【その2】 なんちゃってエアロ
今年の春のこと、aprさんでホイール&タイヤ交換をしている時に社長の金曽さんが、ウチの車をちょっといじってくれました。
ちなみに金曽さんはGT300のapr Racingの監督をされておりますが、自社車両の設計もしてるんだそうな。他にも外部のお仕事で空力開発もしてるので、空力のエキスパートでございます。で、そんな金曽さんが遊びで付けてくれたのがコレ。遊びだからタダ!
一つは、
フロントフェンダー内にカーボン板を両面テープでペタっ!
これは、フロントタイヤの前に起こる乱気流(この乱気流はフロントリフトさせる悪さをします)を強制的にボディーサイドに引き抜いてくれます。F430の場合フロントタイヤの前、フェンダー内側にラジエターが収まっているので、フロントタイヤに熱風が吹き付けます。このエアロはこの熱風も引き抜いてくれるので、ラジエターの冷却能力が格段に上がります。F430の場合、平均5℃ぐらい変わります。これは夏場やサーキット走行では相当助かりました。
また、高速安定性も格段にアップします。フロントのダウンフォース量が増えるわけですから当たり前ですね。おかげで高速道路では車が安定するので運転が楽ちんになりましたね。フェラーリの特長としてステアリングの入力に対する動きが過敏に感じるときがありますが、このおかげで怖さが小さくなりました。
もう一つは、
リアフェンダー前のアンダーパネルに20ミリ角ぐらいのL型板を1m程張り付けてます
これは高速安定性に貢献します。車両の下を流れる空気をサイドに逃さず、リアから引き抜き流速を上げます。実感としてはそんなに大きくはないですが、確実に効いてますね。以前はFSWのストレートで全開にすると恐怖でしたが、250Km/hオーバーでも耐えられるよになりました(*^_^*)
この二つは、余裕が出来たらちゃんと作ってもらおうと思っております。
教訓:空気は入れるより抜くことがポイントなんですね。抜けると必然的に入ってくる!
あぁ、フロントにラジエターを搭載しているポルシェなんかも劇的に変化するので超お勧め。でも逆に冷えす過ぎる場合もあるそうですよ。そのくらいリフト&冷却に効果絶大。
【その3】 TWS用センターホイールキャップ
TWSのホイール用にフェラーリ純正キャップとTWS純正キャップを分解し無理矢理DIY
仕上がりが良くないから、何かの機会につくりなおそ!
【その4】 助手席をRECARO SR-7からRECARO SR-6へ換装
RECARO SR-7を入れ改造し失敗したのはブログに書いてあるので、とりあえずそっちを読んでみてくださいな。
で、今回、助手席用にRECARO SR-6を購入し、運転席のバケットシートと同様の生地に張り替え!
張り替える際に、太腿下の部分をボリュームを上げることと、見た目を運転席のRECARO TS-Gと同じになるようにカスタムしていただきました。
元々、ドライバーシートのファブリックが純正のままであれば張り替えの必要はなかったんだけど、まぁ、仕方なし。
何かこだわって作った感がでるのが嫌なんですが、出来はすばらしく製作スタジオさんの腕の良さが光りますね。
ちなみに付くっていただいたのはココ、
スタジオロクゼロさん!
【その4】 ブレーキパッド交換
サーキット走行をするためタイヤ交換しにapr Racingさんに向かう道中のこと。左フロントからシャリシャリ音がしてたので、ホイールを外した際にブレーキ回りを確認してもらいました。
そしたら、なんと見てビックリ!
フロントのブレーキパッド4枚の内、一枚だけ異常消耗!左フロントの内側のパッド。
ハードに乗ってるとしばしば起こることらしいのですが、パッドの視認しやすいローターの中心側は5ミリ程度残ってるのに。外周側(キャリパーの中側)の部分は残量コンマ数ミリ!ローターは削ってなかったので不幸中の幸い。
一番残ってるパッドは8ミリ近く残ってるのでエラい消耗度の違いです。
実際、今年の夏あたりからブレーキング時の挙動変化が激しく、制御ができなくなっていて原因を探していました。原因の一つはコレですね。てな訳で、その場で交換してもらいました。
ちなみに、私の車用のブレーキパッド(カーボンセラミックブレーキ用です)は1セット在庫しておいたので良かった!これ通常日本在庫ないPAGID Racing製品なので去年買っといた物。前後8枚で12万ぐらいするんですよ、高!でも純正で交換すると60万円かかります。バカです。アホです。狂ってます。
フロントのブレーキパッドを新品に交換し、ブレーキの効きはとっても向上!ブレーキング時の挙動も多少落ちつてくれたので、タイムは戻りました。良かった良かった。ここでもう一つ学習したのは交換サイクルですね。今回はほぼ一年で交換したことになります。カーボンセラミックブレーキのパッドとしては普段乗りでは交換することもほとんどないと思いますが、私のように少しサーキット走行もすると1年ぐらい。でも、ショートサーキットしか走っていないのでフルコースをがっつり走ると半年持つか持たないかですかね。
まぁ、半年で交換と思っとけば良いかな?ということが分かったことは大きな収穫です。
F430の場合、他のスポーツカーとくらべたときのブレーキ性能が相当低いので、ブレーキを含めた足回りのセッティングを詰めることが課題ですね。
【その5】 来年の計画(ブレーキパッド、ローター、サスペンション)リアフェンダーは切らず!
その4でも言ってますが、足回りのセッティングが只今の課題でございます。
まず、ブレーキの効きを改善するため、ブレーキパッドをPAGIDのままで行くか、ENDLESSでパッドを盛ってもらうかを検討中。今回外したパッドの台があるので、ENDLESSに渡して確認してります。可能であれば一度付けて走って効きを確かめます。
その上で、パッドの銘柄を確定します。
次にローターです。これは選択肢が少ないですね。先ずはC6コルベットのZR-1用のカーボンセラミックローターが使えると思われるので、apr Racingのお客さんでZR−1に乗ってる人がいるので何とか現物同士を並べて確認したいと思っております。なんせ純正のローターを正規に買うと4枚で300万を越えます。並行で買っても250万近くになるので論外です。コルベットのものが使えればアメリカから輸入ですね。金額はしらべてないけど多分相当安いはず。
もちろん、ローターが変わればパッドも再検討しなければなりませんが、コルベットのローターが使えればアメリカ製のパッドも適合するものが多くあるはずなので性能アップの可能性は広がりますね。ん〜先は長い。
で最後に、サスペンションのセッティングです。今年の春から機会を見つけてはサーキット走行のトレーニングをやっておりました。その際にプロドライバーに乗っていただくと必ず言われるのが、ブレーキが効かない。リアの挙動が安定しない。曲がらない。
そんな状況の中、効かないブレーキに関しては力ずくで踏むしかないので、これでもかというくらいに踏みます。ただ、ブレーキング中からリアがブレークして挙動がみだれるので、リアが暴れない程度に抑えて突っ込むしかない状況。
ブレーキバランスもあるんですが、それ以前にリアの路面に対する接地を良くする必要があるので、前後の車高とともにバネの調整ができるサスの導入が課題となりました。そのあたりもaprさんにお任せです。
今年の春の予定としては、TWSのホイールに換装した際、リアフェンダーの爪を折らないと干渉すると思われ、折るよりカットした方が安く済みそうだったので切る予定でおりました。しかし、TWSに換装後、サーキットを走っても干渉してないし、今後リアタイヤはキャンバーを付ける方向での調整になると思うので、干渉の心配はなくなったのでフェンダーを切る計画は現状消滅です。
【その6】 メタルブッシュへ換装
じつは今年の春に車の下回りを確認した際、樹脂パーツの劣化が目立って来ていることを確認していたので、ブッシュを純正からKSPエンジニアリング製のメタルブッシュに変更することを決めていました。5月には発注してあり7月には納品されておりました。
aprさんで足回りを煮詰めるときに換装する予定でしたが、色々細かいトラブルが続発し作業がのびのびでございます。現状では作業は未定ですね。サスペンションの件がはっきりしないと着手出来ない感じ。メタルブッシュも安い買い物ではなかったので、早く効果を実感したいのですがアライメントやら何やら2度手間も嫌なので我慢でございます。
ちなみにメタルブッシュの金額は¥378,000-でしたね。ん〜高い!工賃もそれなりなので中々の出費でございます。
ウチのF430に関してはこんなもんですかね。でも、車ネタで言うとまだ有るので、次回は試乗&体験弾ですかね。
車種はアベンタドールSV、ウラカン ペリフォルマンテ、メルセデスAMG PROJECT ONE!乗って触った車たち(^_^)v