
整備手帳を賑わした、くまモンカブの連続パンク呪縛。ようやく解決したので、備忘録。
結局、連続パンクの原因は「エア不足」というお粗末さ。タイヤ&チューブ新品交換したのに20kmほど走るたびにパンクし、しかもチューブのバルブ根元が裂ける現象の繰り返し。
空気圧が低い→タイヤをリムに押し付ける圧が弱い→走行・ブレーキ時にタイヤがズレる→チューブのバルブはホイールに固定されているので、引っ張られて根元が裂ける
という、今思えば筋の通った話な訳です。
チューブの初期不良かと思い、購入元のアウトスタンディング・モーターサイクルさんにはご迷惑をおかけしましたが、おかげでカブでのタイヤ交換・パンク修理のノウハウはたっぷり習得できました。
備忘録として箇条書きにしておきます。
(1) ホイールを外す時は、前輪側に重しをすること。
(2) 外したホイールは、地面に直接置かず段ボール等を敷くこと。
タイヤ脱着でかなり上から抑えつけるので、ハブ部分が傷だらけに。
(3)タイヤレバーを使うこと。長尺で3本あれば安心。2本でもなんとかなる。
(4)パンク修理の方法は自転車と同じ。パッチ剥がれが不安なら、チューブ新品交換も選択肢。
剥がれて作業やり直しになると、確実に1時間半と労力のロス。チューブ1本で700円台。
どっちを取るか。
(5)チューブを交換するなら、タイヤにタルク(粉)を入れて、タイヤとの張り付きを予防。
ベビーパウダーで代用可能。
(6)新品チューブは入れる前に、ポンプで空気を入れて初期不良を確認する。
いったん収めてしまったら、使用後となって保障がされなくなる。
タイヤに収める前に空気を抜く必要があるが、少しだけ膨らませておく。
こうすると、タイヤの中に収める作業での捻じれを予防できる。
(7)タイヤ交換の場合は、タイヤのビード(へり)にビードクリームを塗る。
タイヤとリムとの間の摩擦が減って、ここぞ!というところで収まりやすい。
(8)チューブ取付は、バルブ座金+ナット1個締め付け済み、を車輪の内側に。
バルブ固定のために、もう1個のナットを外側から。
(9)バルブはホイールの穴から垂直に出すこと。空気を入れた後でもよく確認すること。
(10)タイヤをはめる前に、必ずチューブには半分くらい空気を入れること。
こうしないと、タイヤのビードを収める時にタイヤレバーがタイヤの中のチューブを裂いてしまう。
タイヤの中でチューブが軽く膨れていれば、レバーが咬むことはない。
(11)タイヤレバーを使って、ビードをはめていく。レバーの間隔はせいぜい15cmくらい。
ちょっとずつ、丁寧に。幅が広いとその分レバーを力で入れる必要があり、チューブ
を傷つけやすくなる。
タイヤレバーは最後までこじってビードを押し込まない。ビードの力で途中からは
収まろうとする。
膝でタイヤの横を押さえつけながらレバーを起こすと、半分立てたくらいで抜いても収まる。
(12)タイヤが無事収まったら、空気を入れてバルブの垂直を再度チェック。
(13)問題なければ、エアゲージを必ず使って空気圧を、規定値+0.5kgf/cm2くらいに
高めに入れる。こうやって、リムにタイヤビードを押し付けてなじませる。
数百kmほどは、圧を高めのままで走行すること。その後、若干抜いて規定値にする。
・・・という感じです。
何度も続いたパンク連続の呪い。これで解消しました。
要は正しい知識、コツってことで。
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バイクいじり | クルマ
Posted at
2017/11/22 12:53:28