
このブログはアホみたいに長いので読まないことをお勧めいたします。
で、今回997.1GT3RS(以下、RS)のタイヤとホイールを換えようと画策しております。
通常、私がホイールを換える場合の理由は、経済的なタイヤを選べるようにホイールサイズを換える。& トレッドを稼ぐため(ツライチ化)するため、リム幅とインセットを換える。私はスペーサーでトレッド変えるのはあまり好きでないのでね。
でも、今回は理由が異なります。
事のきっかけは2つ。一つ目はコレ!

純正ホイールをコインパーキングのフラップのギアボックスにぶつけて欠けさせた事。最近430でも良くやるのですが、駐車場に停める際に必要以上に寄せて停めたくなるシチュエーションがある時、めっちゃ攻めて停めようとする事。〝慣れ〟なんでしょうがチョット見切りが甘くホイールをヒットさせてしまいます。
まぁ、ホイールをぶつけたくらいでワー!キャー!云うのは私の主義ではないのですが、運転操作が下手な事を主張するようでコレは恥ずかしい(#^.^#)さらに高価な純正ホイールだと尚更です。そこで、純正はホイール修理してサッサと売っ払い、もっと都合の良いホイールに替えてしまおう!がきっかけ。
二つ目はコレ。
ADVAN Racing GT for PORSCHE 18inch

知り合いのプロドライバーさんが、写真のホイールを997GT3RSの黒/オレンジに履かせております。そこで、私が同じ車を買った事を知り、使ってない同型のオレンジ色のホイールが余ってるんだけど、譲りましょうか?と申し出てくれた事。
GTシリーズチャンピオンもとってるプロドライバーさんからの申し出ですし、その人がプライベートで使ってるホイールなら間違いない見立てだろうと思い検討することにしました。
そこで問題が浮上!
純正ホイールは19inch F:8.5J/ET53、R:12J/ET51です。
譲って貰うADVAN Racing GTホイールは18inch F:9J/ET46、R:11J/ET40です。
純正ホイールに履く指定タイヤサイズは19inch F:235/35、R:305/30です。
ADVAN Racing GTは指定タイヤサイズはHPには出てないですが、リム幅から考えるとF:235〜245、R:285〜305ぐらいでしょう。純正のリアは12Jで305を履いてますがチョット引っ張り気味。ですから11Jでも305でいいかな?
でも、ここで重要なのはタイヤ幅ではなく扁平率。扁平率を変えずに18inch化すると当たり前ですが車高が下がります。今回、同じ幅で同じ扁平率で選ぶと約2cm車高が下がります。(余談ですが、タイヤの円周が変わりますからスピードメーターの数値も誤差が生じます。)
車高が下がるとRSはフロントスプリッターが出っ歯なのでそこら中で擦りまくるんです。擦るのは全く構わないのですが、2cmも落ちると割れまくるハズ。現にプロの方は箱根でスプリッターを割りまくっているそうな。荷重移動だけでスプリッター割るってどんな運転してんねん?と呆れてしまいます。ともあれ、2cmのローダウンは嫁の車としてはNGです。
そこで、スポーツカーにあるまじき逆転発想で扁平率を上げることにします。さらにタイヤ幅をギリギリまで上げてやれば車高も沢山あがります。
そこで今回チョイスしたい理想のタイヤサイズは18inch F:245/40、R:305/35!
で、タイヤの銘柄ですが、私の一番好きなのはADVAN NEOVA AD08R、二番目がKUMHO ECSTA V720です。あとちょっと気になっているのはMICHELIN PILOT SPORT 4Sぐらいですかね。
で、探してみるとサーキットも走る設定の上記のタイヤにはフロント40/リア/35みたいな中途半端な扁平率の幅広タイヤは非常に少ないのです。特にリア35となると285がほぼ限界の太さ。
MICHELIN PILOT SPORT 4Sには18inch F:235/40、R:285/35がありますね。でもKUMHO ECSTA V720にも18inch F:245/40、R:285/35があるので、結局はKUMHOですね。エライ!韓国タイヤ)^o^(
でも、MICHELIN PILOT SPORT 4Sも気になりますね。MICHELIN PILOT SUPER SPORTの後継タイヤでもあるし、PSSは普段使いとしては非常に良かったしTreadwearも他のメーカーのタイヤと比べるとずば抜けて高かったので非常に経済的でした。ただ、サーキットではブロックが柔らか過ぎて腰砕けになるので責め切れませんでしたネ。PS4SはTreadwearが320って驚異的な数字なのでPSSと同様にサーキットレベルの性能はチョット厳しいんではないか?とは思っています。どなたかサーキットでの使用感を教えてくださーい(*≧∀≦*)
また話は脱線しましたが何はともあれ、ADVAN Racing GT for PORSCHE 18inchは攻めたセッティングには良いですが、コンフォートに使おうとすると難しいですね。だったら、いっそのことちゃぶ台返し!
ADVAN Racing GT for PORSCHE 18inchは履かさないで他のホイールをつけるという手。そうなると選択肢はTWS Exspur EX-fp ポルシェ専用モデル19inch F:8.5J/ET53、R:12J/ET46ですね。

インセットが46で12Jですから、ツライチまでホイールでトレッドが稼げてカッコいいですが、今度もリアタイヤがない!305を無理やり引っ張って履かせるか、MICHELIN PILOT SPORT 4SでF:235/35、R:325/30を履かせるか。ん〜ミシュランしかない。
F430もそうなんですが、2007年式の車は19inchという中途半端なホイールサイズが一番のネックですね。しかもPCCBの装着車はローター径が大きいので、専用設計のホイールでないと履けないんですよね。いっその事こと20inchにあげた方が選択肢が増えるのかな?
そこで20inchをチョット見てみると、サーキット志向のタイヤラインナップは19inchまでってブランドが多いですね。やはりサーキットを主眼に置いたタイヤは18inchが選択肢が広がるって事ですね。
でも、プレミアム系のタイヤは昨今のスーパースポーツカーを意識してか20、21inchのタイヤのラインナップも充実してきましたね。でも、高くて買ってられないので、やはり現状ではまだ20inch化するメリットは少なさそうです。
とにもかくにもタイヤってそんなに安い訳ではないのに一番好みが出るところ。でも、すべてのタイヤがどんなか体感するのは難しい。しかも交換サイクルも極端な走り方(サーキット走行とかね)をしない限りはハイグリップタイヤでも1年ぐらいはもたせる事はできる。そうすると2、3銘柄比べてるうちにすぐに新しいモデルが出てしまう。ともすればメーカーの特徴さえ変わってしまう。
ということだから、自分の好みのタイヤを見付けるのはとんでもなくハードルが高い。周りに色んなタイヤを履いてる人がいて常に情報を仕入れるとか、色んなメーカーのタイヤを扱ってるショップがあって、情報を聞きながら選べると良いのですがね。
あー長い!まだまだ続きます。
ここから先は私のタイヤの選び方です。よっぽど興味がない限りは読まない方が良いですよ。長いし(^◇^;)
【@ひこのおすすめタイヤチョイスの方法】
良くタイヤのチョイスで指定タイヤにこだわる方がいますが、そこまでこだわる必要はないですよ。まぁ、指定タイヤ履いてることで気持ちが満たされるなら良いですけどネ。
指定タイヤがピレリだからと言ってピレリを選ぶのはもったいない!他メーカーでも同クラスのタイヤはある場合が多いですから、やっぱり自分の重視したい性能を見つけて、気に入った乗り心地を得た方がいいと思います。同じプレミアムグレードのタイヤでもメーカーや銘柄によって全く感じ方は変わりますよ。
●メーカーをまたいで比較しましょう!
コレが一番大事。メーカーによってタイヤの消耗のさせ方、壊れ方が異なります。安全性能の出し方が変わるということですね。まぁ、履き比べが難しいので頭の片隅に置いといてください。あと、超有名メーカーに拘わらずそこそこ名の通っているメーカーならチャレンジしても良いと思いますよ。
例えば、7年前にF430購入時に履いていたPIRELLI P-ZEROはサーキットでフルブレーキング時にトレッドのブロックが吹っ飛んで壊れました。これは当時のピレリタイヤの正常な壊れ方。良く言うと壊れ方が分かりやすいから交換時期もわかりやすい。

それに対して、9年前にZ06に購入時に履いていたミシュランのカップタイヤは新品からトレッドの溝が4mmでした。熱が入らないとグリップしない、滑りまくり。サーキットも走ってないのに4ヶ月でスリップマーク出ました。

ここでは壊れ方を例にしましたが、タイヤメーカー、ブランド、銘柄によって性能の出方は違うという事。
●グリップ性能を決める。
サーキット走行に趣きをおいたハイグリップタイヤか、高いレベルでの平均走行性能(プレミアムタイヤ)を選ぶのか、それともECOや特殊なタイヤを選ぶのか?
コレは乱暴な言い方するとトレッドパターンで選びましょう!
溝が少なくブロックが少なければハイグリップです。沢山ブロックがありミゾが深ければ排水性能が高いタイヤです。どの程度のグリップが欲しいのかをトレッドパターンの好みで候補をだしましょう!
コンチネンタルやピレリ、ミシュランは分かりづらいですが、ブリヂストンやヨコハマ、グットイヤーなんかはサーキット志向のタイヤとプレミアム系はパターンが全く違うので分かりやすいですね(^ ^)

超高級スポーツカー乗ってる人で雨の日なんて絶対乗らない!なんて人はサーキット志向のタイヤの方が安全ですよ。雨のグリップは絶望的な銘柄もありますから御注意を!まぁ、サイズがない事が多いかも。
●タイヤの交換周期を考える。
通状はトレッドの溝があるか無しかで交換時期を考えますが、ゴムの性能が出ている間に消耗仕切るのが丁度良い訳です。ですからどのくらいで交換したいかを決めてしまうということです。
超ハイグリップタイヤはすぐに摩耗してしまいますが走らなければ摩耗しません。という事は、全然走らない人は超ハイグリップタイヤでも充分もつってことです。ですから、自分の走り方に合わせてタイヤをどのくらいの期間持たせるかでタイヤを選べばいいんです。
コレはUTQG表示のTreadwearを見ることによってタイヤの減りの速さの目安になります。メーカーのホームページで出てないこともありますが、検索すれば情報はひろえると思いますよ。数字が大きい方が長持ちします。
Sタイヤで60〜80程度、サーキット向けタイヤで120前後、プレミアムタイヤで200前後。
私はサーキットを走っている時期は4〜6ヶ月持てばいいと思ってタイヤを選んでいます。ですが、今はサーキットを走ってないので、すでに一年半ぐらいタイヤはもっています。ちなみにADVAN NEOVA AD08Rですよ。AD08Rはサーキットでも充分グリップするタイヤでありながらTreadwear 180という素晴らしい耐摩耗性!ってことです。
●静寂性で選ぼう!
皆さんは車のエンジン音を楽しんだりする嗜好の方が多そうですから、要らないロードノイズは少ない方がいいでしょ?だったら静かに転がるタイヤを選ぶといいですよ。
実はコレ、メーカーやブランド、銘柄でびっくりするほど違いがでます。誰でもわかるほど明確ですから聞き比べて欲しいですね。興味のあるタイヤ履いてる人がいたら乗せてもらいましょう。エンジン音を静かに走ってもらえれば分かると思います。
以前、ゴルフに乗ってるオーナーさんがブリヂストンのS001を履かせており、私のF430に乗った際にロードノイズの静かさに驚いていた事があります。その時履いていたタイヤはMICHELIN PILOT SUPER SPORTでした。みたいなね!
●走りやすい硬さを探そう!
タイヤの硬さは空気圧、トレッド面の硬さ、サイドウォールの硬さ、タイヤの構造(ランフラットタイヤ)等で変わります。
わかりやすいと思うのがスタッドレスからノーマルタイヤに履き変えた時、いきなり走り易く感じたことないですか?その逆も然り、ゴムがグニョグニョで走りにくかったり…。
これノーマルタイヤでもメーカーやブランド、モデルによって考え方が変わるので、硬い部分、柔らかい部分が異なります。きっと好みの硬さがあるので見つけましょう!
BRIDGSTONE POTEZA RE-71Rを履いていた時、乗り出して一声が、『硬っ!うるさっ!』でした。グリップは超高かったし、その硬さのため路面のグリップ状況が凄くわかりやすかったです。ADVAN NEOVA AD08Rに変えてみると、適度な硬さでサイドウォールの柔らかさのため乗り易く、ロードノイズも少なめでグリップの仕方も分かりやすいので、私はNEOVA AD08Rの方が好きなんです。
●値段
通販で買って組むのが一番安いですね。でも、ここで注意。製造年月を確認できる業者から買えると良いですね。拘りを持っている業者さんはちゃんと製造年月を表記して売ってますね。もちろん、あまり神経質になりすぎる必要はないですが、せっかく新品で買うんでしたらせめて2年以内に製造されたゴムが良いですよね。まぁ、メーカー在庫でも1年以上経っているものもありますからね。
私は20inchより18inchの方が安く、しかもハイグリップタイヤが選べるからホイールサイズを下げようとするわけです。ホイールの小径化は性能とローコスト化を求めた結果ね。
最近のスーパースポーツの幅広扁平大径用ホイールではプレミアムタイヤか、ウエットグリップを全然考えてないスーパープレミアムタイヤしか選べないしね。
もちろん、ウエット性能や熱ダレの仕方など、もっと好みの出るところも多いですが、ともあれ、ブランド志向も良いけど、色んなタイヤから選びましょう!って事です。
あー長、言いたい事は、まぁ、こんなもんかな?3日ほどRSのホイールやタイヤのことばかり調べてたら気づいた事が多く長くなってしまいました。
次はF430のブレーキネタですかね。