○ワゴンR歴代モデルのHP
ワゴンRの「HP」で、その初代が「625ミリ」であることは正解なのですが、一方で、最新クロスオーバーであるハスラーのそれは「プラス24ミリの671ミリ」であると発表されていました。
これは何に対しての「プラス」なのか? ひょっとして、この数値は「対ワゴンR」ではないのかも? この点をメーカーに確認したところ、5代目(現行)ワゴンRのHPは「625ミリ」ではないことがわかりました。
あらためて、歴代のワゴンRのHP数値を並べてみます。
・初代:625mm
・2代目:635mm
・3代目:635mm
・4代目:650mm
・5代目:647mm
なるほど。4代目の開発時に、おそらくですが、何か人間工学方面での新材料、あるいは見直しといったことが行なわれ、それまでの3モデルより10ミリ以上「上げる」という判断があったようです。(この5代目に「プラス24ミリ」がハスラーのHP)
ハスラーに乗った時、ことHPについては(高いなあ…)とは思わなかったので──まあ、単に私がニブいだけかもしれないですが(笑)、HPということでは本当に「低→高」というのは抵抗なく行けてしまう。これが今日の日本マーケットで、多くの方々が、ジャンルはともかく「高HP」のクルマを選び、それと日常をともにされている理由でありましょう。
この「HP」という概念は、80年代にはありませんでした。ただ、この時代から、クルマ(日常使用車)の新しいカタチ、あるいは人とクルマの新たな関係性を探るという試みが、ユーザー独自の探求心、またメーカーのプロダクトで、いくつか行なわれていました。「RV」(リクリエーショナル・ビークル)と呼んでいましたね、そういえば。クロカン車のブームも、この一環であったと思います。
『週刊漫画アクション』のコラムでも、そのうちの一台を採り上げています。ただ、ミニバンとかSUVという言葉はまだ“渡来”していず、書き手はカテゴリー分けには困ったようですが(笑)。文中では、3ボックス(セダン)や2ボックス(ハッチバック)に対応させる格好で、「1.5ボックス」とか「ハコ」といった用語で、何とかこの新ジャンル・カーを捉えようとしています。ちなみにこのクルマ、プレーリー(初代)の全高は1600ミリでした。
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New Car ジャーナル | 日記
Posted at
2014/03/02 10:05:55