
私の長年の夢・・・。
それは愛車で北海道に行くことでした。
北海道そのものは、旅行や出張等で4度ほど行きましたが、すべて飛行機&レンタカーか観光バス。
雄大な北海道を自分の愛車で回りたい、それが長年の夢だったのです。
しかし、関西から愛車で行くと言うことは最低でも8日間程度は必要。
長い休みがとりづらい私にとって、「愛車で行く北海道」は夢にしか過ぎませんでした。
それが今年のGWは、私もなんと9連休が取れることに・・・(^^
もう、これは行くしかありません。計画当初は、当然、愛車はRC1オデッセイ。
24万キロ走っていた老体オデに頑張ってもらうつもりでしたが、諸事情により愛車が出発の1週間前にインサイトに変わりました。納車直後の新車で行きます。
今回は、その旅行記を上げさせていただきます。
尚、今回の旅行に関して、私の古くからのみん友さんであり北海道通である
PIAAさん に、色々と相談させていただき、ご助言を下さいましたこと、深く感謝いたします。PIAAさん、ありがとう!(^^
では、まずは出発から上陸まで。
4月28日(日)18時
大阪市の自宅を出発。新日本海フェリーに乗船する為、敦賀港を目指します。
特に渋滞も無く、21時過ぎ敦賀に到着。
ナビは、京都東ICで名神を降り、湖西道路を選択。その指示に従いました。
出港まで時間があったので敦賀の赤レンガ倉庫とやらを見学。
21時30分、新日本海フェリー敦賀ターミナルへ到着!
おおっ~!でかっ!
乗船予定の「すずらん」です。
出港は日付が変わって29日(月)の0時30分発、苫小牧東港行きです。
さあ、インサイト、いよいよ乗船。
この日は乗用車の乗船が一番最初で、22時30分より開始されました。
しかし、私の車が乗船できたのは、その30分後の23時頃。
家族は車両とは別に、一般乗客と同じ23時より乗船開始でした。
私の部屋はツーリストAでしたが、とても静かな船室で、ぐっすりと眠れました(^^
瀬戸内海あたりの短距離・中距離のフェリーとは大きさも違うし、なにより静かで快適性が全く違いますね。
4月29日(月)
夜が明けて、AM5:20頃。
能登半島が見えます。
船上での日の出です。
AM8:00
船首にあるフォワードサロンに行き、事前に買っておいた朝食を。

GW中とあって、船内は満員状態でしたが、早朝のここは乗客にはあまり知られてないようで、ゆっくりと景色を見ながら過ごせました。
場所的には5FのステートルームAの奥にあるので発見しにくいのです。
船首にあるので、景色は抜群!
しかし徐々に人が増え10時半を過ぎると、満席に近い状態に・・・(^^;
朝食をとった後、船内をブラブラし始めた乗客が、この特等展望席を発見し始めたようで(笑
ビンゴ大会が終わったのもあるでしょう。ここは基本的に誰でも出入り自由ですから。
しかし私は、ここで7時頃から11時頃までと、お昼すぎの13時頃から15時頃まで船首からの展望を見ながらのんびりとさせていただきました。
船内の様子です。
私の船室は、4FのツーリストA。

船室は「A5」。10人同室です。ベッドの番号は100番でした。(上段です)
それぞれのベッドは上段と下段が互い違いに一対づつ配置されており、私のベッドからだと下段の103番がカーテンを開けた状態で見えるくらいで、それ以外のベッドは全く見えませんでしたので、プライバシーもある程度は確保されています。(画像の見取り図を参照)
ただし、一対の向こう側、つまり101番はカーテンを開ければ、お互い丸見えですので、家族や友人などと一緒の場合は、この一対で申し込み時に指定すればいいと思います。
このツーリストAは、一番安い船室となります。
本当は、個室のステートルームAを取りたかったのですが、ネットの予約争奪戦に負けてしまいました(^^;
しかし、これでも寝るのには問題はなかったです。

船室の気温は体感で20℃前後くらいでしょうか。半袖では寒いと思う気温です。
船内でも、2枚3枚重ね着ができるよう用意してたほうがいいでしょう。
常備されている薄めのキルケットだけでは寒そうなので、乗船20分後、まだ車両甲板に出入りできるうちに、車に積んであったシュラフを取ってきました。
私は持参したシュラフとこの常備されているキルケットと2枚掛けで寝ましたが、ちょうどよかったくらいです。(シュラフは中に入るのではなく、ただ1枚に広げて上から掛けるだけ)
今回のGW中の船内の気温なので、夏や冬は、もっと船内の温度を上げて、このキルケットでもOKにしてるのかもしれません。
コンセントは、照明の所に1個あります。スマホの充電以外にも使いたかったので、3口のタップを持参しました。
あとは、苫小牧到着が夜の20時30分なので、それまでの時間を潰すのに、このスペースではちょっと退屈といったところでしょうか。
船内ロビー。
船室以外にも、くつろげるスペースがあります。
大浴場。

露天風呂もあり、快晴の日本海を見ながらの入浴は最高でした。
こちらは映画館ですね。

13時からと16時からの2本見ることができます。
もちろん、上りと下りで内容が変わります。
パソコンスペース。Wifi環境はありませんし、陸地が近い所を除けば、ネットはつながりません。
食事ができる所は、グリル・レストラン・カフェの合計3つあります。

グリルは事前予約が必要。なので、一般的にはレストランかカフェで食事ということになるでしょう。
私は、朝食はパンを持ち込み、昼食は11時頃にカフェでビーフカレー(700円)、夕食はカップラーメン(本格的な夕食は上陸後に)としました。
レストランの営業時間が朝食・昼食・夕食とも短めでしたので、GWやお盆に乗船される方は、念のため予備の食料を少しだけ持っておいたほうがいいでしょう。
船の通過時間です。右が乗船した苫小牧行きです。(下から上へと時刻進む)
AM10:00
姉妹船の「すいせん」(敦賀行き)とすれ違います。
この日は快晴で波も無く、快適な船旅でした(^^
両船が連絡を取り合い、すぐ近くをすれ違うようにしてくれているようです。
14:00ごろ
世界遺産の白神山地もはっきりくっきりと見えました。
15:00ごろ

これがフォワードサロンからの展望です。
ちょうど、北海道(左側)が見え始めたころですね。
右側の陸地は青森の津軽半島、その先端が竜飛岬です。
この後、15時頃から18時ごろまで、私はツーリストAの自分のベッドに戻り仮眠。この後の北海道での夜の走行に備えます。
たぶん船は津軽海峡を通過してたと思います。
18:30ごろ
船は恵山岬を通過し、夕日が見られるとの船内アナウンスが。
さっそく起きて(笑)船尾にあるデッキに出てみました。
おおっ!これも素晴らしい!
場所的には、恵山岬を越えてますので、北海道の向こうに見える夕日となりますね。
ほんと天気も良く、いい船旅でした。
船は順調に進み、定刻の20時30分には苫小牧東港に到着。
さぁ、いよいよ上陸です!
20:44
船が到着後15分くらいたってから私の車も下船OKに。
下船時、他の車はスルーだったのですが、私のインサイトが船から出ようとしたら、係員の方に停められました(汗
そして、ゆっくりと進むように指示されました。
結局、下を擦るかどうか、係員の方がしゃがんでチェックしてくれました。
インサイトもちろんノーマル車高なのですが、前車RC1オデッセイよりも下を擦りやすそうなのは、納車後の1週間でも感じておりましたが、プロの船員の方から見ても、明らかに最低地上高が低く見えたのですね~。
というわけで、序章はここまで(^^;
次からは、いよいよ、愛車で北海道に上陸です!
夢の実現ですね。
その1へ続く・・・。