
(珍しいモノが見たくて)
参加記念品
10月下旬です。
とても早い。そして寒い。もう冬です。
今週は雨の日が多く、
段々と寒くなっていく事を実感しました。
昨日の事です。
いよいよランボのイベントの日がやってきました。
今週は天気予報を常にチェックし、
当日は晴れである事を確認する日々。
「やっぱりツイてるなぁ」
と一人ほくそ笑んでいたのですが。
なぜか午前中から雨が降ってきました。
それでもパラパラ降る程度で直ぐに止みそうでした。
その時点の天気予報でも出発前には止むとの事。
取り敢えず準備をして待つ事にしました。

(電源オン)
しかし全然止んでくれません。
路面は完全にウエット。
こんな状態で走っても楽しくないし、
何よりクルマが汚れて後始末が大変になる。
「どうしよう」
やや暫くクルマの前で逡巡し、
キャンセルの連絡をしようとした瞬間、
自分の心の中の狂気が目を覚ましました。
(大袈裟です)

出撃です。
パレードランの出発地点は「東京」とは名ばかりの埋め立て地の最果て。ここは完全に物流の縄張りです。大型車両に紛れ込み、途中踏み潰されそうになりながらも進みます。雨は小雨でも降り続けます。このクルマのボンネットは所々隙間が空いているので雨がエンジンルームを直撃します。精神衛生上、すこぶる宜しくありません。
直前までウジウジしていたので出発は少々遅れましたが、予定よりも早く到着しました。係りの人たちに促される形で列を組んで駐車します。

(少しだけ雨が止みました)
ここは海の森水上競技場。
三年前はここがパレードランのゴール地点であり、
またパーティー会場でした。
風があるのでリラックスするには少々寒い。
そう感じながら視線を落とすと、

ランボルギーニの群れ。
普段、大黒でも行かない限り見る事の無い筈が、
見渡す限り全てランボ。
珍しい光景です。面白い。
ここでみん友の僕エリさんと会える事を期待したのですが、
見つけられたのはクルマだけ。(写真中央)
惜しい。みんカラ界の巨匠に会いたかった。
ここには沢山のランボルギーニが集結。雨なのに。
正気の沙汰ではありません。
中には本当にパレードランに参加するのか
疑わしい様なお宝が何台も居ました。

イスレロ(1968-1970)

エスパーダ(1968-1978)

ミウラ(1966-1973)
日が暮れてきました。
ランボルギーニのヴィンケルマン会長兼CEOの挨拶の後、
いよいよパレードランの始まりです。

(ランボ祭り)
公道を走るこのイベント。
今回二回目の参加です。

左折レーンが全てランボ。
ちなみに目の前に居るのはシアン(金額不明)。
当然ながら競い合う事はなく、
お互い道を譲りあって粛々と進むだけなのですが、
何故か気分が高揚します。とても気持ち良い。

(雨の銀座)
夜の街を走るランボたち。
通りを歩く人にとっては奇異な光景かも知れません。
小一時間走るとゴールのパーティー会場に到着。
これまた促される形で特設会場の中へ。
一つ残念だったのは、パーティーが行われる大型テントの外にも趣向を凝らした展示がなされていたのに、夜で雨で寒くて全く足を止める事無くテントに入ってしまった事です。とても素敵な演出でした。チラ見でしたが。

(ネットで良く見る場面)
若干の露払いの後、ヴィンケルマン会長兼CEOが登壇しプレゼンが始まりました。内容はさておき、お偉いさんのプレゼンなんて滅多に聞く事がないので有難く傾聴します。
そして、

今回の目玉の車両を紹介してプレゼンは終了。
一台は、Few Off(希少種)モデルであるFenomeno。
もう一台、日本向けに誂えた紅白のレヴエルトも居ました。

Fenomeno(ベース車両はRevuelto)

Revuelto
特別な顧客向けにホンの僅かだけ作る特別モデル。
一体幾らするのか想像出来ません。したくもないですけど。

この会場には歴代の希少種も展示されていました。
相変わらず音楽がガンガン鳴り響く会場の中で、
黙々と仕事をこなす男が一人。

デザイン部門のミティア・ボルケルトです。
その場でクルマのスケッチを一枚一枚丁寧に描いていました。
そこには長蛇の列。有名な小説家のサイン会の様でした。
このボルケルト氏は技術部門のルーベン・モール氏などと共にパレードランの出発地点にも来ていました。彼らにとっても珍しいランボが居るらしく、喜んで写真を撮りまくっている様子は、やはり単なるクルマ好きなのだなと嬉しく思いました。
折角なので、ボルケルト氏にお願いして一緒に写って貰う事にしました(写真はお見せ出来ませんが)。彼はランボルギーニに入る前はポルシェに在籍していたのですが、そこで当時、青いアクアこと987型ボクスター後期モデルのデザインを担当していたのです。私がオーナーである事を告げると、とても喜んでくれました。ついでにヤリスギ君を紹介すると「スーパークール」を連呼して褒めてくれました。
話しを戻すと、
パーティーの途中でしたが早めに帰る事にしました。

(埋め立て地を抜けるワープゾーン)
帰宅後はドロドロになったクルマを今までの倍以上の時間を掛けてキレイにし、カバーを掛けCTEKを繋いで仕舞いました。CTEKと言えば、青いアクアを丸々四週間も放っておいているのでバッテリーが心配です。こちらもCTEKを繋ぐ事を検討しようかと思います。普段は毎週ドライブに出掛けているので、バッテリーの事など気にも留めていなかったのですが。

(ウエットモード)
今回は散々悩んだ挙句に参加した甲斐がありました。パーティー自体は得意な分野ではないので早々に撤収しましたけど、奇抜な服装の人々とか、動画配信の人とか興味深く見る事が出来ました。何よりパレードランは雨でも楽しかったです。
一人のクルマ好きとして幸せな時間を過ごしました。
 
				  Posted at 2025/10/25 15:35:47 |  | 
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