音飛びの激しい旧いCDチェンジャーを直してみる
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ALPINEのCDチェンジャー、5952Z。
多分20年位前のモデルかな?今時6枚しか入らないチェンジャーをわざわざ使っている奇特なタケヲですが^^;
冬前から音飛びが激しくなり始め、いい加減にイライラしてきたのでチェンジャーだけ買い替えようかな~と思ったけど・・・
直りそうな音飛びなので、修理してみましょう。
2
チェンジャーをクルマから外す前にマガジンは抜いておきましょう。
んでバラします。
バラすと言ってもチェンジャーの外側のカバーパネルを外すだけ。プラスドライバー1本でできるので別に難しいことはありません。
写真はチェンジャー上部のカバーパネルを外した状態。ネジ6~7本を外せばガバッとカバーが外れます。
3
続いてチェンジャー底側のカバーとマガジン入り口側のカバーを外します。
メーカーやモデルによって多少の差異はあるけど、チェンジャーやオーディオは基本的にはネジ数本外せばカバーは外れてしまいます。
写真のチェンジャーは裏返し状態。緑の基盤の向こうに見えるのがピックアップ。
4
チェンジャー本体は裏返しの状態で・・・
写真のプラスドライバーの先端にあるのがピックアップを駆動するモーター。このモーターの回転によってピックアップを動かします。
5
音飛びの原因になっているのがコレ。ピックアップを支持するシャフト。このシャフトとピックアップの摩擦が大きくなり、ピックアップのスムーズな動きが妨げられて音飛びを招いたようです。
シャフトに潤滑油を噴霧します。グリス系かモリブデン系がいいですね。
5-56はダメですよ。短期的には潤滑効果は期待できますが、長期的にはカラッカラになっちゃいます。5-56はグリスなどの潤滑油やオイルシールを溶かしちゃいますので。
6
潤滑油を噴霧したあと、モーターと繋がっているスピンドルを指で回し、ピックアップと支持軸と潤滑油をなじませます。ついでにスピンドルにも潤滑油を噴霧してっと。
2往復くらいすれば十分かな?ピックアップの動きがすごくスムーズになりました。これで音飛びの要因は除去されたハズです。
7
せっかくバラしたので、ピックアップレンズもキレイにしておきましょう。
ピックアップを手動でレンズが見える位置まで移動し、レンズ表面をアルコールを染み込ませた綿棒でやさしく拭いてやります。今回は以前に清掃しているのでそれ程ではありませんでしたが、チェンジャーに限らずカーオーディオのピックアップレンズは数年使うと綿棒が黒ずむほど汚れているもんです。
バラして清掃すると、高価なレンズクリーナーを使うより安価に済むし、何より確実に清掃ができます。
ついでに各駆動部とグリスアップして、内部をエアブローで清掃。
内外がかなりキレイになりました。
8
もちろん、中古で買ったチェンジャーですが、12年ほど前に一度清掃をしているみたいですね。メーカーにてやったのかな?
整備の結果、音飛びは全くなくなりました♪
20年モノと思われるCDチェンジャー、まだまだ使えそうですね。トッポに乗っている限りは使い続けるハズなので、まだまだガンバってもらわにゃなりません。
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