
ポルシェのラインナップ中、一番辛口且つスポーツカーメーカーとしてのポルシェを象徴するモデルであるGT3RS.
カイエンでさえ最近まで全く馴染めず、パナメーラに至っては今でもポルシェと認識できない身としては、連綿とポルシェとして世に認識されてきた911カレラシリーズの、最新タイプ992にもあっち側へ行ってしまった感が拭えないでいる。
空冷系の最終完成形と思える996GT3前期型(not空冷)を除けば、今回の991.2GT3RSが最後のポルシェらしいポルシェになるのでは?との想いがある。
オーナーとしては、991後期型=991.2GT3RSは、前期型991.1.GT3RSからどう変化したのか、改良点が気になる。
<991.2GT3RS雑感>全体:991.1GT3→991.1GT3RSと続いた、初めの100Kmでの?感が払拭!ステアリング、アクセルの微改良の効果か、素直に飛ばしたくなる、曲がりたくなる、嬉しくなレル出来栄え💮
変わらぬ911感!!
それは戻ってきたのか、変化がないのかが分からないくらい自然に、そこにあるもの、という感覚。
その実態は一体感。
マクラーレンの様な合一感(モビルスーツの様な)ではなく、あくまで別個の2つのものが一つのものとして一体に動く感覚だ。
車自体はあくまで自らの「外」にあり、相棒となる存在。
この感覚があるから911が、いつの時代もとても好きで戻ってくる。
一方マクラーレンは、正に車自身が「中」にあって、自分自身が動く感覚で、相棒というより、自分という感じである。
車という他者が好きなのか、自分自身が好きなのか、で意外とタイプは異なると思う。
エンジン:
緻密度のアップが顕著で、前期型でどこか隙のあった点が完全改良、完成済み。
前期型はエンジン、シャーシ等々それぞれが最高レベルなのは実感できる反面、それらが別々に存在している何か隙の様なものが唯一気になった。
その点、後期型は全てが一つの核に向け集約し、ぎゅっとと凝縮されている。
足まわり:
ガッちんゴッちんに固く変化した。
これは大きな違い。だが決して印象は悪くない。
レーシングカーはしなやかだから!とのカーグラフィック 松任谷氏に言わせれば、不合格点確実か。
ボディーの金庫感が実感され、安心して踏める。
元々、スポーツカーに乗り心地を(1番には、2番にも)求めていない。
肝心なのは、コーナリングでの安心感、横へ吹っ飛ばないかの感覚のリニア感。
何が出来るできないは重要ではない。
出来るものとできないものの境目が分かることからくる安心感にこそ重きを置いている。
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991GT3 | 日記
Posted at
2019/08/15 10:34:06