ミジェットタカのブログ一覧

　日生小豆島フェリーがこの11月で止まります。その前に黄色いホワイトダックスを乗せてやりました。
　５０年前、１９７３年の初夏のことです。小生はTL125、友人はホワイトダックス、２台でこのフェリーに乗って小豆島に日帰りツーリングに出かけました。その友人は数年前に亡くなりました。

　寒霞渓まで登りました。標高８００ｍ程で海抜０からですから相当な登りです。いつ止まるかどぎまぎしながらの上りでした。（十数年前にはしらなみ街道自転車旅で、フル装備旅自転車で登ったのですが、、、。）全開からちょっと絞ったあたりが薄目のようでしゃくります。登り３速常用帯で不安が増します。無事に登り切って、フェリー乗り場まではエンジン不要のつづら折れ急下りでした。
　５０年前、帰りのフェリー上でカップヌードルを食いました。発売後１年半を経過していましたが、小生はその存在を知りませんでした。友人は旧山陽道宿場で今は国道２号線に接する村に住んでいて、昭和の当時でも地域で最もハイカラな連中が集まっているその一人でした。（ＮＨＫＢＳ再放送でチキンラーメンやらカップヌードルにまつわる朝ドラがもうすぐ始まりますから、タイムリーな話題です。）

　今日も船内売店にカップヌードルを見つけました。長くカップ麺は置いてなかったそうですが、乗船するお遍路さんが増えて彼らがカップ麺を希望することから近年、また置いているそうです。

　カップヌードルをすすります。

　キャブレターセッティングが大方決まったところでエンジンオイル交換です。強化クラッチ組み込み時に新しいオイルを入れたはずで、それから１００ｋｍほどしか走っていないはずですが相当な汚れ様です。銀色の金属粉交じりが気になりますし、、、、。

3個あるダックスキャブのうち一番程度が良くて扱いやすそうなものに、取り寄せた「燃調キット」パーツを組み込んでいきます。

　ジェットニードル受けノズルノ打ち変えです。上から下へ打ち抜き、下から上に打ち込みます。MGミジェット１５００のZSキャブのノズル打ち変えとは逆です。これさえ変えればほぼ問題解決だろうとは思いますが、ジェット類ニードルも変えます。

　モノタロウOリングでは厚すぎたマニホールド口にセットのOリングをはめ、たいがい硬化して使えないフロートチャンバーガスケットも変えます。メインジェットは６１番を選択しました。ちなみにスタンダードは５５番です。スロージェットは薄目のものを選択しました。ジェットニードルはスタンダードを選択しましたが、走らすと濃い過ぎたので薄い奴としました。しかも最薄め位置にクリップ留めです。このクリップは４個ほど入っているので、先日のような大掃除探しをする恐れがなくなりました。メインジェット標準の５５番にしたならば、標準ジェットニードルが適合した可能性大です。
　取り合えず、このセッティングでほぼ良好に走ります。それまで中低速でたまに失火して不安になりましたが、これはなくなりました。濃い過ぎて発生したすすがプラグ電極をブリッジしていたのでしょう。NGK７番プラグが良好な焼け具合になりました。当初は６番で黒煤けでしたので。

　キャブレターセッティング調子見でダム行でした。

　発注から二三日、「燃調キット」が尼崎から届きました。ダックスのついでにこの後にレストア予定のTL125の分も取り寄せました。

　ダックスの分の内容です。青矢印はジェットニードル受け穴です。これを最初に打ち変えていたならば、チョイ開け濃い過ぎは解消していたはずです。ダメなこいつは穴が前後に楕円形に摩耗拡大して、ガソリンが余計に噴き出していたはずです。