
今夜おこった、VOLVOオーナーの皆様に是非ご紹介したい小さな美談。
登場人物は、パリで2017年式 S60 D3を使ってタクシードライバーとして活躍しているジェラルドくん、
(パリに行ったら是非、彼のタクシー使ってください。私の知り合いだと言えばおまけしてくれます。日本語も結構出来ますので安心してください。)
このBursting BlueのR-Designがタクシーとして使っている彼のS60です。
かっこいい!
もう一人の登場人物は、ストックホルムで2018年式 V90 T5を所有するフレドリックくん。
これもカコイイ!
互いに昨日(2019年2月7日)まで赤の他人でした。
共通点は二人とも私のとあるSNSのフォロワーだという事のみ。
物語の始まりは、ジェラルドくんから私へ送られてきた一枚の写真でした。
写真を見てびっくり!

昨年10月に新車で買ったばかりのS60 R-Design D3 in Bursting Blueのフュエルフラップ、もしくは給油口が痛々しくもぎ取られています!
ジェラルドくん曰く、「気がついたらこうなっていた」とのこと...
パリも物騒ですから...
でも泥棒だったら、こんなに綺麗にボディーに傷つけずに外すか???
う〜ん、やっぱ、自然に取れた説が有力???
もぎ取れた原因はわかんないけど、とにかく車を買ったパリのVOLVOデーラーに行ったらこのパーツは無塗装品で€90、日本円でばっくり1万円だと言われたと...。
このジェラルドくん、実はS60の前はMAZDA-6(アテンザ)ディーゼルをタクシーで使用していましたが、なんとたった15万キロでエンジンがオシャカに...カムシャフトの歪みが原因で、修理したとしても修理後どこがどう壊れるか怖くて乗れないと諦めました。
MAZDA-6の前はVOLVO S80のオーナーだった為、安心な長寿命のVOLVOに即鞍替えを決心しS60を購入。
しかし当初のプランではMAZDA-6で最低30万キロを目標に購入したために金欠状態での無理に無理した購入でした。
しかも皆さんご存知の様に昨年年末(S60を買ってから)パリでは毎日が暴動で観光客が激減、彼の収入はご想像のとうりです。
1万のパーツが痛い。
実に痛い.....。
しかし、この状態で客商売はイメージ悪い。
フランスは日本と通行区分が左右逆なので給油口側ドアから乗車します。
私は返す言葉も出ない状態....
そんな時、ストックホルムに住むフレドリックくんから「元気か〜?」とメールが。
「これこれこうで、こんなに困っている友達がいるんだけど...。」ってジェラルドくんの話をすると、
フレドリックくん「おう!分かった!ちょっと待っとれや〜!お前の大事な友達やな〜!」
しばらくすると、こんなメールが届きました。
訳「こんなん見つけたで〜!中古品でパワーブルーやけど、お前のその友達は塗装出来るんか?仕事終わったらもっと探すけど、これでエエんやったら€28やで〜!」て泣ける返信が....
さすがストックホルム、さすがスエーデン。
👏👏👏👏👏😭😭😭涙、涙です〜。
中古ですが、かなり上等な品質です。
それがなんと!約1/3の値段で入手出来ます。
ネット市場では色んなパーツがごちゃごちゃ多い!いっぱい揃ってる!
さすがプリウスの様にVOLVOが走っているスエーデン!
送料やフレデリックくんへのお礼金等を入れると最終的においくらになるのか分かりませんが、ジェラルドくんは大喜び。
フレデリックくんも役に立てて大喜び。
仲介役の私も人助けが出来て大喜び。
VOLVO仲間の強い絆を感じました。
この絆、本当に大切にしてゆきたいです。
リタイアしたらスエーデン、フランス、ベルギー、ドイツ、モスクワ etc...
皆んなに会いに行きたいです。
フランス🇫🇷発、日本🇯🇵経由、スエーデン🇸🇪着のちょっとしたエピソードでした。
おわり
Posted at 2019/02/09 00:19:47 | |
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四方山話 | 日記