
2005年から2021年まで16年にわたって5台を乗り継いだBMW7シリーズ。
最後は憧れのALPINA B7までたどり着いたけど、それまでの7シリーズに感じられていたドライバーズカーとしての乗り味がいまひとつ感じられず、わずか1年でお別れ。
長距離移動には秀逸なGTカーのF12があるしとは思っていたものの、先日、ラリージャパンの開催地、愛知県豊田市まで友人のS580で出かけてしまったのが運の尽き。
やっぱりラグジュアリーセダンの乗り味が忘れなくなってしまい、また7シリーズに復活!かと思ってまずは現行7シリーズを試乗に行きました。

そのうちフロント全部がキドニーグリルになるんじゃないかと揶揄される昨今のBMWデザインですが、歴代7シリーズを乗り継いできた自分としては、これはこれでアリだと思います。
そもそも王道のSクラスを選ばない7シリーズオーナーはニッチ路線だから、他の人と同じものじゃイヤなんですね。(^ ^)
インテリアの目新しさも気に入ったので、即採用!かと思いきや、意外な障壁が。
それは全長。
現行モデルからは5m39cmのロングボディ一択。
これじゃ日本の立体駐車場にはどこも入らない。
ドライバーズカーを謳ってはいるものの、日本で乗るなら、運転手さんつけていつも出先で待っていてもらわないといけなくなってしまいます。

だからといって、一度復活してしまった7シリーズ熱はそう簡単には治らず。
現行モデルはショーファードリブンでしか需要がないだろうし、どうせショーファーつけるならわざわざ7シリーズである必要もない。
とすれば、ドライバーズカーとしての7は旧モデルが最後ということになるかも???とカーセンサーを徘徊。
スタイルは最高に気に入っていたG12後期のALPINA B7を見つけてしまうも、おそらくに高出力化に伴う安全性確保の観点から、G11/12後期からV8ツインターボ搭載の750i以上は全車xDriveになってしまったので、これをまた買っても元の木阿弥。
とはいえ、300ps未満の740iや740dでは7シリーズの心臓としては少々力不足。
と思ってみていたら、i8と同じプラグインハイブリッドの745eというグレードが目についた。
でも、i8を起源とするBMWのプラグインハイブリッドモデルは、たしか4気筒ターボ+モーターだと思い込んでいたので、いくらなんでも7に4気筒はないだろうと以前からまったくのOut of 眼中でした。

745eについて調べてみると、心臓部はストレート6のターボ+モーターでシステムトータル398ps、トルクはなんと61.2kgm。
しかもドライバーズカーらしいハンドリングが期待できる後輪駆動のショートボディ。
常々、後席エンターテインメントシステム付きのロングボディなんて、おかかえ運転手さんに見られちゃいそうでイヤだった私にとってはコレがベストバイ。
ということで、4台目に乗り継いだG12前期750iの時に使っていたモンブランのディスプレイキーケースもまた日の目を見ることに

あまりにも好きすぎて、長女の名前(ナナ)にまでしてしまったクルマ、きっとこの7シリーズが生涯最後の7シリーズになるのかな。
Posted at 2022/12/11 06:41:41 | |
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