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2019年06月15日 イイね!

ネットワークオーディオ自作(1) MinimServer

ネットワークオーディオ自作(1) MinimServer(2020/9追記)
ラズパイ関連の記事は消費期限が短くて困ります・・・サーバーアプリをバージョンアップされたMinimServer2に、UPSは電池を使わないタイプに変更し、2020年版として書き直しました。こちらへどうぞ。










我が家&我が車で稼働中のUSBオーディオ。
動作は安定しているし、音質的にも悪くないと思うのですが、安定しちゃうと面白くないというか、次に行ってみたくなり。

ホームオーディオの世界を眺めていると、ここ数年はUSBオーディオに代わってネットワークオーディオが騒がしい賑やかなので、そっち方面からネタを導入します。

まずはラズパイとMinimServerで音楽用サーバーを組んでみました。

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Raspberry Pi 3 Model B

「ラズパイオーディオ」といえばI2S接続のDACやDDCを載せるのが定番ですが、今回は違った使い方で行きます。

MinimServerはJavaベースのUPnP(DLNA)サーバーで、flacはもちろんDSDにも対応しています。寄付歓迎のドネーションウェアです。
以前PC版を使った時の印象は、タグやアルバムアートの処理が確実で、ナビゲーションツリーの見せ方も実用的なものでした。
現時点では数少ない「ちゃんとした」音楽サーバーアプリと言ってよいと思います。
「ちゃんとしてない」市販DLNA製品の何と多いことか。
WindowsやMacだけでなくLinux版もあり、QNAP他のNASやラズパイでも動作可能です。
公式ページの「Installing」に機種別のインストール解説があります。

以下、備忘録ってことで。環境によって多少のアレンジが必要なので「この通りやったけど動かんぞ!」とか言わないで。

準備作業1(PC側)
・MinimServer推奨のOSはRaspbianです。
ラズパイ公式サイトから、最小構成のRaspbian Stretch Liteをダウンロード。

(2019/8追記)現在はRaspbian Buster Liteに変わっています。
(2020/7追記)現在はRaspberry Pi OS Liteに変わっています。
(2020/9追記)Raspberry Pi OSでインストールしてみて、変更が必要な部分を追記しました。

・ダウンロードしたファイルを解凍して出来たOSイメージをmicroSDカードに書き込み、ラズパイにセットします。
SD Card FormatterWin32DiskImagerを使いました。

・楽曲ファイルの保存にはUSBストレージを使います。
alt
ポータブルSSD 480GB SSD-PL480U3-BK/N (バッファロー)
480GBで7000円弱。いい時代になりました。
exFAT形式でフォーマットし(後で使うのでディスクラベルを控える)、楽曲ファイルを入れておきます。
またMinimServer(Linux ARM hard float版)もダウンロードして入れておきます。

・MinimServerの状態監視と設定はPCから行えます。
PCにJavaおよびMinimWatchをインストールしておきます。

準備作業2(ラズパイ側)
・最初だけラズパイをローカルで設定します。
alt
USBポートにキーボードを接続。
テレビとHDMIケーブルで接続。
家のルーターとLANケーブルで接続。(ネット接続が必要です)
SSDもつないでおきます。

・電源を投入し、テレビとキーボードでログインします(pi/raspberry)。

・ラズパイに割り当てられたIPアドレスを調べます。
$ ifconfig 
同一ネットワークにスマホがあれば、アプリのFingでも調べられます。

・設定ツールでブートパーティションをリサイズ、SSHを有効化。
$ sudo raspi-config 
alt
「Advanced Options」から「Expand Filesystem」
「Interfacing Options」から「SSH」→「Yes」
終了→リブートすると、以降の作業はPCから可能になります。
モニターやキーボードはここで外してしまっても大丈夫。

USBディスクを使えるようにする
・SSHでログイン
PCでターミナルアプリのPuTTYを起動。
alt
調べたIPアドレスに接続しログイン。

【2020/9追記】「自分もやってみよう」という方は、最低でもパスワードは変更してください。原理的にNATで守られるIPv4と異なり、IPv6が通る環境では外部から直接SSHポートに侵入されるリスクがあります。
特にフレッツのIPoE接続でレンタルルーターをセキュリティレベル「標準」に設定している場合、フレッツIPv6網からのアクセスは拒否しない仕様(!)となっています。そこにデフォルトのユーザー名・パスワードでSSHポートを開くのは・・・
いったんSSHからラズパイに入られてしまえば、それを踏み台にしてPCのHDDやWebカメラを狙う位のことは可能ですし、実際企業では勝手に社内ネットワークにつながれたラズパイがセキュリティホールになった事例があります。
対策としては他にユーザー名やポート番号変更、証明書発行などが可能で、作業後はSSHを無効にしてしまえばより安心です。


・exFATファイルシステムをインストール。
$ sudo apt-get install exfat-fuse exfat-utils 

・接続したUSBディスクのIDを調べます。
$ sudo blkid 
表示されたリストからフォーマット時につけたラベルのある行を探します。「UUID」が必要な情報です。
/dev/sda1: LABEL="SSD-PLU3" UUID="C2C4-9374" TYPE="exfat" ...

・起動時にUSBディスクを自動マウントするように設定します。マウント名は任意。
$ sudo mkdir /mnt/usbhdd1 
$ cd /etc 
$ sudo cp fstab fstab.bak 
$ sudo nano fstab 
fstabファイルに設定を追加します。
UUID="C2C4-9374" /mnt/usbhdd1 exfat-fuse sync,auto,dev,exec,gid=65534,rw,uid=65534,noatime 0 0 
保存してエディタを終了。

・リブートしてUSBディスクにアクセスできることを確認します。
$ sudo reboot 
(起動待ち→ログイン後)
$ ls /mnt/usbhdd1 
ファイルが表示されればOK。

MinimServerのインストール
引き続きSSHコンソールから
・javaをインストール。
$ sudo apt-get install oracle-java8-jdk 
(2020/9追記)現在の公式OSであるRaspberry Pi OSでは上のコマンドは使えませんでした。代わりに以下のように入力します。
$ sudo apt install default-jdk 

・SSDに入れておいたMinimServerのインストールパッケージを/home/piディレクトリに展開します。
$ sudo cp /mnt/usbhdd1/MinimServer-0.8.5-2-linux-armhf.tar.gz /home/pi 
$ cd /home/pi 
$ tar xf MinimServer-0.8.5-2-linux-armhf.tar.gz 
(2020/9修正)tarはsudoで実行しない。

・MinimServerのセットアップ
$ minimserver/bin/setup 
デスクトップ統合→無効
自動スタートアップ→有効
※setupをsudoで実行すると自動スタートアップに失敗する。

・MinimServer起動
$ minimserver/bin/startc 
初回にライブラリの場所を聞かれるので入力する
ライブラリのスキャンが始まり、しばらく経って「MinimServer is running」と表示されれば起動完了。
alt
PC側のMinimWatchのアイコンが緑色になります。

・自動起動に設定
このままだとターミナルを終了するとMinimServerも終了してしまうので、
以下の手順で自動起動に設定する。
> exit  (MinimServerをいったん終了する)
$ minimserver/bin/startd 

起動確認後リブートして、PCのタスクトレイにあるMinimWatchのアイコンが再度緑色になれば成功です。
$ sudo reboot 


この時点でflacなどは再生可能になっています。
ローカルレンダリングに対応した(=コントローラ兼レンダラーとなれる)スマホアプリのBubbleUpnpHi-Fi Castを使って動作確認します。
alt
それぞれの端末から音を出しています。サーバー1台からの4ストリーム同時再生ってことですね。やるじゃんラズパイ。
これはこれで別の使い道がありそうな・・・と思いつつ先に進みます。

MinimStreamerのインストール
アドオンパッケージのMinimStreamerをインストールすると、レンダラーで対応しないコーデックをトランスコード配信可能になります。DSDのDoP配信にも必要です。

・ffmpegのインストール
コーデック群のffmpegを使えるようにしておきます。
再度SSHでログイン。
$ dpkg-query -W ffmpeg 
dpkg-query: no packages found matching ffmpeg 
↑入っていなかったのでインストールしました。
$ sudo apt-get install ffmpeg 
以前はラズパイ用のパッケージが無くソースコードからビルドする必要があったそうですが、今はapt-get一発で楽ちんです。
(2020/9追記)Raspberry Pi OSではffmpegのインストール前にupdateが必要でした。
$ sudo apt-get update 


・MinimStreamerのインストール
alt
アドオンパッケージはPCからインストールします。MinimWatchのアイコンを右クリック→Propertiesで設定画面を開き、Packagesのタブにあります。
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インストールが終わったらRelaunchで再起動。
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ffmpegを自動検出したことが、設定画面のSystemタブで確認できます。
使用するレンダラーに応じてstream.transcodeに設定を追加します・・・が、レンダラーはまだ作ってないので保留。

Linuxなので電源ブチ切りはNG。シャットダウン操作が必要です。
$ sudo shutdown -h now 

UPSの取り付け
コンソールを開いてシャットダウンコマンドを打ち込まないと電源を落とせないのは不便なので、探したら対策パーツがありました。
alt
UPS PIco HV3.0B+ (πmodules)

ラズパイ専用の無停電電源です。
450mAhと比較的小さなバッテリーを搭載していて、ラズパイからの5V電源で動作、数分間だけバックアップが可能です。(オプションの大容量バッテリーあり)
外部からの電源供給が途絶えるとバッテリー給電に切り替え、設定した時間で自動シャットダウンまでできる優れもの。
これで最後のピースが埋まるぞ!
と飛び付いたわけです。

購入は公式オンラインショップから。3モデルあり、用途に応じて選択します。
・Stack 450
・Advanced 450
・Top-End 450
DACなどの拡張ボード(HAT)と併用する場合は「スタック」または「アドバンスト」を。ただしGPIOを2本使用するので、HATとピンが重複する場合は使えません。「アドバンスト」は外部電源端子があり7~28Vを入力できます。
接続するラズパイのモデルにより異なる場所に取り付けるピンがあり、いくつかの部品はユーザーが半田付けする仕様になっています。購入時オプションの組み立てサービスを利用すると半田付け済みで出荷してくれるので楽ですが、注文から到着まで1ヶ月弱かかりました。
(2019/8追記)
公式ショップがリニューアルし、上記リンクから新ショップに誘導されます。しかし新ショップでは購入時オプションが指定できなくなっているようです。直してくれると良いのですが・・・
(2019/9追記)直ったようです。リンクを新ショップに更新しました。

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HATを使わない「トップエンド」を調達しました。
組み立てサービスを利用しても背の高いI/Oピンヘッダ(UPSを動作させるのに必須ではない)だけは実装されておらず、この通りラズパイごとksyの公式ケースに収められます。(最初に使っていた透明ケースには高さが足りず入りませんでした)

組み立てとソフトウェアのインストールは公式サイトに詳細なマニュアルがあります。

作業のほとんどは半田付けで、そこを組み立てサービスで回避すれば完成品をラズパイに載せてバッテリーを取り付けるだけ。ラズパイの基板と接触させるピンが繊細なので曲げないよう、また指定の場所に接触するよう注意。
ソフトウェアの方も難しくはありません(GitHubのガイド)が手順がやや多いです。テクニカルフォーラムにあるインストールスクリプトが簡単なので利用させてもらいました。
(UPS PIco HV3.0A, HV3.0B and HV3.0B+
→ UPS PIco HV3.0 Python and other Tools
→ [script] PIco HV3.0A Toolkit に説明があります)

$ sudo raspi-config 
「Interfacing Options」からI2Cを有効化
「Localisation Options」からタイムゾーンを「None of the above」→「GMT+9」に設定(PIcoにはRTCモジュールが搭載されています)
以下の通りスクリプトをインストール&実行。
$ sudo apt-get install git 
$ git clone https://github.com/Siewert308SW/pico_installer PIcoToolKit 
$ cd PIcoToolKit 
$ sudo chmod +x picotoolkit.sh 
$ sudo bash picotoolkit.sh 


最後にシャットダウンまでの時間を好みで修正して完成。i2cget/i2csetコマンドを使います。設定時間は、現在のバージョンでは最短60秒のようです。以前は10秒位にできたそうなので何かの対策があったのかもしれません。

ひとまず以上です。
電源を入れるだけで立ち上がり、電源を落とせば安全に終了する、手のひらサイズのサーバーができました。電源投入から再生可能までは30秒ほどかかります。

ネットオーディオなので、サーバー、レンダラー、コントローラのいわゆる3点セットが必要です。残り2点をどうするか、ファイル共有(sambaやNFS)でなくUPnPを選択した時点で方針は固まっているのですが、長くなったので次回に続きます。


(2020/1追記)
MinimServerの次期バージョンとして、MinimServer2のアナウンスがありました。現時点では一部のNAS用のみリリースされています。
新バージョンは無償の機能限定版と年間ライセンス版の二本立てになります。
(2020/3追記)
MinimServer2にWindows版が追加となりました。

(2020/8追記)
UPSに使っている電池が
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こんな事になったので交換しました。
1年で電池が膨らんでしまうのは早い気もしますが、UPSの特性上常に満充電状態、しかもラズパイに温められて使われているので、条件として厳しいことは確か。リチウムイオン電池は危険物なので車内に放置しないよう、また定期的な点検は必要ですね。もう少し気楽に使える方法はないか、検討中です。




ネットワークオーディオ関係の記事をまとめてみました。よかったらこちらもご覧くださいませ。
ネットワークオーディオを楽しもう
Posted at 2019/06/15 17:06:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ | クルマ
2018年10月14日 イイね!

リスニングキャンプ9!

リスニングキャンプ9!今年も行って参りました、ソニックデザインユーザーの年次総会・リスニングキャンプ。








会場は3年連続5回目、信州は蓼科高原の女神湖駐車場です。
前日までは雨の予報。当日朝になってみれば曇りマークに変わっていて、「お、イケルか?」と出発。
しかしビーナスラインを登ってみれば

駐車場の奥が見通せないほどの濃霧!
開会前には雨も降り始めてしまい、どうなることかと思いましたが・・・

開会式が終わったあたりから雨が上がり、午後には時おり陽も射す程度に回復しました。でも寒かった・・・
86/BRZのイベントも共催との事で、隣でやっているオーディオに興味を持って試聴に来てくれたオーナーさんも多数いた模様。良きかな。


ソニックデザイン社長、来年はどんな製品を見せてくれるのでしょうか。


おなじみ黛センセのクリニック、システム更新1ヶ月で受ける度胸はありませんでした。


ソニックプラスセンター拡大中。


自分は昨年に続きアンバサダー(ユーザーカーの試聴プレゼンター)を務めさせていただきました。
ブログの効果なのか?試聴希望の方が後を絶たず、昨年以上の多くの方に聴いて頂けました。

たった10数分の試聴ながら、中には自分の好みの音や感じている課題を正確に言い当てる方もいて、いやいやさすが。刺激の多いアンバサダー体験になりました。


もちろん他の人の音もたくさん聴かせて頂きました。カジュアルラインもプレミアムラインもこれだけの数を聴けるイベントは他になく、貴重なひとときです。

V-GyNyさんが7N-MA9000 CORSAをお試しさせてくれる!とおっしゃるので、そのままお持ち帰りしようかとたくらんでいたのですが、長さが足りず断念w

自分と同じ時間帯にアンバサダーをされていた方のシステムが聴けなかったのが心残り。
メーカーデモカーのベンツSクラスも聴きたかったなぁ・・・


昨年と同じ結びになってしまいますが、
聴いてくださった・聴かせて頂いた皆さん、ありがとうございました。またお会いしましょう!
Posted at 2018/10/15 04:06:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント・オフ会 | クルマ
2018年10月10日 イイね!

今度の日曜日は

今度の日曜日はソニックデザイン恒例のリスニングイベント、リスニングキャンプです。
場所は今年も長野県は蓼科高原、女神湖駐車場です。






公式サイトはこちら。入場無料、参加資格は
「ソニックデザインの音に興味のある方」
とのこと。装着車でなくても参加可能ですので、ドライブがてら遊びに来てください。


自分は今年もアンバサダー(ユーザー試聴車)を拝命いたしました。
システム更新後1ヶ月、調整3回でなんとか、といった状態。いささか準備不足ではありますが、興味ある方はドゾ。
USB出力できるDAPは持ち込み可能です。(microB、Type-C、WM-Port)
何も言わなければジャズや洋楽ヴォーカルを流します。花澤香菜とかTrySailとか八王子Pとかつぶやいてもらえれば反応します。


注意事項その1

公式サイトで案内されている会場住所をグーグルマップに入力すると
alt
画面で一番上の黄色アイコンの場所になりますが・・・違います!
ケンウッドやクラリオンのナビでもこうなるんですよね・・・毎回心配になります。
正しくは赤いアイコンの場所。スキー場とか牧場で検索した方が近いかもです。


会場の駐車場入り口に小さな看板があります。
みくちゃ使ってみたかっただけだったり。ARたーのしー!


注意事項その2

ゆるい運営方針なので、仕切りとかほとんどありません。
いちおう受付はありますが、試聴車を案内してくれるわけでもなく、関係者やユーザーがテントでたむろしている風景は正直言って「内輪のイベント?」な感じで、初めての方には敷居が高いと感じるかもしれません。

でもメーカーやショップのデモカー、アンバサダーのクルマを聴いて終わり、だけではちょっともったいないです。
基本的には「聴きたい人」や「聴かせたい人」の集まり。ユーザーカーでもオーナー同乗の条件で試聴可能です。システム図を掲示していたり「サイン」でわかると思います。オーナーさんが近くにいなかったらショップの人を捕まえましょう。

ぜひ一歩踏み出して「聴きに来て」ください。
Posted at 2018/10/10 04:14:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント・オフ会 | クルマ
2018年09月02日 イイね!

Nの領域(フィールド)へ

Nの領域(フィールド)へほぼ1年ぶりのブログになってしまいました。
いろいろ余裕がなく、現在みんカラ開店休業状態です。
みん友の皆さんやイイね!を付けてくださった方、ろくに反応してなくてごめんなさい。
このままだと今年1年ブログ更新無しになってしまう!ので何とか書きました。






メンタル沈んだ時でもクルマには乗るわけで、そこに流れる音楽にはいつも救われます。
カーオーディオやってて良かった。

今回はこれまで使ってきたフロントのフルレンジユニットの
alt
UNIT-PX212F(Rクラス品)

alt
UNIT-PX212F(Nクラス品)
に変更しました。露出上げないと違いがわからん。
センターキャップの色しか変わらないため、散財がばれないというメリットがあります。

ソニックデザインの上級グレード「プレミアムライン」はアラカルト方式とも呼べる製品群で、
 1. 52mm(または25mm)ツイーター+77mmウーファーによる2Way
 2. 52mmのアレイ駆動フルレンジ+サブウーファー
のいずれかを基本に、自由にユニットを組み合わせて構成します。
さらに各ユニット毎にグレードがあり、シンプルに見えて実はバリエーション豊富です。

自由度が高いということは、ユーザーは選択を迫られ、明確な方向性を求められるということ。
スタンダード・ハイグレード・トップグレードとエスカレーター式に上がってゆくカジュアルラインとは違った難しさや楽しみがあると思います。

ワイドレンジなツイーターによる2Way構成は「ポンと目の前に開く」現代のカーオーディオらしい音、フルレンジは純正オーディオのような自然さが魅力です。
今回のユニットは後者の構成でハイエンドとなるもの。
現状でも楽しめている自分に必要なのか?
と、ずっと自問していたのですが・・・縁あってこうなりました。
デジコアも終了して、プレミアムラインの刷新は始まるのか始まらないのか?

取付はいつものプロショップで。エンクロージャーが変わらないため、今回はトレードイン?でインストールできました。
アウターまでやっていても「ポン付け」でアップグレードできるのはソニックならではですね。


RクラスからNクラスにしたことで、オーディオ的なアドバンテージは当然あります。
特に差が出るのがアコースティック系音源で、弦楽器で言えば倍音成分を中心に綺麗に聴かせるRクラス、弦と弓の擦れる音まで表現するのがNクラス、みたいな。
一方で、音のキャラクターもかなり異なるようです。

自分がRクラスのユニットを導入した当時は「甘く柔らかい」というのが第一印象でした。
「甘い」と言っても「甘美」の意味ではなく酒の甘口、少し情報量を(上位モデル比で)抑えて聴き易い、ホッとする感じです。
しかしエージングが進むにつれ「甘口」はそのままで「柔らかい」方の印象が薄れ、逆に快活でノリの良い、いわゆる「アガる」鳴り方をするようになりました。今語るなら、むしろNの方が柔らかい表現は得意かもしれません。

Nクラスは一聴して音数が多いのにどこか静かで、S/Nが高い感じです。スピーカーに「S/N」という表現を使った評論家先生は誰でしたっけ?目にした時は何だよソレ、と思っていましたが、ああこういうことかと納得しました。

以下あくまで主観です。
 パリッとしてわかりやすく、アメリカンサウンドを思わせるR
 複雑・繊細な表現、ヨーロピアンなN
または
 ヴォーカルにスポットライトが当たるR
 オールラウンダー、ハーモニー全体を聴かせるN
あるいは、
 アクセルペダルを踏み足したくなるR 安全運転しましょうネ
 クルマを止めて聴き入りたくなるN
てな感じかと。

alt

現在のシステム構成。
HRD500の音をもうちょっと何とかしたく、ケーブルで何とかなる気もするのですが、何とかなりそうなものはお高くて・・・当面は現状維持です。

ハイファイ志向のNは自然さが身上のフルレンジ構成とマッチするのか。
リアドアのウーファー、シート下のサブウーファーとはどう協奏してくれるのか。
どんな領域なのか、ゆっくり確かめていこうと思います。
Posted at 2018/09/02 22:12:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | オーディオ | クルマ
2017年09月10日 イイね!

リスニングキャンプ8!

リスニングキャンプ8!今年も参加してまいりました、ソニックデザイン恒例のオーディオイベント・リスニングキャンプ(LC)。
会場は3回連続の信州蓼科、女神湖駐車場です。天気もよく、気持ちよい一日となりました。








過去のLCはこちら。ブログのある回に参加しました。
イベントの概要は・・・そろそろ省略してもいいですかね。3あたりに詳しく書きましたw

2017/9/10 リスニングキャンプ8(長野) 公式 ブログ(ここ)
2016/10/16 リスニングキャンプ7(長野) 公式 ブログ
2016/5/29 リスニングキャンプミニ(京都) 公式
2015/10/4 リスニングキャンプ6(長野) 公式 ブログ
2015/5/24 リスニングキャンプ5(神戸) 公式 ブログ
2014/10/19 リスニングキャンプミニ(福島) 公式
2014/10/12 リスニングキャンプ4(長野) 公式 ブログ
2014/5/25 リスニングキャンプ3(石川) 公式 ブログ
2013/10/6 リスニングキャンプ2(山梨) 公式 ブログ
2013/6/2 リスニングキャンプ(山梨) 公式

長野は近くてありがたいのですが、「今年はどこかな?」と楽しみにしている面もあるので、できれば各地巡回していただきたいなと。


毎回思うんですけど、

北陸の皆さん(サウンドクリエイト金沢軍団)と


関西の皆さん(Sound21軍団)は遠いのに参加率高いですよね。スバラシイです。


今年はスバリストさんが少なめ?と思ったら、なんとレヴォーグの全国オフ(LFM)とかぶったそうで。


ショップの皆さん。
新潟さんはLFM出張のため不在。来年は多数のレヴォーグ乗りを連れてきてくれる?
ソニックプラスセンターは順調に拡大してますが、西日本がもっと増えるといいですね。


ソニックデザイン社長さんによれば、今年はモーターショーがあるので昨年より日程を前倒ししての開催となったんだと。
レヴォーグはソニックデザインの装着率高いのに、あちゃ~。


おなじみ、XaCARの黄色いハチロクとソニックデザインデモカー。


自分は昨年に続き2回目のアンバサダーとなりました。
「ソニックアンバサダー」とは、試聴希望者の方に解説などしながら聴いていただく、公認プレゼンターです。別にアンバサダーのクルマじゃなくても(オーナー了承で)試聴できるのですが、オーナーさんを探して声を掛けるのはちょっと・・・という方でも気軽に聴けるように、との配慮です。

アンバサダーで迷うのは試聴曲。
課題曲などは特に決められていないので、さてどうしたものか。

「このマーラー1番終楽章(22分42秒)は通して聴いてみてください!」
という訳にもいかず、
「実は霜月はるか最強再生システムを目指してるんです!」
と言っても通じないよな・・・いきおい無難な選曲に。
聴いてくださる方の好みを聞いて合わせるようにしてみましたが、どうだったかなぁ・・・
有名ショップの店長さんもいらっしゃって、ちょっと緊張しました。

前回初アンバサダーの時は、気がつけば自分が聴くチャンス無く一日終わってしまったので、今回は「聴いてもらう」と「聴かせてもらう」のバランスを心がけました。
おかげで昨年のような「聴けない」フラストレーションもなく満足できましたけど、聴けなかった方にはゴメンナサイ。

会場は変わらなくても、中身は毎年別物。継続参加をおススメします。
繰り返し参加していると、ユーザーさんの顔も覚えられますし、ショップの音作りの傾向とかも掴めてきて、どんどん面白くなってきます。

さて次回はどこでしょうか?
聴いてくださった・聴かせて頂いた皆さん、ありがとうございました。またお会いしましょう!
Posted at 2017/09/11 23:08:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント・オフ会 | クルマ

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「自分のブログの内容にどこぞの謎情報を混ぜられたものが「AIによる回答」として提供される。生成AIに利用された絵師の気持ちが理解できたと同時に、想像以上に信用ならねーなという思い。みんカラも学習拒否の設定させて欲しいぞ。」
何シテル?   06/08 05:24
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