
(これはイメージです)
ビルが多い
11月上旬です。
ここ数日は穏やかな天気。
まだまだ過ごし易いです。
昨日は近所でお茶を濁しましたが、
やはり走り足りない。
もう少し走ろうかと思い、
二日続けて出掛ける事にしました。

(どの道近所か)
夜明けの首都高を走り待ち合わせ場所へ。
本日は気候が良いので吹きっさらしの所でクルマ談義、だったのですが思っていた以上に寒い。太陽のありがたみが良く分かりました。もう一人メンバーも増え、場が盛り上がってきた所で昨日のブログに書いたパン屋の話題になりました。
ちょっと遅い時間でしたが、近いし便利な所にあるので行ってみようという事に。
(個人的には二日連続になるのですが)

(隊列を組んで移動中)
季節外れの暖かさ。
正しくオープン日和でした。
残念ながら目当てのパン屋は大盛況。
とても並んで待つ気にはなれず。
結局、この施設に入っていたコンビニエンスストアでパンを購入。持参した紅茶と一緒に簡単な朝食となりました。一応、パンを食べるという事は出来たので良しとしましょう。
こちらの駐車場では二日続けてイベントを行っていました。

(旧車が一杯)
同じ自動車趣味でも、こちらの方が長続きしそうです。
金銭的には辛い物がありますが。
一通り堪能した後は解散。
昨日と同じ道を、昨日と同じ位の混雑の中帰りました。
という事で、

本日はどうもありがとうございました。
結構久しぶりの「他人の褌」シリーズ。
スポーツカー、もしくはスーパースポーツに興味が有る人は読んでも役に立たないと思われます。
本日は812GTSを少しだけ運転しました。
半年以上前に試乗した812SFのオープン版です。
やはりサイズがデカイ。
もはや超弩級戦艦の趣き。大き過ぎて行く場所を選びます。
荷物の置き場所が無い。
クーペにはシートの後ろに物が置ける棚が有ったのですが、GTSは屋根を格納するスペースになっているのでシートの後ろは壁。カバンを置く場所が無くなりました。ある意味、オープンカーの正しい姿ではありますが。
エンジン点火は無上の喜び。
ボタンを押すという動作が、これ程までにワクワクさせるとは。スターターを回してエンジンを始動させるだけなのですが、それだけで感動の坩堝。この地上で最も素晴らしい赤いボタンと言えるのでは。
走り出せば大フェラーリ。
運転した印象は812SFと概ね同じ。関連情報に812SFを試乗した時のブログを載せるのでそちらを参考にして頂きたい。
しかし明確な違いも。
大きな違いを感じられたのは二つ。まずはステアリング。クイック過ぎて落ち着かない。そもそも大フェラーリは小フェラーリとは違いパワステが若干軽め。サスペンションのセッティングも関係するのでしょう、とにかくハンドル操作に対して過敏すぎる程にフロントが反応します。これは年次改良か、それともGTS特有なのか。ハッキリ言って怖い。他人のクルマなのでより一層。試乗を終えると二の腕がダルくなっていました。ただ単に力み過ぎなだけですが。
もう一つの違いは屋根が開くという事。これは基本的には歓迎すべき事で、スーパースポーツ全般、オープンボディの方が人気が高いです。しかし、この812GTSはある程度速度が乗ると風切り音が盛大になります。盛大過ぎて、折角のV12エンジンの雄叫びがかき消される位です。ちなみに、ある程度の速度とは首都高で車列に混じって走行するレベルの事。エンジン音、排気音を楽しむには、屋根を閉めて後ろの窓だけ開けた方が良いとの事ですが、運転してみて納得しました。
これだけ書くと残念にも思えますが、タウンスピードまで落とすとV12の素晴らしい音に包み込まれます。ただでさえ素晴らしいV12の音。屋根が開いているので尚更です。これは控えめに言って最高です。4,000回転くらいでとても良い音を奏でます。トンネルに入ると美しい歌声がこだまします。他のクルマのノイズも合わさると、まるでコンサートホールでクラシックを聴いている様な錯覚に陥ります。曲目はヴェルディのレクイエム「Dies Irae」です。あまり適当な例えでは無いかも知れませんが。
(今回は誇張した表現が過ぎるかも)
これまで試乗してきたクルマの印象は
720SやGT4RSは「万能感」、もしくは「パワードスーツ系」、
LP780-4ウルティマエは「ファンタジーの世界」、
296GTB/GTSは「現代のスーパーカー」、
992前期ターボSは「無敵」、
991後期GT2RSは「抑制された暴れ馬」、
991後期GT3RSは「暗い情熱」、
458スペチアーレは「シャープネス」、
812スーパーファストは「神が与えし快楽と苦悩」。
この様な言葉で表してきました。
今回運転した812GTSは、
「ランボに寄せたフェラーリ」
です。
フェラーリのV12は至高の存在。神が作り給うたこの世の芸術。その魅力を余す所なく味わう為のオープンボディ。にも関わらず、屋根を開けると風切り音が勝つ。ちょっと不出来な所がランボルギーニを感じさせる。
このクルマは「はっちゃけ」ています。フェラーリはランボルギーニとは比較にならない位、洗練されていると思います。でもGTSは走行性能を犠牲にしてまでもエンタメ度を高めた。そのお祭り感がランボルギーニに近い匂いを放っています。
外装色はBlu Pozzi。控えめな濃紺色。
分別のある大人の余裕を感じさせます。
文化の日に相応しいカルチャーショックな体験でした。
(今回のブログはフェラーリオーナーの不興を買いそうですな)
Posted at 2025/11/03 17:03:38 | |
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