2014年10月30日
10月だというのに冬の寒さになりました。
寒い時間帯に車に乗る方はヒーターONで暖房しますね。
でも、すぐには温風が出てこないし、温風が出てきても暖かく感じられないことがある。
その理由は、人が暖かく感じるために必要な要素が欠けているからです。
どうしたら暖かく感じるか?
多くの人は、室温が上がれば暖かいと考えてしまいますが、それだけでは不十分です。
体の周りにある空気の温度が低くても暖かく感じる時があります。
例えば焚火。
寒風吹きすさぶ中でも、焚火の炎に手をかざすと熱いと感じます。
または薪ストーブ。
体の芯から暖まります。
この両者に共通するのが『遠赤外線』です。
遠赤外線の暖房効果は、人体の主に水分に直接エネルギーを与えて温度を上昇させます。
車に話を戻すと、温風が出ても車体や内装材が冷たければ、体温の方が高いので体から内装材に向けて遠赤外線が放射されます。
これを冷輻射ということもあります。
体温で車を温めているなら寒く感じて当然ですよね。
ここまで読めば、どうしたら暖かく感じるかはお分かりだと思います。
車に乗り込む前に予熱して内装を暖めておくと効果的です。
目安は、内装を触って温度差を感じない程度。
リーフには「乗る前エアコン」と言う優れた機能があるので、これを有効に活用してください。
《補足》
暖かく感じる熱には二種類あります。
伝導熱と輻射熱です。
体の周囲の空気を暖めるエアコンが前者で、遠赤外線で直接暖めるのが後者です。
室温が高い=暖かく感じるではないところが暖房の奥深さです。
Posted at 2014/10/30 06:47:23 | |
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2014年10月30日
マイナーチェンジ前のリーフはJC08モードで200km走ります。
この時の交流電力量消費率は124Wh/kmです。
200km走るために必要な交流電力量は200×124/1000=24.8kWhになります。
次に、マイナーチェンジ後のリーフはJC08モードで228km走ります。
この時の交流電力量消費率は114Wh/kmです。
228km走るために必要な交流電力量は228×114/1000=25.992kWhになります。
マイナーチェンジ後の方が多く電力を必要?
リーフに搭載されているバッテリー容量はマイナーチェンジで変更がなく24kWhと公表されていることに矛盾している。
本当にバッテリー容量に変更がないなら、交流電力量消費率の変化が距離に反映されるはずです。
124Wh/km/114Wh/km×200km≒218km
これがなぜ228kmになるのか、日産EVカスタマーセンターは答えられません。
充電効率が違うとしても、
マイナーチェンジ前の充電効率は24/24.8=96.8%。
マイナーチェンジ後の充電効率は24/25.992=92.3%
マイナーチェンジで充電効率が下がったということか。
ガソリン車と異なり、供給したエネルギーと利用できるエネルギーに差があるのがEVです。
ガソリン車なら1L燃料タンクに給油すれば1Lエンジンに供給できるが、EVは1kWh充電してもモーターに供給できるのは900wh前後に低下します。
ここのところがややこしい。
EVのモニターに表示される電費はバッテリーからモーターに供給した量を基準にした(直流)電力量消費率なので、充電量を基準にするカタログ値の交流電力量消費率と似て非なるものです。
228km走るために、バッテリーに蓄電された電力をどれくらい消費したのか知りたい。
でも、教えないでしょうね。
リーフのバッテリーは24kWhと称しているが、実際は20kWhくらいしか使えないと判ってしまうから。
《おまけ》
バッテリーの実容量を20kWhと仮定すると、JC08モードの航続可能距離228kmで電費を計算すると11.4km/kWhになる。
114という数字の並びが交流電力量消費率と同じなのは、あまりにもよくできた偶然でしょうね。
Posted at 2014/10/31 07:03:07 | |
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