オイル漏れしたダンパーを交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
まず持って、今回の作業では、よくある工具のほかに18ミリ、21ミリのソケットと7ミリの6角レンチ、スプリングコンプレッサーが必要です。
改めて買い揃えると交換工賃くらいになっちゃうかもです。
部品代はフロント左右のショックアブソーバーが4万円、通販だともう少し安いんですが、納期がイマイチはっきりしなかったので近所の量販店で注文しました。
車検に間に合わなかったら意味ないですからね。
では本題・・・。
車検の見積もりでディーラーへ行って来たんですけど、助手席側のフロントショックアブソーバーの油滲みを指摘されました・・。
乗り心地などには変化ないのですが、タイヤハウスを覗き込むとダンパーがしっとりしてます。
実は少し前から知ってて見て見ぬフリしていたのです。
でも、ほっといても自然治癒なんてしないし、時間と共に漏れる量も増えてきてますから、ブレーキにオイルが回ったら大変なので交換です。このままじゃ車検も受からないしね。 笑
見積もり書見たら、なんと部品代が左フロント一本で3万円とな! 加えて工賃・・・。
他にブーツ類やパンプラバー、アッパーマウント、スラストベアリング代は別・・・。
コレ、ヤッベェぞ!笑
これはもう自分で交換ですね。
安く済ませて、浮いたお金で左右とも交換しちゃいます。
そうそう、せっかくなのでKYBの NEW SRスペシャルにしましょう。
ちなみにうちのセレナは4駆モデルなので番号で言うと、NST5353のLとRが一本ずつ必要です。
おお、とうとうセレナもカスタマイズです。
「どうせ交換するなら強化品!!」コレが故障時の醍醐味、楽しみなのです。
純正と同形状ながら減衰力がチョッピリ強化されてて交換後の満足度もバッチリ、おまけに純正品より安い。←というか純正品が値上がりしただけなんですけどね。
というわけで、早速スタビリンクを外します。ここで18ミリの工具と7ミリの六角レンチが活躍します。
ちなみに片足ずつのジャッキアップ作業ですとスタビライザーが効いてしまい、リンク外す時にちょっと危ないので気をつけましょう。
私はスタビリンクのナットを緩めたら、またタイヤを付けてジャッキを下ろし、スタビライザーを効かなくして、ハンドル切って作業スペースを作り、タイヤが付いたままスタビリンクを外しました。
凄くめんどくさいですが確実です。
2
次に車速センサーとブレーキホースがショックアブソーバーに固定されているので外します。
3
写真は助手席側です。アッパーマウントに関する作業の邪魔になるエアクリダクト類を外し、アッパーマウントのボルト3本を緩めます。
ちなみに運転席側はクーラントのリザーブタンクが邪魔になります。こちらはボルト一本外せば容易に逃して、作業スペースが確保できます。
4
アッパーマウントのボルトはそんなに固くないのですが、とにかく狭いです。
邪魔になる物を全て外せばいいのでしょうが、外は寒いので少しでも時短したい!
なんとか頑張ります。
5
アッパーマウントの固定ボルトが緩んだら、次は足回りと固定してある21ミリのボルト、ナットを外します。
コレ、そこそこ固いです。
ここを外すと、支えを失ったブレーキ含む足回りの部品がダラっと下がりブレーキホースやドライブシャフトのブーツに負担がかかるので、木端かなんかをブレーキローターの下に入れて足回りが極端に下がらないようにしておきましょう。
最後に、緩めておいたアッパーマウントの固定ボルトを外せばサスペンションが丸ごと外れます。
サスペンション外れたらいいタイミングですし、ボディを防錆塗装します。
サスペンションが無いと塗りやすいです。
6
サスペンションが外れたら分解です。
分解前は携帯で写真を撮っておきましょう。
組み付け時に部品の向きなどを確認できます。セレナはアッパーマウントとスラストベアリング、ショックアブソーバーの向きが決まっているようなので、よく外観を確認します。
この作業はスプリングコンプレッサーを使用するのですが私が使用しているのは、とてもリーズナブルな工具ですので、チョッピリ不安でした。笑
バネを縮めてアッパーマウントを固定しているナットを外せば、バネとアブソーバーに分解できます。
アッパーマウントのナットを外す前にはスプリングコンプレッサの掛り具合をよく観察して、少しでもおかしいと感じたらスプリングコンプレッサを掛ける所からやり直すくらいの慎重さが必要です。
車のサスペンションをいじる作業はとても危険な作業です、くれぐれも周りにちびっ子がいない場所で作業しましょう。
7
外れた部品を手入れして、ダンパーを新しい物に交換、分解の逆手順で元通りに組み付けていきます。
新しいダンパーは事前に錆、汚れ防止にクリア塗装をガッツリしておきました。
幸いな事にアッパーマウントやスラストベアリング、ラバーシートなどに異状ありませんでしたので、お手入れして再利用します。
純正部品って丈夫ですなぁ。
ほんとは新品を組み込むのがいいんですよね・・・後から交換ってなると、またこの状態まで分解しないといけないのですからね。
8
はい、元通りに組み付けました。
今回は結構時間を掛けて作業しましたが、その分達成感もありますね。青いし。笑
ちなみにタイヤ付けてもスキマから青いショックがバッチリ見えます。
乗った感じは、ほんの少しですが固い気がします。
奥さんと子供は全然わからないそうです。笑
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