2016年03月16日
車を末永く使いたい、大事に乗りたいと思うなら、エンジンオイルは定期的に交換しなさい。
メーカー推奨交換時期は「6年 OR 10万キロで買換え」を予定している場合の話。
末永く大事に使うなら交換は「シビアコンディション」で考える。
一般的に、
・自然吸気は5000キロor6カ月(どちらか早い方)
・ターボは2500キロor3カ月(どちらか早い方。サボるとタービン壊す可能性大)
・オイルフィルタは純正品を2回に1回交換。(純正品は濾紙品質と性能が安定してる)
・オイルはメーカー純正を使う。(API、ILSAC、SAEの規格は満たしてるはず)
・粘度は車種指定粘度を守る。変更する時はディーラーで確認する。
・油種は鉱物油でも問題なし。(合成油でも交換スパンは延びない、お金あればどうぞの世界)
もし、年間走行距離が3000キロ満たない自然吸気のガソリン車であれば、
・エンジンのサーモスタットが開いてきて(※)から走らせる
(※水温計の針が少し上がってる状態。
水温がランプの場合はランプ動作条件を知らないので判断不能)
AND
・1回の走行距離が十分暖気状態で10キロ以上走る
AND
・高速走行は年に数回
AND
・高速の速度は100キロ程度で回転数をトップ(4000回転以上)まで回さない
を満たしていれば、1年交換でもなんとか大丈夫。
でも、理想は6カ月で交換する。
逆に、
・エンジンをトップ(4000回転以上)まで高頻度で回す。
・高速で点数6点以上の速度で走行する。
・夏の渋滞でエンジンが効率よく冷えない状態が長時間続いた
・峠や山道のスカイラインなどで胸も車も熱い走りをした
・無茶な追い越しを繰り返して度胸試しをした、など。
オイルは100℃超えると一気にダメになる。
過酷な条件の時は、帰宅後は早めにエンジンオイルを交換する。
交換時の油脂類は可能な限り、純正品を使うようにする。
オイルシールや他の部品との相性でハズレにくい。
エンジンはオイル交換をしっかりしておけば、
後々のトラブルはかなりの確率で下げることができる。
そして、総走行距離が延びれば延びるほどに、
後になって寿命として効いてくる。
オイル交換は確かにお金がかかる。
最近は「原油高の頃のままの値段だべや」と言わんばかりの値段。
しかし、後でトラブルになると、もっとお金がかかることになる。
必要な事と思い、頃合い見て惜しまなく交換する。
交換しないとトラブルになるが、交換しすぎてトラブルになる事はまずない。
また、日常ユースであれば高性能オイルよりも純正オイルを頻繁に交換がよい。
エンジンオイルは原油を蒸留した残油で作るから、交換しすぎても非エコではない。
エンジンオイルの為に原油を精製することは無い、躊躇なく交換すべき。
いい加減な管理で早々に車をぶっ壊してしまう方がずっと非エコ、散財である。
<ディーゼルの場合>
交換はガソリン車の条件と同じ。
オイルはガソリン以上に過酷になる、交換タイミングは早い方がいいに越したことは無い。
オイルは真っ黒になるが、洗浄性が高い証拠でそれが正常。
乗用車の場合はオイルパンへのオイル容量が少ないから
大型車よりは交換はシビアに考えた方がよい。
クリーンディーゼルやダウンサイジングコンセプトでターボが出て最近は人気。
でもオイル交換のスパンを考えると、維持費高になるのは昔からのこと。
ターボこそ、頻繁にオイルを交換しないといけない。
ターボ車選ぶも自分、知らなかったと言わずにがんばれ。
Posted at 2016/03/16 22:19:48 | |
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