
(写真は先週の房総半島より)
GR86はどことなくケイマンに似ている
数えて四台目のポルシェは987型ボクスターの後期モデルです。
今回の選択は私のクルマ選びの基準に素直に従った訳ですが、
それはすなわち、左ハンドルである事、マニュアルである事、
そして後輪駆動である事、です。
それに加えて屋根が開くというエクストラが加わると、
それらを満たすクルマはボクスターしかありませんでした。
勿論、981も良いなと思うのですが、
これまで997を二台乗ってきて改めて思うのは、
この世代のポルシェが好きみたいです。
世界的な景気後退に直面した頃のクルマなので台数が少ないのですが、
運良く手頃な価格の認定中古車を見つける事が出来ました。
今回、初めて試乗して買った中古車なのですが、
実は試乗した印象は然程良くありませんでした。
運転席に座った最初の印象は、
(ヤリスと比べて)乗り降りがし易い事、そして
(ランボと比べて)頭上空間が広い事でした。
ポルシェはスポーツカーのカテゴリーに入りますが、
使い勝手にも配慮している所にポルシェの良さは有ると思います。
そして運転した最初の印象は「重い」です。
・ステアリング
アシスト量が明らかに少ないです。
997前期のカレラSも重かったと思いますが、
ここまででは無かった気がします。
ちなみに997前期のGT3はカレラSよりも軽かったです。
クラッチだけは重かったですが。
あと、ステアリング自体が大きいです。
ちょっと回し難い。
・重量
最初の一転がりが重い。
以前、ロータスエリーゼを試乗した際、
出だしの軽さに感動を覚えましたが、
ボクスターのそれは正反対の印象です。
もっとも、試乗の直前までヤリスを運転していたので
自分の体が軽量なクルマに慣れてしまっていた、
というのもありますが。
他にもブレーキが気になりました。
ポルシェなのに、あの「鉄板を踏みつけている」感覚が乏しい。
どこかで勘違いしているのかも知れませんが。
ただ、カレラSに感じたシッカリ感が
ボクスターには無いかなと思いました。
それでも、購入するからには良かった点もある訳で。
・エンジン
排気量が小さいながらもポルシェ独特の振動が伝わってきて、
加速する時の伸び感というか、滑らかな回転上昇が
やはりポルシェのエンジンだと実感します。
・緩みの無さ(少なさ)
クラッチを繋ぎアクセルを開けブレーキを踏む。
またはステアリングを操作する。
ピシッとした感じが古さを感じさせませんでした。
新車登録から13年では、ポルシェとしては古くは無いですが。
・雰囲気
「一生懸命スポーツカーしてますっ」的な感じが無く、
リラックスした感じが非常に好印象で、
普段着として使うには丁度良いと思いました。
他にも内外装がキレイな事とか、整備手帳の内容とか、
基本的な部分が問題無かったので買う事にしました。
Posted at 2022/09/12 21:06:11 | |
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