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VL7PDGのブログ一覧

2025年04月15日 イイね!

4WS-ECU 修理記録 №12

4WS-ECU 修理記録 №12さて、久しぶりの投稿になります。
4WSECU 12機目が修理成功しましたのでアップしました。
今回は私のブログを読んで頂いた方からのご依頼です。
症状は例によりまして、4WS警告灯が点灯した状態が解消しないという個体です。
まず、蓋を開けたら写真のように蓋の裏側がコンデンサーの液漏れ腐食でさびていましたね。
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これを下手な塗装でゴメンというところで処置。
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基盤の状態を見てみます。
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すでに電解コンデンサーは交換済みになっておりました。

裏側
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裏は特に異常はなし。

コンデンサーの液漏れ腐食部分を見るためにコンデンサーを撤去しました。
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一部レジストが塗られております。

レジストを剥がして研磨しました。
その結果、断線が見つかりました。
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修復完了
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レジスト処理
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そして、念のためパワーMOSFET(2SK1124)をチェックしたら?
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2個がショートしているのを発見!

1個目・・・0.29Ωの1個の抵抗体になっている。
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2個目
ゲート・ドレイン間・・・8.2Ω
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ゲート・ソース間・・・8.2Ω
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ドレイン・ソース間・・・0.1Ω
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2個目はトランジスターチェッカーでは測定不能でしたのでマルチテスターでショート状態を
チェックしました。短絡ひどい!

パワーMOSFET(2SK1124)は生産中止ですので、新品2SK3711に交換、4個とも。
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ここで、外した部品を取り付けて動作テストを実施しました。
が、完成と思いきや、エンジン始動で消灯はするのですが、ハンドルを動かすと点灯!!
あちゃー・・・・・・・・・。

じゃあ、次はIC1(MPU)だなと思い、外してテスト。
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大きいICをはずして
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テスト機に取り付けて
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結果?・・・・IC1(MPU)に異常は有りません。

さてこうなると面倒なことになりました。さすがに長期戦か?と覚悟をしましたね。
あちこち部品を取っ替え引っ替え、ストック部品と差し替えてみたり、色々やりました。
しかしハンドル異常は治りません。
強烈な敵に遭遇したなあ・・これは。

ハタと困り果てていたところ、たまたまIC10という基盤形状の部品を外して見ていたら、
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一番端の13番ピンがおかしいのに気づきました。
根元がぐらついています。ア!これは半田割れだなと!
と言うことで、すべてのピンを再半田モリモリ

念のため、すべての基盤形状ICのピンも処置。
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又々、外した部品を取り付けて
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再度動作テスト・・・・。
結果は?・・・・OK!!
ハンドルを回しても点灯しません!やったー!!!!!

成功です!
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やっと完成しました。!!
前回11機目も難航しましたが、今回も強敵だったなと思いましたね。
以上、12機目の修理の結果でした。
治って良かった!!ガハハハ(神様「今井さん」の言葉?)

※4WSーECUの不具合で困っている方がおりましたら、私が修理を承ります。
私(VL7PDG)宛へのメッセージかコメントを送って頂ければご相談に応じさせて頂きます。

過去の修理の結果は以下の様になっております。
11機目・・・・こちらをクリック  8機目・・・・こちらをクリック  7機目・・・・こちらをクリック
 6機目・・・・こちらをクリック  5機目・・・・こちらをクリック  4機目・・・・こちらをクリック
 3機目・・・・こちらをクリック  2機目・・・・こちらをクリック  1機目・・・・こちらをクリック



Posted at 2025/04/15 15:53:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 電装関係 | クルマ
2023年03月01日 イイね!

鉛からリチュームへ 続 その後

鉛からリチュームへ 続 その後前回はバッテリーを分解してセルを取り出して調べて見たら、なんと古いセルを使っていて、劣化したセルが4個有りました。
今回は残った8個のセルで組み直したらどうなるかやってみました。



12個から8個に減ったので、4直列2並列(4S2P)になります。
各セルは安定化電源を使用して3.5V程度まで充電しました。
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組み上がりました。
減った分の隙間は段ボールを入れました。
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接続基板です。
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BMSを付けると、
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ケースに納めて、
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結束バンドで縛り、
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はい、出来上がりました!

電圧表示は、
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14.2Vになりました。

この状態で普通に変わりなくエンジン始動出来ております。

この電池セルの型番はAMP20M1HD-Aと言う物で、パウチ型LiFePO4(リン酸鉄リチューム)でAliiExpress1個は\7,961円、12個では\68,282円とバッテリーの価格44,700円より全然高いわ。
中古セルを使った謎が解けたな。

以上、容量としては40D26R相当となってしまいましたが使えるという感じになりました。

尚、「鉛からリチュームへ」のブログは こちら でどうぞ。
そして「鉛からリチュームへ その後」には こちら でどうぞ。
Posted at 2023/03/01 17:55:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電装関係 | クルマ
2023年02月23日 イイね!

鉛からリチュームへ その後

鉛からリチュームへ その後


過去のブログ「鉛からリチュームへ」へでリン酸鉄リチュームバッテリーをSVXに搭載しました。
今回はその後どうなったか書いてみます。


2020年9月にこのバッテリーに交換しまして2年と5ヶ月経ちましたが、昨日突然、エンジン始動不能におちいりました。
電圧を測ったらゼロで全くうんともすんとも・・・・。
予備電源スイッチを押しても駄目でした。
考えられるのはBMS(バッテリーマネジメントシステム)が働いて電気の供給を止めた!と。
そこで、分解開始!!
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まず上部を切断して中の様子を見ると、
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こんな感じで電池がパッキングされております。
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そしてBMSは、
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放熱板を取ると、
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セルを見てみると、
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いやー、膨らんでますね。
3個並列4個直列の12個使われている。
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赤丸を付けた所のセルが膨らんだり、液漏れみたいな感じです。
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黄色のテープを付けているのが不良セルで、4個有ります。
圧を測ってみると2.2V、正常なところは3.3Vでした。
そして、なんか文字が書いてありますね。これは私が書いた物では有りません。
電圧を調べたような記述とか色々書いていますが、パッケージが古そう?
選別したような状態?これはもしかして再利用じゃ無いか???
詐欺だよ!!!    やられましたね。
古いセルを新しいケースに入れて封印しちゃって解らなくしている。
リン酸鉄リチュームだから3~4000回とかの充放電に耐えるんじゃなかったっけ?
メイドインチャイナの悪いところに引っかかりました。
結論です。車両用のバッテリーは鉛が一番!
リン酸鉄リチュームは買うな! 突然電源停止するから使うな!
車庫の中で発生したからすぐ交換出来るけれども・・・・、他の場合どうなる???

以上。 尚「鉛からリチュームへ」のブログはこちらでどうぞ。
Posted at 2023/02/23 21:40:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電装関係 | クルマ
2023年01月13日 イイね!

SVX-VL 4WS-ECU 修理記録

SVX-VL 4WS-ECU 修理記録
SX-VL 4WS-ECU 修理記録


4WS-ECU修理11機目で御座います。



前回8機目まで投稿しました。
実は9,10機も修理は成功しておりましたが、ずぼらをこいて投稿していませんでした。
それで今回は張り切って!投稿させて頂きます。

症状はエンジン始動でも警告灯が消灯(正常)せず点灯したままと言う個体だそうです?
面倒ですので動作確認しないでいきなり解体ショーに入ります。

ウワー、これはひどいですね。(赤枠)
コンデンサーの液漏れでかなり広範囲に汚染されております。
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取りあえず破損したパーツと汚染されたパーツを撤去しました。
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汚染を取り除き、パターンを修復しました。
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赤く色を付けたところが修復した所です。13ヶ所もありました。
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修復が出来たので不良パーツの交換及び異常の無いパーツの再取付をして、テストして見たら、
なんと警告灯が消灯するどころか!!点滅!!するではありませんか!

ハタと困って、今度はIC関係を外してチェックして見ました。
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しかしこれと言った異常は発見出来ませんでした。
これは迷宮入りかと絶望寸前の心境になりました。

そして約1ヶ月後再挑戦。
基板をマルチテスターで当たっていたら、あるポイントの抵抗値が正常なECUと違っているのを発見
何かヒントをつかんだと思い、パターンを追いかけてみたら!
なんともう1ヶ所断線しているのを見つけました。
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赤丸のスルーホールが中で腐食していて裏側と導通していませんでした。
裏側はこんな感じ、
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見た目では全然解りません。
こういう所がこのECUの修理の難しさでしょうか。
原因を特定する事の難しさですね。
繋ぎました。
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修復完了しました。
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はい!、完成です。
テストして見ても正常です。
今回は今までの中で一番難航したと言っても過言ではない機体で御座いました。

私はいつまで経ってもぼける事は無いでしょう。
なぜなら、4WSECUのおかげで頭を相当鍛えておりますから・・・。

過去の修理の結果は以下の様になっております。

1機目ブログは こちら
2機目ブログは こちら
3機目ブログは こちら
4機目ブログは こちら
5機目ブログは こちら
6機目ブログは こちら
7機目ブログは こちら
8機目ブログは こちら

尚、4WSーECUの不具合で困っている方がおりましたら、私が修理を承ります。
私(VL7PDG)へのメッセージ或いはコメントを送って下さい。
修復の見込みが立てば引き受け致します。
Posted at 2023/01/13 22:54:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 電装関係 | クルマ
2022年12月26日 イイね!

燃料ポンプを新品に交換

燃料ポンプを新品に交換前回、我が愛車(SVX-VL)の燃料ポンプを分解して、構造を調べて不調の原因を調べました。
そして、今回は燃料ポンプを新品に交換してみましたのでご覧下さい。
使った燃料ポンプはこちら
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これは、インプレッサGC8の物だそうです。もちろん社外品ですね。
さてどうでしょうか、うまく合うと良いんですが・・・。
吸込側
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吐出側
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SVXの物とそっくりです!
しかし、ストレーナーを組もうとしたら、プラ部分の小穴の位置が微妙に合いません。
そこでちょっと楕円形に拡張しました。
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ストレーナーが組めました。
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配線も付けて組み付け完了です。
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ほぼ、ポン付けと言えるぐらいの適合状況ですね。良かった!!

タンク内に装着
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取付完了しました。
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送り出し側のホースは新品に交換しました。

以上、「燃料ポンプを新品に交換する」は無事に終了しました。
只し、エンジンの再始動は結構時間がかかりました。
燃料系の空気が抜けきるまでかなりセルを回さないといけませんでした。
バッテリーに充電器をつないでスターターモードでやりました。
スパークプラグを外すのが面倒でしたので、横着して・・・
※社外品燃料ポンプの入手元はヤフオクで御座います。
Posted at 2022/12/26 20:21:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 燃料系 | クルマ

プロフィール

VL7PDGです。よろしくお願いします。 2017年12月からVL3代目に乗り換えました。 1代、2代目,は研究実験部品取り用で保存しております。
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2014/03/07 17:16:35

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