スパークプラグ & イグニッションコイル交換 DIY
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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自分的にはDIY最難関ともいえるスパークプラグ交換を行いました。また、何も不具合はなかったのですが、8万キロ弱と走行距離もそれなりでしたのでイグニッションコイルもまとめて交換しました。
思い立ったきっかけとしては13年目の車検整備時に「10万キロメンテナンス」パックとしてスパークプラグ交換を提案されたことでした。実は5万キロ台の頃にプラグ交換はディーラーでやってもらっていたので、今回仮に10万キロに到達していても交換する必要はなかったのですが、興味が湧いてDIYでやってみたくなったのでやってみました。また、どうせ交換するならイグニッションコイルもへたっているだろうからまとめて交換しようと思った次第です。
細かい交換の方法についてはYoutubeに動画として編集してupしておきましたので、詳細を知りたい方はそちらをご覧頂けると幸いです。広告は入れていない(そもそも収益化できるほど再生数もない)ので誘導しているわけではありません。交換方法の詳細をみんカラで挙げるとほかの方のレポートのように1ページでは収まらないのと、動画作成で説明しつくしてそれ以上文字を打つのがめんどくさくなったのが理由です。
新旧のプラグですが、左が古い物、右が新しい物です。古いプラグはディーラーで交換してもらったんですが、グリスが塗ってあったんでしょうか?ネジ部が異様に茶色っぽいですね。写真には写っていませんが、先端はちょうど良い具合に焼けていました。私の使い方では純正の6番相当で良かったようです。
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取り外した「ディーラーで交換してもらった純正プラグ」です。部品番号は「22401AA740」で2021年現在1本税別2,000円なんですが、プラグの印刷を良くご覧ください。「SILFR6A6」と書かれているのがお分かりでしょうか?これNGKのプラグなんです。「NGKで扱っているSILFR6A6」がそのままスバル純正プラグとしてディーラーで扱っています。どうやら「化粧箱」が違うだけで中身は全くの同一品です。NGKのHPでも「純正品」と紹介されていますし、そもそも純正プラグに印刷されているので間違いありません。「ディーラーで純正プラグ」を買うと1本税別2,000円しますが、ネットで買えば化粧箱が違うだけで中身は全く同じものが1,300円くらいで買えます。モノタロウでも普通に扱っていますので敢えて高い物を買わないようご注意下さい。
*ちなみに「SILFR6A」というプラグもありますが、こちらは2.5Lエンジン用プラグのようです。GRBのプラグは最後に6がダメ押しのように付くのでご注意下さい。
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あと、やはり大切なのがプラグレンチとエクステンションの選定だと思います。TONEの「水平対向プラグ交換セット PG86S」をふるさと納税でもらっていたので大変役に立ちました。このセット、写真にあるようなすごく短いエクステンションバーが3個入っていますが、このエクステンション単体では販売していないんです。これを1-2個組み合わせて使うことで4つのバンク全てに問題なくアクセスできました。水平対向エンジンのプラグ交換に超おススメです。
ただ大きな注意点があって、このPG86Sというセットに付属されている14mmのプラグレンチですがGRBでは使えません。GRBには「16mmのプラグレンチ」が必要です。14mmのレンチは86/BRZ用のようで、型番に「86」が入っているのはそのためだと思われます。この超ショートなエクステンションバーはとっても良いのですが、必ず使い道の無い14mmプラグレンチが付属してくるのが難点です。ちなみに大阪府河内長野市のふるさと納税でもらえます。使い道のない14mmレンチまで自分で買うともったいない感満載ですので、もらえる方はもらった方がいいです。結局のところ、プラグレンチは以前別途購入していたKTCの16mmを使いました。
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こんな感じでプラグレンチ+エクステンションバーで長さを調整して作業をしました。動画でも説明していますが細かいパーツを隙間から落とさないように注意が必要です。ウエスを何枚か隙間に敷き詰めるとその心配がなくなるのでお勧めです。
ちなみに、画像右側のコイル、周囲に結束バンドが巻かれているのが見えますか?これ、コイルを外して見てみると、イグニッションコイル側についている配線カプラーを固定するツメが壊れていたんです。ツメで固定できなくなったから周囲をぎっちり結束バンドで固定してたみたいなんですよね。こんな固定で大丈夫なんでしょうかね、ここだいぶエンジンの熱を受ける場所ですけど。そこに樹脂製の結束バンドで固定なんて...ちなみに前回の作業はディーラーです。こんな風に固定したなんて聞いてないぞ...
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作業中の写真を少し出します。これは左バンク側ですね。2次エアポンプとバッテリーを外してダクトを上に持ち上げています。車両奥側の4番シリンダが最も作業スペースが少なく苦労する場所です。逆にここの作業ができる工具があって手順がわかっていれば後は何とかなります。
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こっちは右バンクです。エアクリーナーボックスを全て撤去しないと作業はできませんでした。ちなみに写真は新しいイグニッションコイルに交換した後の画像です。
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あとイグニッションコイルの新旧比較です。左が旧品、右が新品です。実は新品は純正互換部品を使用しています。新車時からついている旧品は「22433AA540」ですが、SUBARU-EPCによると「22433AA641」も互換部品として使用可能です。この「22433AA641」はVABに使われているコイルのようですので互換部品といっても少なくとも性能上問題はないはずで、おそらくマイナーアップデートしてあるのではないでしょうか。実は値段も旧品が税別9,500円なのに対してVAB純正品は7,850円と若干安くなっています。私の場合は更にモノタロウの全品10% off時に注文したので更に安く購入できました。
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左が旧品、右が新品です。新品の方が充填剤が変わっているのがわかります。なんとなくですが、右側の黒い充填剤の方がしっかりしているようにも見えますね。
もちろん、カプラーを固定するツメも新品にはきちんとついているので、しっかりコイルとカプラーを固定できました。
今回初めて作業しましたが、左右合わせて3時間半くらいかかったと思います。がっちりネットで下調べして、個人的には結構スムーズに作業できたつもりでもやっぱり3時間はかかりました。ディーラーに依頼した場合の工賃が16,000弱ですので、やっぱり相当な時間がかかる作業ってことですね。
部品番号・互換品情報や値段などはあまりみんカラでも見かけませんでしたので、参考になれば幸いです。
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