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リバーサイドGのブログ一覧

2020年01月20日 イイね!

RAW現像もGPU性能が求められる時代(前編)

昨年Lightroom Classic 8.4のリリースに伴い、GPUの活用範囲がかなり広がりました。そこで導入したばかりのZ7のRAWファイルを使い、どの程度GPU性能があれば良いのか考えてみました。

Z7のRAWは非圧縮・ロスレス圧縮・圧縮と選べますが、フルサイズ14bitで有効画素数4575万画素の高画素機であり、相当に大きいデータです。ただ「大きいデータ」と言っても分かりにくいので、まずは過去機材も含め、我が家のRAWデータのファイルサイズを示してみたいと思います。(撮影一枚当たり)

【一眼レフ】
Z 7(フルサイズ・4575万画素):非圧縮 84MB程・ロスレス圧縮 52~65MB程
K-1(フルサイズ・3640万画素):ロスレス圧縮 42~52MB程
K-3(APS-C・2435万画素):27~37MB程
K-7(APS-C・1460万画素):10~17MB程
E-M5 MarkⅡ(4/3型・1605万画素):ロスレス圧縮 13~16MB程

【コンパクト】
RX100 M5・M7(1型・2010万画素):20MB程
XQ2(2/3型・1200万画素):18.5MB程
S100(1/1.7型・1210万画素):12~16MB程


合わせて8機種のみですが、こんな感じになりました。撮影時の条件やメーカー・形式による差があるものの、画素数・フォーマットの大きさに比例してファイルサイズが巨大化しています。

では、Z7のRAWデータをGPU支援を全て有効にしたLightroomで処理するとどうなるのか、見てみましょう。使用するGPUはRadeon RX560(ビデオメモリ2GB)です。現像画面で拡大・縮小やノイズ除去などの作業を行った状態で画面をキャプチャしたものです。

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はい、ビデオメモリをほぼ使い切ってしまいました。ビデオメモリは大量に使っている一方、GPUの計算処理自体にはまだ余裕がある感じですが…。
画像のように補正前後の比較のためにビューを分割すると、ビデオメモリ不足が響いているのか、画像の拡大・縮小もサクサクとはいきません。しかし、ビューを分割した状態でCPUのみに処理させると、Core i7 9700Kを持ってしてもまともに動かないので、GPU支援はかなり高速化に寄与していると言えますね。現状で色々試した結果をまとめてみます。

【CPUのみに処理させると】
・ビューを分割しなければ、現像処理をした画像を拡大・縮小してもモタツキは少ないが、時折引っ掛かる動作をすることがある
・ビューを分割した場合、現像処理の有る無し関わらず、処理が追い付かない
・非圧縮RAWの方が若干軽く処理できる(解凍処理が無いためか?)
・CPU使用率が80%前後に達する時間も長く、余裕がほぼ無い状態

【GPU支援を使うと】
・ビューを分割しない場合、CPUのみの処理と比べより快適。モタツキは皆無
・ビューを分割した場合、現像処理がなければ快適に処理できるが、現像処理がされていると拡大・縮小や画面移動に大きなモタツキが出る
・GPUのおかげでCPU使用率の高くなる時間が短くなり、CPUのみに比べかなり余裕が生まれた
・ただし、Z7のRAWデータに対してビデオメモリ2GBは明らかに不足

GPUがRadeon RX560と古いものであっても、明らかに実感できるだけの差があります。
ちなみにこれをCPU内蔵GPUで処理した場合、どうなるのかも試してみました。

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ご覧のように、基本アクセラレーションは有効にできます。画像処理には性能が不足していると判断されて、手動でも設定不可でした。これでもCPUのみに処理させるよりは快適になりますが、Radeon RX560でフルに支援有効にした場合と比べればモタツキは感じられます。

結論として、RAW現像もGPU性能が求められる時代が来たことは間違いありません。これまで「LightroomであればCPU内蔵GPUでも問題ない」とも言われていましたが、Z7の様な高画素機のRAWデータを編集する際には性能不足で、それは過去の話になった感があります。
かなり記事が長くなったので、残りは次回へ…。
Posted at 2020/01/20 19:54:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | IT・パソコン | 趣味
2019年11月10日 イイね!

新PCで第3世代Ryzenにしなかった訳

新PCで第3世代Ryzenにしなかった訳今の私の用途には合わなかったと言うお話です

CPU単体で見るとIntelに追いついた感もある第3世代Ryzenですが、システム全体の拡張性が弱点です。
X570チップセットを除けばPCI Expressの速度やレーン数が少なく、色々と排他利用が多いのは将来困ります。マザーボード次第なのですが、NVMeを二つ使おうとすると片側が制限を受けたり、GPUに影響するのは典型例ですね。

これが今回Intel(Z390チップセット)になった要因です。私の場合PCゲームは全くせず、写真・動画編集や音楽管理がメインです。それを踏まえるとストレージ系に排他が多いAMDは厳しくなります。Adobe系ソフトもGPU活用も増えてきているので、帯域はフルに残しておきたい所ですし。

現状システムドライブがNVMeのSSD・データドライブはHDDを使っていますが、HDDは高速化を図るため、マザーボード裏面のM.2スロットに32GBのOptane Memoryを導入しています。Optane Memoryは規格がPCIe NVMe 3.0 x2ですが、Z390では二つのNVMeを制限なく運用できます。
AMDの場合、データドライブもSATAのSSDにすればNVMeの問題は避けられますが、2TBを超えるSSDはまだ気軽に手を出せる価格ではなく、費用対効果が悪すぎます。写真・動画・音楽データは今後も増えていく以上、容量は譲れない点です。
今の様にHDDで運用する場合、AMDでもOptane Memoryと似た考え方を持つ「StoreMI」がありますが、フルに活用しようとすると結局拡張性のあるX570を導入するしかなく、マザーボードの価格差を考えると、これまた費用対効果が悪いとなってしまいます。可能な限り費用を抑えつつ、ストレージの高速化を図るのにZ390とOptane Memoryは最適だった訳です。

大容量SSDも近い内に手の届く価格になると思いますが、向こう1~2年はまだHDDが容量で上回るでしょう。仮にデータドライブがSSD化されても、Z390のシステムではNVMe・SATA関係なくSSDの速度をフルに活用したデータ管理が可能になるのも大きいです。

CPU単独ではAMDの方がコストパフォーマンスに優れているものの、システム全体ではIntelの方が安くなったという結末でしたが、これも用途次第で諸々自由にパーツを選べる自作PCの面白さかなと思います。
Posted at 2019/11/10 21:35:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | IT・パソコン | パソコン/インターネット
2019年10月24日 イイね!

新PCのベンチマーク

新PCのベンチマークi7 9700KとRyzen7 1700の比較です

正直世代の違う物を比較してどうするとも感じますが、お馴染みのCINEBENCH R15で簡単にベンチマークを取ってみました。いわゆる儀式みたいもんです。
結果はお互い予想通りで「まぁ、そうなりますね」としか言えないスコアでした(笑)

画像をよく見るとRyzen7 1700は二つスコアがあるのですが、i7の上にあるスコアはRyzen7を手動で全コア3.5Ghzにオーバークロックしたもの、逆にi7の下にあるスコアは全て初期設定の場合です。
Ryzen7 1700はオーバークロックをかけてi7 9700Kと同等のマルチスレッド性能な訳ですね。
こう見ると「買い替える程でも無い?」と思うのですが、クロック周波数が上がりやすく、シングルスレッド性能の高いi7の方が写真編集には有利なので買い替えて間違いでは無かったです。

「性能なら第3世代Ryzenで良いのでは?」と言う部分はあるのですが、その件はまた時間のある時にでも書こうかと思います。
Posted at 2019/10/24 19:32:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | IT・パソコン | パソコン/インターネット
2019年10月07日 イイね!

PCを組み直しました

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届いたNCASE M1への組み直しが完了しました。選んだCPUはi7-9700Kです。i5-9600Kと迷いましたが、「やっぱり8コア欲しいなぁ」と欲が出ました(笑)
9700Kの中でも一番新しいR0ステッピングの物です。このR0ステッピングはマザーボード搭載時にBIOSアップデート必須かつ、OSも再インストールが指示されるという、近年ではかなり面倒な要求をしてくる曲者です。どの道AMDからの丸替えでOSもクリーンインストールのつもりだったので、気にせず選びました。曲者仕様なので、BIOSアップデートとCPU取り付けのみ保険の意味でショップに依頼しました。

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マザーボードはZ390では比較的手頃な値段で堅い作りのGIGABYTEです。メモリとSSDは流用するので、サクッと組み付けます。
SSDは元からヒートシンクが付いているので、画像の状態で使用します。CPUクーラーは右上に見えているNoctua NH-L12Sです。

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一気に作業が飛んで、ケースにパーツを組み込んだ状態で起動しました。CPUクーラーの存在感がデカいです。諸々干渉する場所があるので、CPUクーラーの取り付け方向は画像の向きにしか出来ません。本来、ヒートパイプは上方向で運用したくないのですが、こればかりは仕方ありません。
ケースファンは底面に吸気用120mmを2つ・背面に排気用92mmを1つ・サイドブラケットに吸気用120mmを1つです。全て薄型ファンを選んでいます。

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サイドブラケットにHDD(4TB)と120mmファンを取り付け、全体のケーブルをある程度整理した状態です。薄型ファンで内部のクリアランスを確保したのは冷却面で結構効いています。リア排気ファンとサイド吸気ファンを薄くする事でNoctua NH-L12Sを無理なく運用できています。
NCASE M1は小型ケースとしては組み込みがし易いので、頭を使う部分はあるものの、更なるハイエンドシステムも狙えると思います。現在はクリーンインストールに伴う環境の再構築中なので、ベンチマークはまだ後日に。
Posted at 2019/10/07 20:56:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | IT・パソコン | パソコン/インターネット
2019年09月27日 イイね!

Ncase M1、台湾からセントレアに到着

Ncase M1、台湾からセントレアに到着SFFLABで予約したPCケースが発送されてきました

少しずつパーツを準備してきましたが、まだCPUやマザーボードは未選定です。今度の三連休で組めるように増税前の駆け込み需要で諸々購入します。

現在のMicro-ATXからMini-ITXに移行するので、流用できるパーツは電源・ビデオカード・SSD・メモリ位です。HDDも4年程度使っていて、そろそろ潮時ですね。

今回は安定重視のIntelで行こうかなぁと思ってますが、i7かi5か選択にちょっと迷う所。どっちにしてもK付きモデルにはなると思いますが・・・。
Posted at 2019/09/27 18:50:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | IT・パソコン | パソコン/インターネット

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「IMPULミラーを装着しました http://cvw.jp/b/206517/48555778/
何シテル?   07/21 17:34
岐阜で生まれ、岐阜で育った生粋(?)の岐阜県人です。転勤に伴い、2020年7月からは長野県で生活しています。 他人と同じ事を好まないせいなのか、周囲からは「ち...
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