
タイトルの通りオデッセイ契約しました。
ここまでいろんな紆余曲折はありました。
もうほとんど「ハリアー買おう!」まで気持ちが行ってたのですが。
最後の最後、大どんでん返しでオデッセイとなったのは・・・。
実質、新型オデというよりも新型エリシオンでは?と思えるくらいなRCオデッセイ。
そもそもオデッセイに決めきれなかったのはハイブリッドがないということでした。
走行距離が多い私は次の愛車はハイブリッドが希望でした。
外観は気に入りましたが、内装のインパネは好みでありませんでした。
10年前に発売されたエリシオンよりもインパネは劣る、それが私の印象。
納車直後のエリシオンは毎日あのメーターを見るのが楽しみで。
あの当時の国産車ではインパネのかっこよさは抜き出てました。
愛車エリシオンも9年目になりフロント下から異音が出たり、エンジン音も2000~3000回転のころに「ピューン」という異音がしだしました。外観はまめに手入れしてましたが、エンジン足回り系は悲鳴が出てました。
半年後には車検、消費税アップ、タイヤの残り山ももうない。最近の走行距離は月に3000km以上。
そして二つの異音発生。もう買い替えに重い腰を上げざるを得ませんでした。
トヨタ、日産あたりに目をやって見ると、スカイラインがハイブリッドで出ました。20年前はスカイラインオーナーだったので興味がありましたが、値段が高すぎ。
そしてこれまた昔ハリアーオーナーだった私。同時期に出た新型ハリアーはやっぱりすごく気になりました。
外観も内装(特にインパネ)も超かっこいいです。しかもハイブリッドがラインナップされているではありませんか!心は9割ハリアーでした。
もしオデッセイにハイブリッドがあれば、そんな浮気心も消せたでしょうけど。
なんせ先月のエリの走行距離は3500km。ガソリン代は月に6万にもなります。
トヨタとホンダ、両ディーラーへ何度か通い試乗と見積もり。
初期見積りで値段はハリアーが60万円高い。それでもハリアーに心が動きつつありました。
しかしホンダ車への未練はありました。ミニバン、3列シートも捨てがたい。
そしてオデッセイのフロントマスクはハリアーに勝るとも劣らないかっこよさ。
このままではいつまでたっても決めきれない。
そこで、両社ディーラーへこちらの希望価格をぶつけてみることに。
希望を聞いてくれたら即契約、そんな思いをぶつけに・・・。
どっちから先に行くか?!
先に行って希望が通れば契約です。2社目はありません。
ここで迷いましたが、まず素直に欲しいと思うトヨタに先に行くことに。
行く道中では、「ほんとにホンダを捨てられるのか?」ということを自問自答しながら。
トヨタのディーラーでの対応も素晴らしかったです。まるで一流ホテルに行ったかのよう。
担当営業さんだけではなく店長さんまで挨拶に来てくださいました。
スタッフの皆さんも駐車場や店内での対応も非の打ちどころがない。
しかし、なんか借りてきた猫のようで落ち着かなかった私。
高級ホテルにいるかのような感じでそわそわ・・・(^^;
値段は残念ながらこちらの要望は通りませんでした。譲歩もなしで全く譲らず。さすが大人気のハリアーです。納期も6月ごろ。
営業さんは「大変申し訳ございません。店長にご希望を伝えましたが厳しいです。ハリアーはすべてのお客様にこの値段でお願いしています。」とのこと。その気持ちもわかります。よほどハンコを押そうかと迷いました。
はやる気持ちを抑えトヨタのディーラーを後にし、ハリアーを買わなくてもいいのかという気持ちと、なぜかまたホンダ車に乗れるかもという変な気持ちが交錯してました。
そして、ホンダのディーラーへ到着。
言っておきますが、私は転勤族なのでこのディーラーではエリシオンは買ってません。
まだ、付き合いだして8か月程度。
なのに、駐車場に降り立った時、出迎えてくれたサービスマンさんが「○○さん、今日はお待ちしておりました!」の言葉。担当サービスでもないのに名前を呼んで出迎えてくれた。
ちょっと感動しました。
そして営業さんとの話。
私が「ハリアーに心を動かされているのはご存知ですよね?値段はあちらが高く値引きも渋い。でもまだ悩んでいます。オデッセイの希望価格は○○○万円あたりなんですが、それにしていただいても即決できないかもしれません、ごめんなさい。」
営業さん、「○○さん、今日はほんとにここに来ていただいてありがとうございます。今日、何度携帯に電話しても出ていただけなかったのでもう来ていただけないかと思ってました。来ていただけただけでもうれしいです。きっと○○さんのホンダへの愛着心がこの店へと運んでくれたのだと思います。」
その通りでした。もうホンダ車を乗り継いで長い。ホンダスピリット、簡単には捨てられない。
ホンダにはちゃんと筋を通してからハリアーに乗ろう。そんな思いでした。
営業さんが「非常に厳しい値段ですが、私にできる限り店長に交渉してきます。しばらくお待ちください。」
待つこと十数分くらいでしょうか。
返ってきた営業さんから、「○○さん、私は○○さんがホンダ車に長く乗っていただいていること存じております。ホンダへの熱い思いを持っていらっしゃることも、いろいろと手をかけていらっしゃるエリシオンの車を見ればすぐにわかります。できることなら今後もぜひホンダ車に長く乗っていただきたい。店長も同意見で、ホンダファンを無くすなと申しております。ご希望の値段、決済取りましたので、どうかオデッセイに乗っていただけませんか?お願いします!」
負けました。
値段ではなく、ホンダの熱い思いに。
契約書を作っていただいている間に、エリシオンで気になっている異音を見てもらうためにピットへ。
そこで対応していただいたサービスマンさん(駐車場で対応していただいたサービスマンさんとは別の方です)が、「○○さん、今日はオデッセイ契約していただいてありがとうございます。手放すエリシオンなのに私どもにメンテ相談していただきありがとうございます。」と。また、名前で呼ばれ、すごく感動。
しかも、嫌な顔せずに「もしよろしければ私が横に乗りますから、その辺すこし走ってみてもらえませんか?」との言葉。
原因はエンジンマウントのラバーが経年劣化で割れての異音発生でした。とりあえずマウントしている四ヶ所のうち一ヶ所だけ割れてたのでそのまま下取りに。
40分程度、工賃なしでいろいろと見ていただきありがとうございました。
トヨタディーラーの紳士的かつ気品のある対応も良かったのですが、ホンダディーラーのスタッフの皆さんの親しみある家庭的な対応に心が打たれましたね。
これからも、またホンダ車に乗り続けます。
エリシオンと別れる日が来るのはホントつらいですが、オデッセイ、大切に乗りたいと思います。
納車は2月初旬予定。