リレー基礎知識メモ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
※エーモン等のリレーも基本は同じです。
写真が無かっただけです。。。
電気回路を制御する上で外せないのがこちらのリレー。
僕のお仕事はリレーがあって成り立ってる様な物なので
シーケンス制御はそれなりに理解して……るつもりです。
………説明に入ります。
2
そもそもなんでオンオフ出来るの?
って話ですが、リレーにはコイルが入っていて、
電気を流すことで磁力を発生させます。
可動鉄片……SWで言うところのc接点が
磁力で吸い寄せられて動くことによって導通させます。
(SWに関しては前々回の記事をご覧下さい)
通電が切れるとバネの力で復帰します。
ちょっと解りづらいかも知れませんが、
図ではスイッチ経由で電源を繋いであります。
これでスイッチを導通させるとコイルONし、
点灯させるLEDを切替えてます。
3
で、今回のキモとなるのがこちら。
自己保持回路といいます。
例えばモーメンタリSWしかないけど、
放してもONさせっぱなしにしたい。って時に使えます。
SWを押すまではコイルに電圧が印加されず
コイルは動きませんが、一瞬でもSWが押されると
a接点からc接点へ電流が流れ、SWを放しても
コイルはONしたままの状態になります。
…え?電源が無くなるまでOFFしないって?
4
例えばこの様に配線し、
12Vの1をACC、12Vの2を常時電源とすると
ACC電源が来ている場合には自己保持をとれますが、
キーをオフまで回すとACCは切れますので
自己保持も切れてしまいます。
ただこれでも満足出来ない場合……
5
ACCがONの時、リレー2のb-c接点経由でPB1に電圧が掛かってます。
ここでPB1をONすると、リレー1のコイルが通電して
a接とc接が導通します。
この際にa接からc接側に向かって電流が流れるため、
再度コイルに入っていきます。
一度コイルまで通電してしまうと自己保持しますので、
PB1をOFFさせてもコイルはONしっぱなしです。
切る条件としてはPB2がb接で入れられてるため、
PB2がONするとコイルへの電流がカットされ
接点が閉じ、自己保持も切れてしまいます。
あるいはIGがONした際にはリレー2のコイルがON、
可動鉄片はa接側に動きリレー1がOFFします。
6
………とまあこんな具合でしょうか。
今回図面の部品点数も増えトグルSWの時よりも
解りづらくなってるとは思います。
ただ、自己保持に関しては理解しないと
ちゃんと使えませんので少しずつでも
考え、覚え、学んでみて下さい。
保存はご自由にどうぞ~。
勿論出来る限りご質問にもお答えするつもりですし、
要望があれば図も書き直すつもりです。
※無断転載はお控え下さい。。
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