序章からの続きです。
4月29日(月)20時30分
正確に言うと、私の車が下船したのは20時45分ごろでした。
さぁ、いよいよ北海道上陸です。
これより、一気に宗谷岬を目指します。
夕方にフェリーで睡眠をとっていたので、夜通し走る予定。
宗谷岬までオホーツク海経由で439kmあります。
オホーツク海より上る日の出を見たいのです。
22:00
まずは、小腹が減ったので(笑)札幌市内に立ち寄りラーメンを。
上陸前に船の中でネットが繋がるようになり、色々と調べた結果、「夜遅くにでも営業してる店」「高速から近い店」、この2つを重視し、この店にしました。
麺や 虎鉄 白石店(札幌市白石区)です。
「ザンギ」という唐揚げとのセットで、辛口の味噌ラーメン系に。
けっこうコッテリでした(^^;
22:46
一路、札幌ICより道央道を北へ。
日付は4月30日(火)になりました。
平成最後の日です。
AM0:45
日本最北のPA、比布大雪PAにて小休憩。
この時点で、気温は3℃(^^;
苫小牧は10℃くらいありましたから、さすがに道北に入るとこの時期でも寒い!
士別にて高速は終了。
その後も、オホーツク海・宗谷岬を目指し、国道40号を北上を続けます。
AM2:00ごろ、美深町を通過。
さらに国道40号を北へ。しかし、道は真っ暗!
なので、雄大であろう北海道の風景も、まだ見えません。
対向車もほとんどありません。「鹿に注意」の看板が、あちこちに出てます。
新車なので、あまり飛ばさずに走ります。
音威子府(おといねっぷ)へ到着したころに、ナビを見ると宗谷岬到着予想が午前4時半過ぎに。
日の出は4時20分ごろ。
なので、日の出を見るには宗谷岬よりも、もう少し手前の浜頓別(はまとんべつ)辺りのオホーツク海がよさそう。
音威子府より道道220号→道道12号を経て枝幸町を午前3時頃通過。
そしてオホーツク海に出た後は、国道238号を北へ。
途中の北神威岬に行こうとしたのですが、岬までの道は通行止めだったので、そのまま238号をさらに北上し浜頓別町へAM3:30頃、到着しました。
鹿が飛び出してくるのが恐かったのですが、幸い遭遇したのはキタキツネに2回だけ。キタキツネも100mくらい向こうで見かけた程度でした。
さて、浜頓別で日の出を見るには、海岸線ということなら国道238号で市街地まで行く前の海岸線沿いがいいと判断。そこで日の出を待ちます。
目の前にはオホーツク海が広がっているようですが、真っ暗なので見えません。
30分くらい時間があったので、寝過ごさないように目覚ましをかけ少し仮眠。
AM4:00
そろそろ、夜が明けそうです!(^^
漆黒の闇だった回りが徐々に見え始めてきて、オホーツク海が姿を現しました。

今気づいたのですが、インサイトちょうど1500kmだったのですね。
インサイトの気温は12℃と出てますが、実際の気象庁のデータを後日調べると、浜頓別のこの時間の気温は約8℃ほどでした。
しかし、風がすごく強く、体感温度はもっと寒く感じます。
レーダー探知機の真ん中のメーターはエンジンの水温計ですが、パワーオン状態で55℃(^^;
ハイブリッド車は、冬場のアイドリングって水温下がりますね~。
シートヒーターが活躍します。
さて、日の出も間近なので、車外にてその瞬間を待ちます。
オホーツク海の日の出を見るのが夢でした(^^

愛車とともに、最果ての地、オホーツク海にて。
日の出前でも、すでに素晴らしい景色が広がっております。
こんなオホーツクの絶景は、多分、一生に一度だけだと思います(^^;

もし、またオホーツク海に来ることがあっても、もうこんないい天気には恵まれないでしょう。
AM4:20
ぼちぼち太陽が!
おお~!すご~っ!めっちゃきれい!
初めてみるオホーツク海!
素晴らしい日の出だ!(^^
苫小牧から夜通し走って来た甲斐がありました。

感動的でした。

晴れるかどうか、イチかバチかの賭けでした(笑
すぐちかくに風車が!
その後、オホーツクライン(国道238号)を北上。
夜が明けると私を待っていたのは、広大な北海道の風景でした。
AM5:05
通称「エサヌカ線」にて
果てしなく続く直線の道。
本州そして私の生まれた四国には、こんな風景はない。
回りに建物や電柱など、まったくない風景。
車の向きを反対にして。

目の前にオホーツク海が広がります。
気温は8℃と上着を着こまないと寒い状態。

直線は、最長部分で長さ約8kmほどあります。

ほんとまっすぐな道! 地平線まで続いてるかのようです。
オホーツクライン(国道238号)に戻り北上を続けます。
もうすぐ最北端のようです。
AM6:30
ついにやって来ました!
日本最北端の地!

インサイト、日本の中で一番北にいる車に・・・(笑
ほんと、遠いところまでやってきたという実感がありました。
北海道に上陸しても、夜通し走ってきましたからね(^^;
改めて、宗谷岬です。
おっ?
ひょっとして、樺太(サハリン)も見えてる???
う~ん、微妙ですが、見えたことにしましょう(笑
樺太は、天気が良いと距離的には見えます。
AM7:50
さて、岬にある日本最北端の食堂にて朝食。
食べたのは、塩バターラーメン(笑
2食続けてのラーメンでしたが、昨夜の札幌でのラーメンより、こちらのほうが美味しかったです。店のおじさんも優しそうな人でした。
AM8:11
その後、日本最北端の給油所で給油。
最北端給油証明も出してもらいました(^^
といっても、この用紙と貝殻をくれただけ(笑
ここの店のおじさんも優しく声をかけてきてくれました。
おじさん「この車、インサイトって書いてあるけど、あのインサイトなの?」
私 「ええ、最近モデルが新しくなって発売されたんですよ。」
おじさん「へぇ~!大きくなったんだねぇ!インサイトも変わったもんだ!」
私 「えへへ・・・」
AM8:20
次は岬から少し上に上がったところにある灯台横。
上から岬方面を望む。
ん?
んんん??
あれは、もしや?
おおおっ!樺太(サハリン)が見えてる!
ロシアだ、ロシアだ~!(^^
北方領土は、我々日本人にとってはロシアじゃないから、日本から見える唯一のロシアですね!
時間が経つにつれて、霞が晴れてきて、本当に樺太が見えるようになりました。
朝一番の、オホーツク海での日の出と言い、宗谷岬から樺太が見えたことと言い、こりゃ運がいいなぁ~!(^^
AM8:48
今度は、宗谷丘陵の方へ。
風車がたくさん!
所々に白いものが見えますが、残雪です。
さすが最北の地。
さほど標高が高くないのに、GWでもまだ融けないんですね。
さすがに、風が強いですね。
オホーツク海を走っているときも、そう感じました。
今度は、その宗谷丘陵から宗谷郵便局方面に繋がっている道。
AM9:08
その名も「白い道」。
↓肉眼だと、はっきりとロシアが見えました(^^
宗谷丘陵の風車をバックに。
この白いのはホタテの貝殻が敷かれてるのです。
対向車が来ると、数百メートルは下がらないといけませんが、幸い対向車は数台で、待避所があるところですれ違えましたので良かったです。

運転席から見るとこんな感じ。対抗は、ほぼ難しい。
少し先の右手に待避所があり1台止まってますね。
次は、礼文島と・・・
利尻島が見えるの分かりますか?
インサイトのフィン型アンテナの上あたり。
雪をかぶった利尻富士が見えてるんです。
なんか、幻想的でした。
利尻島だけ、スクリーンに映されているような感じ。
↓ほら
と、まだ北海道で実質初日の午前中なのですが、その1はここらで終わりにしたいと思います。
こりゃ、すべてアップするのに、けっこうかかりそうだなぁ~(^^;
その2へ続く・・・