
MAZDA3を3日間、借りる機会がありましたので、インサイトとの違いなどレポしたいと思います。
あくまでも個人的な感想と捉えてくださいね。
車は、まだ新車の状態。
走行距離は、わずか150kmのピカピカの新車でした(^^;
まず、借りたのは、15Sとういうグレード。
MAZDA3の中では、一番下級のグレードです。

しかしながら、装備は充実。
車両価格が222万円。
この価格で、アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラスにデジタルメーターなどが写るやつです)、8.8インチセンターディスプレイ&コマンダーコントロール、オートハイビーム、レーダー・クルーズ・コントロール(追従機能付き)、ブラインド・スポット・モニタリング、車線逸脱警報システム、レーンキープ・アシスト・システム、電動パーキングブレーキ、Apple CarPlay・Android Auto TMなど装備ばっちり。
ホイールが16インチなのが残念。
もうひとつ上位グレードの15S Touring(231万)にすると、ホイールが18インチになり、このグレードで十分なのかなって思います。
我がインサイトは、最上級グレードのEXブラックスタイル(362万)なのですが、140万の価格差があるとは思えない上質な室内です。
MAZDA3のシート。
シートは、MAZDA3のほうが座り心地を含めいいですね。
高速を長時間乗って疲れが少ないのはMAZDA3です。
インサイトは数時間でお尻が痛くなります(^^;
乗り込むのは、インサイトが、腰をかがめ「よっこいしょ」と言った感じなのに対し、MAZDA3は普通の乗り込める感じ。インサイトはスポーツカーに乗り込むような感じです。
まず、サスペンションはインサイトと比べると、少し硬め。
しかし、乗り心地はむしろこちらのほうが私好みかもしれません。
タイヤが16インチ(インサイトは18インチにしてます)なので、角が取れている乗り心地だというのもあるかもしれません。
コーナーも素直な感じでよく曲がります。
ただし直進安定性は、インサイトのほうが「どっしり」としていいと思います。
MAZDA3も、↓↓↓ひとつ上のグレードから18インチになるので、こちらの方が断然かっこいいと思います(^^
ブレーキは、インサイトと比べ少し甘め。
3日間で1200km走りましたが、前の車が強めのブレーキをかけた時に少しひやりとすることがありました。
インサイトは、ブレーキタッチが素晴らしく、今までの所有した車では最高にいい感触なんです。効きも踏んだ分だけちゃんと効いてくれる感じ。
安全デバイスについて、レーンキープアシストは、インサイトの方が車線中央をしっかりとキープしてくれます。介入が多すぎて「ハンドルを握ってください」の警告が頻繁に出るほどです。
でも、高速を走ってみて、インサイトがいかに楽なのかが良くわかりました。
インサイトは5秒間くらいならほぼ手放し運転ができます(良い子は真似しないでくださいね(^^;)
MAZDA3は手放しは無理ですね。
ただし、車線を踏みそうになるとインサイトは車線を踏んでから戻す感じなのですが、MAZDA3は車線を踏む前にちゃんと元に戻してくれます。
白線の認識度は、MAZDA3のほうが上でした。インサイトは、微妙に薄くなってきている白線は見てくれません。
ホンダの呼び方のクルーズコントロール(いわゆるクルコン・他社ではオートクルーズかな?)について、走行車線を走っていて前車がいない状態でクルコンを効かせ定速で走っている時(走行車線を単独走行中ということ)に、追い越し車線を後方から追い越して行った車が早めに走行車線に車線変更した時にMAZDA3はブレーキをかけてきます。
インサイトは速度差があればブレーキをかけない(人間の感覚に近い)のですが。
わかりますかね?たとえば、こちらが100kmで走行中に120kmで追い越した車が前に入ってきても、速度差があるのでブレーキはかけないのが普通ですよね?!
(あくまでも速度差があって追い越される場合ですが)
しかし、逆に走行車線を走っていて前車に追いつき(クルコンセット時)、追い越しをかけようと右ウィンカーを出し追い越し車線に移った時、インサイトは(車線変更したにもかかわらず)まだ前方に追いついた車がいると判断しているのかブレーキがかかることが良くあります。(へたすると追い越し車線を飛ばしてきた車に追突されるかもしれない恐怖がある)
この点は、MAZDA3は全く速度を落とすことなく車線変更後も走ってくれます。
また、面白いのはホンダのクルコン(オデッセイもそうでした)は、100kmで設定すると、たとえ坂道になっても意地でも100kmを維持し続けるのに対し、MAZDA3は5km程度ダウンまでなら、すぐにリカバーしようとはしません。
どちらかというと、このMAZDAのほうが人間の感覚に近いですね。
ホンダは、渋滞の原因を作らない考えなんでしょう(笑
インサイトは、高速でクルコンセットしていると坂道は、ものすごいエンジン音で発電しながら走り続けます(笑
安全デバイスの、ホンダとマツダの設定の仕方の違いがよくわかりました。
燃費、MAZDA3は高速でクルコンセット95km走行の場合、20km/Lでした。
これは1.5Lなので2.0Lだともっと悪いでしょうね。
一般道は、郊外だと16km/Lあたり。
インサイトは、高速20km/L、一般道の郊外24km/Lくらい。
加速については、オーナーの自負を考えずに言ってもインサイトの圧勝です。
これはMAZDA3の2.0Lと比べても、常時電動モーターで動くインサイトに全然かなわないでしょう。
やはりアクセルを踏んだ瞬間から最大トルク、3Lエンジン並みの最大トルクがアクセル踏んだ瞬間から発生するe:HEVが有利ですよね。
ただし、このMAZDA3の1.5Lエンジン、よく回りますし。いたって静か。
ガソリンエンジンとしてはよくできていると思います。
インサイトと車重がそう変わらないのに、きびきびとよく走ります。
どうしても2Lが欲しいんじゃなければ、この1.5Lで十分だと思います。
オートハイビームについて、MAZDA3のほうが反応がいいですね。
夜間に走っていて対向車がいなくなると、街灯が明るくてもちゃんと上向きになってくれます。
インサイトは、田舎道に行かないと上向きになりません。大阪市内では対向車がいなくても100%下向き。
オートワイパーも、MAZDA3のほうが人間の感覚に近いです。
ちゃんと雨の強弱で速さを替えてくれます。
インサイトは、小雨でもハイモードに切り替わったりします(オートにしてるのにです)
ナビゲーション。
MAZDA3の、いわゆる「マツコネ」。

このダイヤルを回したり押したりして操作するのですが、3日間で慣れてきても、ホンダ式(トヨタや日産も同じかな)のタッチパネルのほうが入力が速いと思います。
でも、絶対に不満というほど操作しづらいことは無いと思います。
操作時にポジション(からだ)の移動なく操作できるのはいいですね。
ホンダのナビと比べ、到着時間がセット時よりも早まる(ホンダも昔はそうでした)ので、ドライバーにプレッシャーがかからない(到着に焦らない)のがいいですね。逆に言えばホンダのインターナビは、すべての現在走っているホンダ車の走行経路から到着時間を設定してるからより正確なんでしょうけどね。
MAZDA3,渋滞中の路線にそのまま突っ込んでしまったことがありましたが、インサイトだと事前にリルートしてたと思います。(実際に、知人のトヨタ車と同じ目的地に2台で走っていてインサイトは渋滞をリルートしトヨタ車よりも速く着いたことがありました)
MAZDA3は、現在地の表示がないのも見知らぬ土地でいる時には不便でした。
(これは表示できるのかもしれませんが)
アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
拡大して・・・。
こっちのほうが、わかりやすいかな?!
スピードメーターだけでなく、ナビの情報も一部表示してくれます。
これは便利ですね(^^
昔からあった機能だと思いますが、最下級グレードでも装備されているMAZDA3はすごい!
MAZDA車、3日間も乗るのは、昔所有していた323ファミリア(赤)以来なんですが、隔世の感がありますね。
上質な車作りができていると思いました。
もう、20年以上、ホンダの車しか乗ってないからなぁ・・・。
他社の車を長距離乗ってみると、すごい違いが分かりますね。
1200kmも走りましたからねぇ(^^ゞ
ドイツのM社も乗ってみようかな・・・(ぼそ