
SVXの国内仕様にはリアフォグランプが付いておりません。でも、こちらの雪国では一般道でも猛吹雪による視界不良で
玉突き事故;が多くありました。写真の様な状況では前の車が全く見えなくなります。
そこで、「
リアフォグランプコントロールユニット」の制作及びリアフォグランプを点灯させる事に挑戦しました。
点灯の条件として、フロントフォグが点灯の状態でリアフォグも点灯出来る。
リアフォグが点灯のままフロントフォグを消灯すると、もちろんリアフォグも消灯するが再度フロントフォグを点灯してもリアフォグは点灯しない。
これは消し忘れ防止動作です。このような条件は単にスイッチを付けただけではコントロール出来ませんので、電子回路でコントロールします。
回路図は次の通りです。
ユニバーサル基板を使って出来ました。簡単な回路ですので大分小さく作る事が出来ました。
リレー1が5Aだから約60Wまでのリアフォグランプが使えるという事になりますが、連続使用するには半分の30W以下に抑える必要が有ると思います。
タカチのプラケースに納めました。
小さくて軽いので固定はどこにでも結束バンドで止めておけます。
リアフォグスイッチはどこに設置したら良いか悩みましたが、取りあえずシフトレバーの脇に取り付けてみました。(黄色○)
押すと点灯、もう1回押すと消灯。何回でも繰り返す事が出来ます。
点灯と同じスイッチで消灯するような回路設計をするのに試行錯誤しました。
下に見えている青いスイッチは何のスイッチか?・・・・・・秘密です。
スイッチの点灯テストはどうか?
理想的にはフロントフォグスイッチの並びに付けたいところです。
今後の課題というところでしょうか。
次はリアフォグランプはどうするか。
後付けの赤ランプを付けるのはSVXにはふさわしくないと思い、ハイマウントストップランプを点灯してみる事にしました。
現在付いている赤色LED56個を超高輝度タイプに全部交換、ストップランプとフォグランプの明るさの区別は抵抗1個とダイオード1個で調整しました。
テスト点灯です。上がストップランプ時、下がフォグランプ時。
リアフォグ点灯時の消費電流は約400mA弱でした。電力で5W少々です。いいですね!
曇り空の天気の時の実車装着、点灯状態。
ストップランプも同時点灯。

どうでしょう。ストップランプ以上の輝度が有ると思いませんか。
さて、配線はどう取るかというとフロントフォグのリレーから取ります。
下はSVXの電気配線図の36ページ(24)フロントフォグランプ回路です。
図のフォグランプリレーのF5カプラ4番端子(色はRG)から分岐させます。
リレーの付いている場所はというとこれがなかなか解りませんで、やっと探したところはヒューズボックスの上でした。
EGIコントロールユニット、ATコントロールユニットのねじを外してちょと脇へずらし、黒カプラ白カプラを抜いてやっと行き当たりました。
写真では黒カプラに半分隠れている白い部分です。見えにくいな。
部品図ではこうなっていますね。
ブログが長くなっちゃったので、この辺でおしまいにしたいと思いますが、年に何回も無い、視界の非常に悪い運転状況で少しでも役に立つ方法として考えてみました。
ハイマウントストップランプと兼用することは、車検など法的にどうなるのか解りません。
みんカラの皆様方のご意見を頂ければ幸いと存じます。
※ このブログは後で修正の必要が生じた時は予告も何も無しに勝手に修正します。
Posted at 2015/03/01 20:33:05 | |
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