
Bertone Innocenti Mini
発表:1974 Turin Auto Show
出力:998 cc / 43 bhp
1,275 cc / 63 bhp
重量:730 kg
ブリティッシュ・レイランド(BLMC)...イギリス車は苦手ですがオースティンやジャガーまでも保有ブランドとしたイギリスの国営企業ですね(1975〜国有化)。BLMC社傘下のイノチェンティ社がミニにベルトーネデザインのボディを着せ1974年発表したのがイノチェンティ・ミニです。デトマソ・ミニと言えば我々には取っ付きやすい。イノチェンティ社は1976年デ・トマソ社に買収され、かのアレッサンドロ・デトマソはダイハツ・シャレードのエンジンに目をつけそれをミニに搭載することとなります。ダイハツとの友好関係からシャレード・デトマソなども生まれたわけですね。
さてそのイノチェンティ・ミニですがこれがガンディーニ節炸裂な訳で、アンダーブローのように効いてくるデザインパーツに目を当ててみましょう。
いきなりメーターパネルですが、これはX1/9の初期のものと同じ意匠が使われています。マットブラックなパネルの切り欠き穴からメーター類が垣間みれるという1972〜3年としては未来的です。
全体としては、これはX1/9と同じシリーズモデルではないかと思えんばかりにディティールが同じです。ホイールアーチからサイドのプレスラインに繋がるラインや、バンパーの形状、

元ソース:
http://www.aronline.co.uk/blogs/cars/innocenti/mini-overseas-innocenti-90120/
リアのナンバープレート周り!X1/9と同じだ。分割されたバンパーの切れ目にナンバー灯を埋め込んでいる点も注目!

元ソース:
http://heckyeahhatchbutts.tumblr.com/post/42127311337/bertone-innocenti-mini
なにより微笑ましいのがこのルーフエンド!、これはガンディーニですよ。空力的効果を狙ったわけではないでしょうが、駆け抜けるクルマのイメージは跳ね上げなければならんでしょう。

元ソース:
http://www.autopareri.com/forum/auto-depoca/41924-innocenti-mini-90-sl-1979-a.html
デトマソ・ミニの一体型バンパーも当時革新的だったと思いますが、私はこのクロームメッキの古めかしさ、簡素なカタチがたまらなくつぼに入ります。。(笑)
X1/9の初期モデルと一緒に並べたくなる、、できれば所有したくなるモデルですね。
おまけですが、、当時PVの念の入れようからしてとてもとてもセンセーショナルだったと思われます、、とくに火を噴く女性!
YouTube:
http://www.youtube.com/watch?v=Uy18NGaYJj0
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ガンディーニの部屋 | クルマ
Posted at
2013/12/23 22:44:01