燃料タンク・燃料ポンプ・燃料レベルセンサー交換 ~燃料ポンプ・レベルセンサー交換編~
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
燃料ホースの交換が終わったので、次はいよいよ燃料ポンプとレベルセンサーを交換します。
まずはレベルセンサーを固定しているロックプレートを外します。(写真は外れた状態)
2
レベルセンサーは写真のOリングにギュッと詰め込まれているだけなので、上に持ち上げるように引き上げると抜けてきます。
レベルセンサーのフロート部分とセンサー部分をつないでいる針金みたいな部分は、とっても弱い造りなので、変形に注意しながら取出します。
燃料ポンプはチャンバーにツメで固定されているので、それを起こし斜め上に引き上げれば外せます。
※ツメ部分の詳細は手順5にて紹介
3
外した燃料ポンプとレベルセンサー一式。
心配していたレベルセンサーの配管の腐食もないし、ホースもきれいでホッと安心。普段からガソリンを満タンにするよう心掛けていたのが奏功したのかも♪
4
ストレーナは少々黒ずんでるけど、ゴミや錆の付着も皆無で問題なし。
5
手順3でお話したツメ部分の詳細。
燃料ポンプは写真右側が下向き、写真左が上向きの斜め状態でチャンバーに固定されていて、緑で囲んだ部分がチャンバーとの接続部分になります。
緑で囲んだ部分の左側を写真奥側へ押し込むことにより、緑で囲んだ部分の右側が手前に出て、ツメが外れる構造です。
6
燃料タンク内はこのようになっています。
写真上がチャンバーで、燃料ポンプユニットが収まる部分。チャンバーは燃料タンクの底に横方向にスライドする形でツメで固定されています。
今回このチャンバーを外したいと思ったけれど、片手しか入らないスペースに、ツメを持ち上げながら横にスライドするというのができなかったのに加え、かなり硬くてあえなく断念しました。
※写真下のツメ部分は予備の燃料タンクの写真のもの
7
次はレベルセンサー側を見てみます。
ゴン太くんの32はずっと前から極稀にガソリンがあるにも関わらず、燃料計の針がEよりも下に行って、しばらくしたらゆっくりと元に戻ってくる現象があって、それがずっと気になっていました。
フロートの動きは特に問題なく、可変抵抗部分も摩耗等の異状も特になし。断線状態も見受けられないし、結局原因はよくわかりませんでした。
8
こちらは今回交換する、
17042-05U00
フューエルポンプ,インタンク
25060-05U00
フューエル,レベルセンサー
いずれも15年以上前に購入しておいた純正新品部品になります。燃料ポンプは現在ヘリテージパーツ扱いで132000円と高騰化、レベルセンサーは製廃になっています。
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ここからは今回の作業に合わせ、昨年11月に注文したパーツ達の取付け。
まずは
17013-53J00
ブラケット,フューエルポンプ
17014-53J00
ブラケット,フューエルポンプ
燃料ポンプの振動が伝わらないよう(異音対策)防振ゴムが装着されています。
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次は燃料ポンプの組立て。
燃料ポンプの底に
17043-05U00
サポート,ポンプラバー
を装着して、ブラケットを装着。ブラケットはそれぞれがパチンとはまる構造になっています。
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燃料ポンプが組み上がりました。
ちなみに燃料ポンプに付随するホースやバルブ類は、燃料ポンプアッセンブリーで付いてきます。
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17280-53J00
チャンバーアッセンブリー,フューエルタンク
オリジナルの白から黒へと色が変更になっています。
写真左上の緑〇で囲んだ部分が燃料タンクと固定されるツメ部分。(手順6参照)
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チャンバーには、リターンホースの先が挿入される形になっています。
17273-53J00
チューブ,フューエルタンク リターン
は今回再使用することとし、これに
A8741-00039
ホース,フューエル
01552-00481
クリップ
を装着。ホースはインタンク用の専用ホースのようで、径や見た目が同じ耐油ホースだとホースがボロボロになることがあるみたいなので、ちゃんと専用品を使用するべき。
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チャンバーにリターンホースの先端チューブを挿入し、こちらもツメにしっかりと固定します。
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バルブにホースを接続します。
17551-05U00
ホース,フューエル
16439-35F1A
クランプ
16
組み上がった燃料ポンプとチャンバーをドッキングさせてみました。タンク内ではこのような形で固定されます。
※タンク内への取付け時は、このままだと入らないので、再び分離しました。
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ホースとケーブルを固定します。
01552-00481
クリップ
このクリップ(結束バンド)、オリジナルのものからかなり長いものに変更になっているので、余分な部分はカットしました。
18
燃料ポンプをタンク内へ収めます。
チャンバーを燃料タンクに取付け、その後燃料ポンプをチャンバーに取付け。チャンバーのツメはかなり硬いので、プラスチックハンマーで軽く叩いてツメをかけました。ここでしっかりとツメを掛けておかないと、走行中に外れてしまう恐れがあるので、慎重に作業します。
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次にレベルセンサーを固定する前に、Oリングを装着。
17342-79900
シール,Oリング フューエルゲージ
レベルセンサーにホース類とコネクタ類を接続。
※レベルセンサー上部にデリバリー・リターンの矢印があるので、要確認!
16439-35F1A
クランプ×2
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レベルセンサー側の▲マークと、燃料タンク側の凸マークを合わせ、奥まで押し込んだら、
17343-79900
プレート,ロック フューエルゲージ
でギュッと固定。
21
レベルセンサー出口にホースを接続します。
A6D40-N7686
ホース,フューエル
(デリバリー)
16439-53A00
クランプ
A8742-20030
ホース,フューエル
(リターン)
01558-00421
クランプ
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以上で燃料ポンプ・レベルセンサーの取付け作業が終わり、燃料タンクを車体に取り付ける準備が整いました。
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