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2016年09月19日

【 70's J-car selection 】vol.13 ランサー1600GSR

【 70's J-car selection 】vol.13 ランサー1600GSR ランサー1600GSR A73(1973)

当時の三菱スポーティ・カーでは、ストリート・レーサー風な“押し出し”でウケていたのがクーペ・ボディのGTO/FTO。一方、リアル・スポーツとしてならコッチだぜと、事情通(?)に注目されたのがランサーだった。

スポーツ・クーペ二車のベースとなったのはギャランだったが、ランサーはそれより一回り小さい、コンパクトな軽量ボディ。ラリーで勝ちたいクルマなんだというコンペティティブなコンセプトとメッセージも、マーケットにしっかり伝わって、このクルマは“走り好き”に好まれた。

今日の「ラン・エボ」、つまり1980年代のランサーEXからランサー・エボルーションへという高性能マシンの系譜は、ネーミングとしても、また内容的にも、このオリジナル・ランサーを継承したものだ。

1960~70年代は「スポーツ」で強いというイメージは販促には有効で、その闘いの場をサーキットにするかラリーにするか。その意味で当時の三菱は、二つの方向に巧みに自社モデルを振り分けていたことになる。

トップエンドのモデルは、排気量アップとツインキャブで“武装”した1600GSRだったが、これは競技用ともいえる、いわばレア物。フツーの“走り好き”にはちょっと手が届かず、実際に自分で走らせて、その運動性を楽しむクルマとして人気を得たのは「1400SL-5」だった。このグレード名にある「5」とは、5速ミッションのMT仕様ということ。当時、ラインナップ中に「5速車あり!」とは確実にニュースで、アピールポイントだったのである。

(ホリデーオートBG 2000年3月より加筆修整)(フォトは基準車)

◆「1600GSR」の搭載エンジンを、当初、DOHCであるとして記事化しましたが、ぶろーに様よりのご指摘で、正しくは「SOHC+ツインキャブ」のエンジンであることがわかりました。ぶろーに様、ご指摘ありがとうございます。上記のように修正致します。
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Posted at 2016/09/19 02:15:44

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この記事へのコメント

2016年9月19日 12:05
初コメで失礼致します。

毎回楽しみに読まさせて頂いてます、今回の記事の中で気になった点がありましたので・・・

最上級モデルの1600GSRは OHCのストロンバーグ・ツインキャブでして(コルトギャランGSはSUツインでした)、その下の1600GSLはシングルキャブです

DOHCエンジン搭載車は GTO-MRだけになります。

この車たちを知らない達に違う情報もまずいかなと思いまして書き込みさせて頂きました。
コメントへの返答
2016年9月19日 12:41
ぶろーに様、コメントありがとうございます。
また、ご指摘もありがとうございます。……おっしゃる通りですね。確認せぬまま、記事化してしまいました。申し訳ありません。

GTOとGTO・MRの関係と同じだと思い込んでいました。当時(1970年代)も、また雑誌にこの記事を書いた2000年代も。

ご指摘をもとに、さっそく修正致します。深く感謝します。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
2016年9月22日 0:51
こんばんは。
この車は、結構リヤスタイルが変化したモデルでした。先日書かれていたカリーナのごとく、縦型テールランプのノッチバックモデルは、アンバランスを感じさせてしまうのでしょうかね。
コメントへの返答
2016年9月22日 21:49
コメントありがとうございます。

こんばんは。ランサー初代のリヤ・コンビは、短めの縦型から「L字」風になったんでしたっけ?

個人的には、リヤの両サイドに縦型ランプって、慎ましくて(笑)いいと思うんですけどね。ランプを両端にまとめてしまえば、トランクの開口部も低くできるだろうし。

トヨタ車の場合は、縦型テールランプは「大トヨタ」の車種としてはイマイチ……というデータのはずで、もともとの望みが高すぎるのかもしれません(笑)。
2016年9月24日 20:39
 この車、登場時は縦型ランプでリヤエンドパネルにはボデー色が見えておりました。最初の小変更でリヤエンドパネルにモールが装着されました。マイナーチェンジでL字型ランプになり、その次のマイナーチェンジで横長のランプに変更されました。この時のマイナーチェンジではフロントグリルも変更され、初期のヘッドライトだけが盛り上がったカエルのような感じから、グリルの脇にランプがあるような、カローラ30型にも似た印象になりました。
 長いモデルゆえの近代化策だったのでしょうね。
コメントへの返答
2016年9月25日 16:29
コメントありがとうございます。

オリジナルの縦型ランプはシャープな印象でしたが、ちょっと面積が小さい感じもあり、L字バージョンが、ランサーとしての主張と視認性確保のミックスで一番よかったのではないかと、個人的には思います。

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