メーターケーブル異音修理　～キュルキュル音をなくす～

先日久しぶりに３２に乗ると、メーター付近からキュルキュルと異音が発生しているのに気づきました。その異音は停車時には鳴らず、速度が上昇するにつれ音も速くなるような感じで、回転数には比例しない様子。

となると考えられるのは、スピードメーターケーブル。恐らくグリスが切れてるのかな？っということで、グリスアップを行います。

ちなみにメーターケーブルは、ずいぶん前に低速域での針ブレが発生し、一度交換しているんだけど、交換後数年でまた同じ症状が出たので諦めました（笑）最悪ケーブルが切れてしまうと、重ステになったり、ＨＩＣＡＳの動作に不具合が発生するみたいだけど、針ブレぐらいはガマンガマン。新品もストックしてあるけど、この先もずっと乗り続けるためのストックだから、今はまだ使うわけにはいかないの。

作業にあたり、メーター周りのクラスターリッドやロアパネル等の取外しはここでは割愛。いきなりメーターパネルの登場です。

メーターパネルを固定しているビスを４本外せば、メーター本体を手前に引けるので、引きながら裏のコネクタ×３カ所を外します。

コネクタの爪はいずれも親指と人指し指で挟んで外すタイプです。

メーターを外すと、ダッシュボード側はこのようになっています。ケーブルが通る場所に貼ってあるスポンジは以前キシミ音対策で張り付けたものです。

メーターケーブルは、トランスミッションを出て、車体の下を通り、メーター裏側まで来ていて金色の丸いパーツがそれになります。

丸いパーツの中心には、樹脂でできた芯のようなものがあり、これが回転することでスピードメーターを動かす仕組み。

異音はこの部分から発生していると思われるので、まずは古くなったグリスをきれいに拭き取ります。

その後、クレ556を芯に吹き、ケーブル内部へ浸透させます。

芯は押すとへこみ、離すと戻るので、これを何度も繰り返すことで、より浸透させることができました。

最後にクレのスプレーグリスを塗布し、メーターケーブル側の作業は終了。

外したメーターの裏側。

スピードメーターの裏にケーブルが刺さる穴があるので、こちらも古いグリスを除去後スプレーグリスを塗布。メーター周りを復旧し、作業完了です。

作業後のテスト走行では異音もなくなり、車内には心地いいＲＢ２６のサウンドだけが響くようになりました♪


現在の走行距離：１８６７４５キロ