2014年04月15日
ポルシェサイドにとって損が最大化するのは、どのような場合か?
A. 生産済みの991型GT3MY2014が行く宛を失い、無価値と化すことにより、生産原価全額の損益が発生すること。
=2014モデルオーナー及び完成済み個体の発注者が全員契約解除(キャンセル)することである。
このような場合、キャンセル個体を安価で(しか有り得ない)引き受ける新顧客を募れば相場は暴落する危険がある上、他方懇意にしている優良中古車販売業者に押し付けるにも台数が多過ぎるため、恐らく本社に返還され処分されるものと思われる。
という事は、顧客側の持ちうる最大の武器は現車を「キャンセル」することに尽きる(解除権が発生していることは、リコール直後に通知を受けている所(通知を受けなくとも発生しているものは発生している)であり、それが後の事情によって消滅することはない。新たに現物でOKとサインしてしまわない限りは)。
キャンセルする姿勢を見せなければ、相手は何も交渉には応じてこないだろう。
一方で数ある名車の中から、単に見栄えがするとか、ブランド力があるとかではなく向こう10年出てくるであろう車を見据えてもこれしかない!と吟味して注文したオーナーからすればGT3に代るものは見当たらず、2015モデルを再発注する流れになるのは当然だ。
ここがネックで、再度発注して似たような(微妙に意味合いが違うが)ものが、それも更に後になって乗れるという程酷な現実はない。
ならば、現車に応分の補償を受ける形で手を打ちたいというのがオーナーの本音であり弱みである。
そこを見抜いているのがPAGである。だからおいそれとは動かないのだろう。
だからこちらもダメになったらダメでしょうがない!
新たに別荘でも建てるか!ぐらいの気持ちでキャンセルに踏み切り、相手がどう出てくるかここ2週間程様子見というしかないだろう。
若しくは、現車をこのまま引き取り、即二度目の991GT3を発注!2台目が到着次第GT3MY2014を破格(諸費用込み相当が理想)の下取額によりPCに引き取らせる、、、形が2014モデルを一応ワンオーナー化して上手く中古車市場に流す事で、キャンセルによって行き場を完全に失いかねない2014モデルの処理が可能となるという意味でポルシェサイドにも利がありwinwinの関係か!?
もっともここら辺になると、もう完全に事後処理の領域でポルシェサイドが積極的に提案してくるならば乗りますよ!というだけで、こちらも仕事ではない(利潤を追求している訳ではない)ので積極的に「こんな双方に有利な案があるんですがいかがですか!」とはやる気も起きない。
どんなに素晴らしい車であったとしても、売手側の顔色を伺いながら「買わせて貰う」気など毛頭ない。
私の目の前から即刻キャンセルをして矢継ぎ早に消えて行った到着済みGT3のオーナー達。
損を取って得をとる、、、、手を引くのもアリだとは思う。
Posted at 2014/04/15 21:12:14 |
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