナーの香りが漂ってきたのですが、全くなくなりました。
洗浄液を合計10.5㍑ほど使ってるわけですから、効果がない方がおかしい。

プロの業者さんは、ブロアモーターの穴か、足元用ダクトを上手く外してそこから専用器具で洗浄しているようです。
まぁ専用器具の代わりに上手いこと身の回りのものを使って、似たような効果はあげられたかな、と思います。
園芸用電動噴霧器が普通のお家にあるかどうかはなんとも言えないですが。

なお洗浄中は、助手席足元に仰向けになって頭を突っ込む形での作業になりますので結構な体勢ですが（なので写真もほぼ無し）、プリウスは助手席がドーンと下げられるので、スペース的にはやりやすかったですね。

2〜3時間してから買い物がてらエアコン使ってみましたが、全く好調でした。
ファンモータも簡単に外せる事がわかったので、何かあっても中古品使って自分で交換できますね！

とにかく体勢がキツすぎて、写真撮る余裕が全然なかったのが惜しい。
洗浄液とかもサンプル取れたら、もっと実感湧いたんだろうけどなー。

文字ばっかりで大変申し訳ないブログになってしまいました。