モードドアアクチュエータをリペアしました。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
エアコンをOffした時や吹き出し口を切り替えた際に「ぷぃ〜ん」という情けない異音が出始めました。
モードドアアクチュエータのグリス切れのようです。
27731-53E00
ついに来たか、、、
このパーツはまだ新品が出ますが、今や¥50,000近くします😬。
音だけの内はまだイイんですが、最終的には不動になってモータまで駄目になってしまうので、直すなら早めが吉です。
先駆者の方々の情報を参考にして、自分でリペアしてみます。
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2025/05/15 追記
今年から爆値上がりして、なんと
新品は ¥107,000! だそうです😱
→ その後、税込¥140,000 超まで上昇中❗️😱😱
再度不調になったらキャニーさんに
お願いするしか無いかも、、、
(関連情報url参照)
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2
モードドアアクチュエータは運転席足元の左側に露出で取り付けられています。
8mmソケットのラチェットと5〜6cmのエクステンション、それと短いプラスドライバーがあればOKですが、仰向けのエビ反り姿勢がキツい。。。🦐
アクチュエータの金属ブラケットを車両に固定している3本のボルトの内、左上のボルトが奥深くて手探りですが、アクセルペダル辺りまで頭を入れれば何とか目視できます。
ステアリングコラム下のロアカバーを外せば作業し易いですが、外さなくても何とか作業できましたよ。
3
【右側画像】
車両側にロッドを留めているホルダー(赤丸)がかなり硬く破損しそうだったので、ココはそのままにしてアクチュエータのアーム側から知恵の輪的にロッドを外しました。
【左側画像】
その際、スクリュー4本でアクチュエータに固定されているブラケットを分離して、コネクタを抜いておくとやり易いです。
コネクタは裏側の赤丸部を押しながら引き抜きます。
4
アクチュエータのケースは5箇所の爪で蓋が閉じられています。
爪に嵌っているフック(青丸)を折らないように慎重に浮かして、爪楊枝ww..を挟んでおくと蓋を開け易いです。
開けてみれば、内部はグリスがパサパサに乾いて、回転部にグリスが乗っていない状態でした。
この状態で、アーム(黄丸)の位置と一番大きな歯車の丸突起(赤丸)の位置を覚えておくと良いです。
5
4個の樹脂歯車の内、特にモータ側ウォームドライブを受ける①のウォームホィール(斜歯歯車)が軸にガッチリ固着してました。
その隣②の歯車も軸とキッツキツで、異音の発生源はココのようです。
この軸はケースと一体成形の樹脂製ですが、足元ヒータの熱で軸が膨張した?のか、或いは歯車が縮んだ?んでしょうかね。
試しにウォームドライブの先端に極細ヤスリを差し込んで手動で回してみましたが、軸がしなるばかりで歯車は回りませんでしたよ。
壊したら高くつくので、慎重に作業します。
まず、固着した①②の歯車を抜くのに難儀しました。
軸を折ったらアウトなので、軸と歯車の隙間にドライファストルブを浸透させてから着手。
小さなマイナスドライバーで四方から少しずつ力を掛けて、水平に持ち上げます。
力加減に気をつけながら根気よくトライしていると、ゴリッという音と共に抜けてくれました。😮💨
①②を外すと、③④は滑らかに回りました。
紙ヤスリ(#800)で軸を軽く舐め、極細の甲丸ヤスリで歯車の内径をほんの少しだけ広げたらシリコングリスを塗布しましたよ。
軸がツルツルになるまで磨けば尚良いです。
歯車を嵌めてモータ軸のウォームドライブを手動で回すと、歯車も回転するようになりました。
他の歯車も含めてギア部にシリコングリスを塗布したら元どおりに組み立てて、車両のコネクタを刺して動作良好なのを確認しました。
最後にアクチュエータのアームにロッドを嵌めて、ブラケットをつけて車両に固定すれば完了です。
やはり左上のボルトを絞めるのがムズイので、セロハンテープでボルトをドライバーにくっつけたら上手くいきましたよ。
吹き出し口を動かしても異音なく静か動作するようになり、問題解決デス。👍🏻
よかったねぇ、Rくん。
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