
実はこのみんカラのhirodentさんのクルマ、20年放ったらかしで最初に声をかけられ、見に行ったのは私なのです。もう何年前なのか?忘れました💦
X1/9のオーナーズクラブとしては後発の、でも現在でも活動している唯一のクラブの、私はクラブ誌編集の立場で、クラブ誌はもう中止したのですが、ホームページを担当しています。
そのため、クラブのページからか直接メール連絡を頂き、近いので見に行きますと、最初の状態を確認しているのでした。
なにしろ20年寝かせてるのですから、それはとりあえず状態を見て的確なアドバイスをし、早々と退散したのでした💦
いや、、よく覚えていません。。エンジン始動まで付き合ったのか、前後に動かしてブレーキの具合を確認したのか、正直覚えていません。何しろ最初のディーラーだったロイヤルモータースのもので、王子にあったディーラーから買ったと、それもかなり初期の物です。私がカーグラフィク誌の74年版を神保町の古書店で見つけて大事にスクラップ保存しているあのCG誌テストカーと同じなんですから、これはもうびっくりする以外の何物でもありません。
S氏はその後、我がクラブの会長を呼び、入間の駆け込み寺CK氏を訪ね、取り敢えず路上復帰を果たし、さらに我がクラブのカスタムSHOP、FKR氏を訪ね、現在の状態にまで持って来たのです。
この時期のX1/9は非常に希少で、幾多の雑誌社からも取材のオーダーが絶えない、正に、珠玉の逸品、ワンオーナーカーなのです。
2012年1月29日のJCCAニューイヤーミーティングのイタリア車部門でコンクールデレガンス・グランプリに表彰されました。審査員の記憶に残る旧車として多分思い出が蘇ったのでしょう。グランプリを獲得されたのには正直我々オーナー側としても吃驚な出来事でした。
ツーリングでお会いすると気さくなオジサンです。地元で現役の歯科医師ですから、とても気前の良いオジサンです。その本職上細かい磨きや、削り出しはお手のもので、コンプレッサーも常備していますから、ボディの磨き、ちょっとしたパーツの取り付けも、分解してグリスアップは当たり前です。
今日、試乗させてもらって、これが46年前のクルマか?と驚嘆。シフトタッチは6万キロと少ないですが私のより6年古いクルマとは思えないカシっとしたものでした。8万キロの私のと比較しても、消耗が少ない物でした。私のはふにゃフニャだとコメント戴きました!有難うございます😊
初期型はパワーロス要因の補機類が少なく、回せば元気な1300モーターでした。こんな状態のX1/9をまだまだ現役で長く乗っていらっしゃる! 我々にとっても宝物的存在の白いX1/9でした。
最後におまけでガンディーニ的な見解。
初期型が良いとされるコスト面での贅沢な仕様。

初期型はBピラーの後端のメッキされたモールが鋳物製で角が立っているのです!!

その後のモデル1975〜は大量生産を加味したこのようなプレス成型へと変化したのです。
やはりクルマを選ぶなら初期型に限りますね。
Posted at 2020/08/30 22:02:55 | |
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