ヘットカバーの再塗装
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
画像
ここに比較に2005年に作成した物(アクリル塗装のみ)
役2年後の状態を掲載。
塗装の地肌が梨地なのは、塗装の劣化ではなく
下地の材質の質感が出ているだけです。
下地はテキトウ(脱脂はママレモン、サフはとりあえず意味も知らず吹いただけ)
塗装はアクリルの耐熱塗料のみ(ソリットなのでクリアすらナシ)のヤっつけ仕様は、まぁ持って4年でした。
(2005年11月作成)
それから約4年ですが、当時のヤっけ作業が悪かったのか?
単に経年の問題なのか?全体的に艶引けしてきたり
一部の塗装の剥離が目立つ様になった為に今回手直しする事にしました。
(ちなみにアクリル塗料の寿命は5年とされているので熱や油脂に犯されるエンジン内部としては妥当なのかもしれません。)
それと、もう1点
当時から文字の部分の周辺が日頃から、どうも磨きづらく
その他の場所との磨きムラも問題だった為に、
今回は文字は加工してフラットにします。
今回作業においては、
トライルさん、かしわさん、タローさんには大変お世話になりました。
この場でお礼申し上げます。
2
3
まず一度加工した物は劣化した塗料が付いているので
それを「なんらか」で剥離しなくてはなりません。
画像2の新品で示したとおり、この部品は樹脂製ですから
剥離剤を使うと本体の材質をも侵しかねません。
‥によって「ラッカー薄め液」で地道に剥がします。
まぁ地道といっても、その後に続く作業よりは
時間も手間もかかりません(約2時間)
旧塗装は「半耐熱」の『ホイルカラー』を使用していましたが
薬剤選択には問題なかった様で次第に黒色が剥がれて
下地のサフが現れました。
サフは、塗装直後だと、やはりラッカー薄め液で簡単に剥がれるのですが
5年も塗装の下にあると強固に固まってるらしく、薄め液では落ちませんでした。
それと意外にも「プラモデルカラー」も熱が加わると強固になる模様で
画像の様な状態になりました。
この件についての詳細は↓を参照ください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/207103/blog/16534243/ 4
次に文字を削る作業に当ります、この作業については
事前に、かしわさんの過去記事を参照にして、
http://minkara.carview.co.jp/userid/164326/car/56637/85097/note.aspx
文字下に空間等があり、文字を削ると
穴が開いて内部貫通しない事を確認しました。
が、これは、あくまで「裏側に鉄板が入ってる前期用」での話であり
その他のタイプについては、かしわさんも言われる通り責任を持てません。
この点、ご注意ください。
削る際も、彼(かしわさん)を真似して電動グラインダを用いましたが
画像の様に電動で文字が無くなるまで削るのではなく
ある程度残ってる程度で辞めておいて、そこからは
ヤスリで平にした方が、後の手間や出来が違います。
なにせ樹脂相手ですからね。
その後の手間を考えれば、この時点で手間をケチると大損?します。笑
画像はまさに「悪い例」です。苦笑
5
グラインダーで削り過ぎた箇所をパテで修正します。
なにぜ材質が「樹脂」なので2液性のバンパーパテ(樹脂用)を使用します。
乾燥も早いし、物には文句なしですが‥量の割りには高いのがネックかな?
でも、ここに使う分には足りなくなる量でもありません。
(実際余ってます。)
実は、これらの工作は苦手であり始めてなので
(機械工作や組み上げ流用や、やっつけは好きですが)
こんなに盛り盛りにしてしたり、必要ない部分に付けたのを
そのままで乾燥させてしまい、後から面倒な事に‥
こう言う作業には繊細さが必要ですが、そのセンスが私には、無い。笑
お陰で下地剤(サフ)を再度塗布するまでに、
かなり時間を喰われてしまう結果となりました。
(実は1回サフを吹いてから修正箇所が丸裸になり、再度やり直してます。)
この加工についての全般の詳細は↓を参照ください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/207103/blog/16578792/ 6
上の6での作業を終えて再びサフを塗布して
画像は磨き出しが終わった状態です。
ここではタローさんに色々質問してアドバイスを頂きました。
それというのも、どうも何処からか?油が流れ出して付いてしまうらしく
http://minkara.carview.co.jp/userid/207103/blog/16555951/
サフを研いだ後、仕上げようとすると油でハジかれてしまい
対策に苦慮しました。
上で書いたとり塗布直後のサフは「薄め液」に負けてしまい
簡単に流れてしまうので「サフ面での脱脂」には使用出来ません。
(注釈:1回目の塗装の際はヤっつけなのでサフを吹いたら何もせずに、その上から塗装しただけで、そう言う作業はしていません。)
結局は最終的には専用脱脂剤を導入しました。
臭いからするに「油絵の具の薄め液」みたいですね。
この辺りからキチガイモードを発動して
サフを鏡面にまで持ち込んだ?んですが‥ここまでする必要は無いそうです。
と言うか、ここまですると塗装が乗りづらくなってしまうらしく「全くの無駄」です。
相変わらず「度」ってモンを知らねぇ奴だな。
7
ようやく塗装の段階まできました。
ここまで1週間掛かりました。
(日中は仕事です。)
時間を喰った大きな原因は2つ
1.文字を削る際に手荒に行いすぎて、その修正(パテ盛りしたり、歪み取りしたり)に時間を喰われた。
2.脱脂剤をケチったばかりにサフの塗布を失敗したり、乾燥させて再塗布した後、また研いだりと、時間を喰われた。
↑の2点が挙げられます。
塗装については、私の場合ソリットの黒で、このままでも艶が出るので
ここで終了でも問題はありません‥が、その先を求める事にします。
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上の塗装(アクリル塗装)の後にウレタン塗装のクリアを塗布します。
他の方々は「艶」を求めて塗布する方が多いと思いますが
私的には塗装と言うよりは
「今後の持ち」や「手間を省く為」のコーテング目的や
微妙に残ってる「歪みが厚みがある塗料で誤魔化せないか?」だった‥
と言っても過言ではないかも?しれません(^^;
ですが結果‥として
1.このウレタン塗装は乾燥時間が非常に掛かり
(常温20℃以上の夏場で最低3日)
一般家屋内では、その間にクリア層に細かい埃が混入する事が多く
素人塗装の領域では、
かえって上の7のアクリル塗装で終わっておいた方が
完成度が高かった気がします。
(乾燥が早く、埃が付かないばかりか、その後の修正も容易)
2.艶が物凄く出る為に歪みは余計に強調される結果になりました。
q(T▽Tq)
ま・ですが、今回上で書いた様に
アクリルだと5年程度しか塗装が持ちません。
5年というのは
5年間で次第に劣化し、5年目でいよいよ見るに耐えなくなるという意味ですから5年目までの劣化速度も速いと言う訳です。
ウレタンの場合5年以上10年未満と詠われてる事が多いので
最低5年は初期の状態を維持できないか?とか甘い期待をしています。笑
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