
昔の漫画で田舎育ちの主人公が初めて上京した時に街中の通行人の多さに驚き『人が凄く多い!!今日はお祭なの?』という演出がよくあって、自分が初めて東京に行って駅から出た時に脳内で『うわ!!すごい人!!今日はお祭り!?』とリアクションを取った直後に目の前を神輿が通り過ぎて行って本当に祭りだったという苦い経験があるもので余り首都圏に近づきたくなかったのだが、東京モーターショーとRSJ2015という2つの祭りに参加するために青森から関東へ。
家を出たのは金曜日の午前0時。途中、首都高の渋滞につかまって予定よりも遅れたものの午前10時過ぎには東京ビックサイトに到着。平日金曜の朝イチなのに結構な人出。『勤労せーや日本国民』と毒づきながら入場。修学旅行らしい高校生までいる。

東京モーターショーを訪れたのは6年ぶり3度目。前回はリーマンショックの余波のためか展示内容は貧弱、入場者も少な目、出展していないアルファロメオのMitoがカーオブザイヤーか何かで選出されていたというお寒い内容だったが、それに比べたら大盛況。
ひととおり眺めた印象は「TOYOTA強いな」
前回はFT86のプロトモデルが目玉だったが今回はこれが主役の一つだった。
アルファロメオ(FIAT)のブース。
4Cスパイダー。写真では判りにくいが内装の質感が4Cよりも向上している。転勤族で今後も雪国暮らしの可能性がある身としては手が出ないが、やっぱり良い。
自分の車デザインの好みは、「フロントマスクはキュート、リアはセクシー」で、メガーヌRSはその点合格、一方、4Cは全方位エロい。
MAZDAのRX-VISION。「この世に保安基準など無いのだよ、関口君」と言わんばかり。
やっぱり、モーターショーでは現行製品だけではなくコンセプトカーやプロトタイプが有ったほうが観ていて楽しい。
Megane RSと向うを張りそうな2台を見学。
プジョーの方は1.6Lで270Psは無理しすぎかも。内装、シフトレバーもややチープ。
HONDAの方は流石。でも個人的にはMegane3RSに軍配
A,B,C各ペダルの具合(ブレーキは空気圧が抜けていたので踏み込めず)とシフトノブの具合が、左ハンドル主体のMeganeよりも悪いというのは日本企業が送り出すモデルとしてどうなのよ。ヨーロッパ又は北米主体なのかい?
TwingoとSmart Forfour
Smartの現行の顔がコブダイみたいで好きになれないが、自分のメガーヌが3年以内に全損廃車になったら候補にはなるかも。
タイヤメーカーのブースの出展内容も確認。どこのメーカーも「エコ」押しで、ハイグリップラジアルは影も形もない。YOKOHAMAで軽く質問をしてみたが、少なくともAD09の発売は未定とのこと。来年秋までに発売しない場合、次の候補はDIREZZA ZⅡ☆あたりで。
YAMAHAのV-MAX 今年の展示品はこれ

6年前がこれ。なんとなく、年々玩具感が強くなっている。

会場を出たところでスタッフジャンパーみたいな物を着た学生くらいの女性に「今日はどこから来たの?」「年齢はお幾つですか?」と逆ナンパされかけたのでクールに立ち去り御殿場へ。
タイヤを履き替えるために立ち寄った足柄SAでも偶然モーターショー

RSJでの走行自体は、グランツーリスモ6でメガーヌRSを自分の車に近い状態へセッティングして、これまでのASPA、SUGO、ハイランドでの経験から安全側に割り引いたシミュレーションとほぼ同じ、2分17秒。ウォームアップと本走行の差も0.013秒。
万が一を考えて予備のブレーキパッドを持って行ったものの、ダメージゼロを目標の一つとしていたので走行のしかたも現状に合わせて可能な限りタイムを詰めるというよりは要所要所でミラーを確認しながらGT6での予行を再現することに重きを置いていたのでこんなものか。予想との違いは、メインストレートで思ったよりも速度が乗らなかったのと、ブレーキの制動もGT6よりも効いていたこと。
それに加えて、メインストレート(約210Km/h)とダンロップコーナー前(約190Km/h)でのフルブレーキ時にもリアが暴れなかったこと。SUGOのバックストレッチはやや下りだからなのか、メガーヌのトー調整の効果か、それともタイヤの違いか。SUGOのときはNS-2Rの新品、FSWは595RS-RRの新品だからタイヤの劣化は関係なさそう。
成果的なところは、全力の9割で臨んでいたせいか、ヒールアンドトゥで6→5→4→3をスムーズに行えたことくらい。当初は、6→5→3で飛ばしシフトを予定したものの戯れにやってみたら普通に成功。積極的にシフトワークをしながらもすべての周回で一回のシフトミスもなく走行できたのは初めてかもしれない。
すべてのラップタイムが判らないのと、動画の録画に失敗していたので次に繋がる要素が少ないものの、次の機会があれば2分10秒を目標にしてみたい。

午後3時前にFSWを後にして、ナビに出てきた到着予定時刻は日曜の午前2時。高速道路を長時間運転する場合は85Km/h前後が一番楽で、シートは自分の体形に合っているので負担にはならないが午後11時過ぎに眠気に耐えきれずにSAで仮眠を取って目覚めたら午前5時。青森に着いたのが午前8時前。荷物を降ろし軽く車両点検を終えてこれで無事帰宅。
Posted at 2015/11/08 14:05:19 | |
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