ATF交換①事前考察編

V60 D4 のATはアイシン製のFF用大容量8速ATでAWF8F45です。（ボルボ型式：TG-81SC）
トルク容量480N･mまで許容。

私の車両はポールスターPPがインストールされているので、最大トルクは、400N･m/1750-2500rpmから、440N･m/1750-2250rpmに1割向上しており、ATの設計許容トルクのMAXに近いです。

5年7万kmなので負荷も高いでしょう･･･まだ8ATに頑張ってもらうために、ATF交換をしたいと考えています。

AWF8F45について、いろいろ調べるとボルボのすべての8ATおよび、デリカD:5やアルファードV6、BMW、ミニ、プジョーなどにも搭載されているようですが、WEB上でもATFの交換事例が殆ど見つけられません。

どうやら密閉式ATクーラーのタイプのようなので、トルコン太郎の接続には専用アタッチメントが必要で、保有している整備工場が殆どありません。

ボルボ（アイシン）もATFは無交換となっていますが、オイルなので交換するに越したことはないと思っています。

ご存じ、ATF交換は諸説あり、多走行はスラッジを巻き上げアクチュエーターを詰まらせるとか、ATF交換による摩擦係数が変わりロックアップクラッチに不具合が出るとかありますが、私はトラブル予防として交換してみたいと思います。

ディーラーにATF交換を相談しましたが、基本無交換なので推奨しないのお決まりの一次回答でしたが、リスクを承知の上で交換を検討をしたいとお願いすると見積もりを出してくれました。

お値段は総額4万円ほどなのですが、納得できないのが交換のATF量が5Lで算出されています。
これでは、約7.5L入っているATFをオーバーフィルで変えても交換効率は55％程度で、費用対効果が満足できません。

ということで、自分で交換計画を立てることにしました。
いくつかAWF8F45やAWF8F35に関するDIY交換の情報も集められましたので、実行に移していきたいと思います。