東京に住んでいた時に買ったドマーニが10年目を迎えるにあたり、車の買い替えを検討。
しかし、カー雑誌等の車の情報誌は20年近く買った事も無ければ、目を通した事も無く、いったいどういった車がいくらで販売されているのやら全くわからん状態でした。
ファミリーカーとして7人が乗れる5ナンバー車、HondaストリームはTVコマーシャルで見て知っていましたのでそこから調査をスタート。その過程で、同じくHondaステップワゴン、Mazdaプレマシー、Nissanセレナ、等々を短時間で調べました。
通勤は電車通勤ですので車を使う場面は殆どが女房の買い物くらいですので出来るだけ排気量は小さい5ナンバークラスで家族全員が乗れる車を探しました。
その中でひときは心がときめいたのが、このWishでした。
ファミリカーのワンボックスにしてはスタイリッシュなデザインが良かったのです。
HONDAストリームと私の中で一騎討ちになりました。
勝敗の決めては、サンルーフ。オプションで5万円?くらいだったような…。
とにかく安かったんです。
当時、地味パパを目指していた私はアルミホイールよりも、幅太タイヤよりも、サンルーフに憧れてサンルーフ込みだと遥かに安くなるWishを選んだのです。
別居している両親を入れて、家族は当時6人でしたのでWishが有れば一台で家族全員が旅行や食事に行くことが出来ました。
何度も頻繁に行ったわけではないですが、セダンでは味わえない素晴らしい想い出が沢山作れました。
家族にとって便利で乗りやすく、程よくカッコイイ奴だった。
走りもそれなりに良かったし、期待以上にエンジンも良く回ってくれました。
20年間、車情報の無かった私は当初「ミニバンでDOHCなの〜すげー。」と驚きましたが、どうやら驚く方が珍しかったようです。
又、運転する目線が高くなり、車内の空間が広くなるだけで、こんなに気持ちが良くなるものかと不思議なくらいでした。
車の新しい価値を発見しました。
「ワンボックス、悪く無い。むしろ良いじゃない。これからの車は総てワンボックスでセダンは無くなるなー。」と言う思いでした。
子供達は、2列目は一人目の長女、3列目は2人目の長男が自分達のプライベートルームの様におやつを収納しおもちゃを飾って使っている光景に思わず笑みがこぼれました。
ペットのトイプードルの存在も幸せなこの光景にアクセントを付けてくれました。2列目、3列目をジャンプで行ったり来たりしてました。
それでも10 年が経過すると家族も変わります。
長女は昨年 、マイカーを所有。
長男は中3で親離れ。
父親は他界し、もう家族全員が一台の車で出かけることが殆どなくなりました。
そして、女房と次の人生のステップに踏み込む為に、Wishからの卒業を決意しました。