写真と本文とは関係があります。
(でも、もう関係ありません)
まさか、こんな日が来ようとは。
一瞬の気の迷いか。
それとも生活苦からか。
「貴方がお乗りのそのクルマには、ル・マンで優勝したレーシングカーと同じエンジンが使われております。」
そんな謳い文句が有ったか否かはさておき、
この手の類のクルマには必要不可欠なモータースポーツのイメージを、
充分すぎる程に身に纏ったスポーツカー。
手に入れた時は例えようもない程に嬉しかったです。
重たいクラッチとか、前後にしか調整できないシートとか、その潔さが大変気に入っておりました。
でも、上手く走らせたいのに、ちっとも上手くならない。
そんなジレンマと絶えず向き合ってきました。
このクルマを運転する事に疲れを感じておりました。
一般道路では少しも楽しくなく、
かと言ってサーキットでは下手さ加減が如実に現れ、
これまた楽しくない。
時々、「ポルシェ使い」という言葉を耳にします。
私はポルシェオーナーの端くれではありますが、
「ポルシェ使い」では断じてない。
そんな愚にもつかない悩みをディーラーの営業の方に聞いて頂き、
次のクルマとして、991型のターボSを紹介して頂きました。
快適になったとは言え、泣く子も黙るポルシェ・ターボです。
シルバーに黒の内装で、大人しい性格の私にはピッタリです。
大変気に入りました。
でもハンコを押す直前で結局断りました。
少し自分を見つめ直す時間が必要と感じております。

昨日ディーラーに引き渡しました。
次の持ち主も決まっております。
クルマの無い生活。どれくらい耐えられるか心配です。
しばらくは静かにしております。
Posted at 2017/05/28 16:52:08 | |
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