ヘッドライトクリア塗装 ②

マスキングが終了したらいよいよ塗装です。

塗装していく行程の画像が無い(爆)ですが、最初はホントにサッと一吹きくらいでしばらく放置してもイイと思います。

で、時間が経ったらまた一吹きして放置の繰り返しです。

ヘッドライトの樹脂とクリアーの相性が良くないので、最初はライトに馴染ませるといいますか、樹脂を塗料をうまく融和(正確には環境応力亀裂の発生を出来る限り抑えて)させて塗装の下地を作るイメージです。

注意するのはココでいきなり塗りすぎるとたぶん失敗します。

ちなみに最初は塗装面がザラザラに見えますが大丈夫なので、とにかく時間を置きながら地道に塗装するのがベストかと思います。
(ザラザラのまま乾いちゃうんじゃない？と思う人もいるかもですが、ウレタンクリアーは２液性で乾くというより硬化するって感じなので、わりと放置してもOKですww)

ちなみに使用したウレタンクリアーは「99工房のウレタンクリアー」です。

２液性なので、一回混ぜると使い切りになるんですが、ヘッドライトの塗装(左右)ぐらいなら1/3～よく使っても半分ぐらいで済んでしまいますww

なので、ちょっと勿体無いと思う方は友人や家族の車を同時に施工するとか、別の塗るものを用意しておくとかするとイイかもですw

商品には１日以内みたいなことが書いてあった気がしますが、２日ぐらいは硬化せず使える感じでした。

さすがに３日目はダメでしたがねww

何度か塗っていく途中に、ヘッドライトがザラザラで曇ってるような感じになり、施工中は「もうちょっと塗った方がエエんかな？」とかいう若干不安な気持ちもあったりしましたが、そこは我慢して地道に何度も塗り重ねます。

(厚塗りしたい気持ちもありましたが、後々考えるとココが成功へのターニングポイントだった気もしますｗ）

で、更に塗り重ねを続けるとザラザラからゆず肌っぽくなり(画像の状態)、徐々にクリア感も出てきました。


終わりが見えてきましたが、ココでも焦らず塗ったら放置です。

※この塗装で失敗するパターンはここら辺(もしくは手前の行程)で厚塗りしすぎた場合、たぶんクリアがヒビ割れてくると思います。


ここで焦って更にクリアを塗るとますますヒビだらけになって終了します。
(塗れば塗るほど大惨事にww)

しかもウレタンクリアーなので、乾くとカチカチで削り落とすのは困難を極めます(谷;)無理かもw

なので、作業中に少しでもヒビっぽい感じが出たら塗るのをやめて放置した方がイイかと思います。

何度かの塗り重ねを経て、かなりクリア感が出てきました。

ゆず肌になったぐらいの辺りの行程で、クリア塗装の厚みもそこそこになってきたなと思ったら、今まで耐えてきた厚塗りを解禁します。
(樹脂部分に直接塗料が付かないと判断できたぐらいで解禁って感じです。)

今までの耐えてきたストレスを開放するかのごとく塗り塗りしていきます。
(もちろん塗料が垂れないぐらいでですが。)

あと角の部分や細部は塗料が乗りにくかったりする部分もあるので、自分はこの時点でまずあらゆる角度からスポット的な感じで細かいところを塗って放置。

その後に厚塗りを解禁しました。

塗り重ねてテカテカになってますww

使用前の3Mのマスキングテープと比べると、違いがわかるかと思います。


ちなみに新聞もテッカテカになりますww

もしかしたら残しておきたい新聞記事とかあれば、ウレタンクリアーで塗装したら意外と持つんじゃないかなと…しらんけどwww

最終仕上げに厚塗りをしてしばらく放置します。

容量的にはウレタンクリアーを1/3程使用した段階で「このぐらいでも全然OKかな」って感じになってましたが、まだ半分以上残ってるし、膜が厚いほうがより耐久力も増すかな…と思い、そこから更に何回か塗り重ねました(笑)

最終的には半分ぐらい使ったところで終了しました。

細かいことまで言うと、クリアーっていっても完全な透明じゃないので、塗り重ねれば重ねるほど透明な樹脂っぽい色味(サランラップのイメージですw)になるかもですが、
自分のマークⅡのヘッドライトは俗に言う中期ヘッドなので、ブラッククロームというか若干インナーのメッキ部分が黒っぽいんですよね。

なので、多少厚めに塗ってもインナーは黒めやし黄色っぽくは見えんだろってのと、厚塗りって言ってもそこまで極端な塗膜の厚みにはならんやろって判断で塗り塗りしましたww

で、ある程度放置して塗料が手に付かなくなるぐらいになったら、マスキングを剥がして終了です。

ウレタンクリアーなので、この時点から完全硬化するまではまだ時間がかかるかもでなので、何日かは刺激を与えないようにしといたほうがイイかもですがww

そんな感じで塗りの作業終了です♪
…残りの行程は磨きですかね☆


あと結構慎重にやったんですが、それでも片側の一部分だけソルベントクラックが発生してしまいました(ほとんど目立たないので、言わなきゃわからないレベルなんですが)

ごく薄めのヒビで作業中にはわかりづらく…とりあえず作業中は何度も注意して見てたのもあって、早めに気付けたのでよかったんですが一瞬焦りましたねw

もし　ながら塗りでやってたらたぶん気付かず、気付いた時にはヒビだらけってコトもあったかもです。

まぁ原理はなんとなくわかってたんで、とにかくそれ以上変な力が樹脂に加わらないようにと放置して沈静化を待ちましたw

このクラック部分は実際に人に会ってクリア塗装の説明をする時に「コレにならんように気をつけてね」的な標本として使ってますwwww

施工から3年経過した現在のヘッドライトです。

クリアを塗装するまでは、３ヶ月～半年程で黄色っぽくなり、1年経つと磨きたくなってくるような感じでしたが、今回はそういった感はありません。


実はウレタンクリアが完全硬化した後に、改めてコンパウンド等で磨いて完成の予定だったんですが…そのまま放置して未だに磨いてません(´ﾟ∀ﾟ)･:.･:∵ﾌﾞﾊｯww

変色したら磨こうかなとかいろいろ考えてましたが、思いの他ずっとクリア感が維持されてるので、なかなか磨かくところまでいかんなぁと思ってるうちに３年経っちゃったんですよねw


その間に車検も通しましたが、光量や光軸も問題なく通りました♪

またそのうち仕上げ磨きでもしようかと思います(･∀･;)


ヘッドライト部分は劣化してると車も年式相応に見えてしまう部分なんですが、施工したことで綺麗なまま維持できるようになったのはよかったです。

ヘッドライトが綺麗だと車が10年ぐらい新しく見えます（それでも約10年落ちですがww)


ぶっつけ本番でやりましたが、とりあえず成功してよかったです♪